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2024.01.05

憤り(いきどおり)の意味や使い方・例文・類語をまとめて解説

「憤り」という言葉は、ややかしこまったシーンで使われますが、「怒る」とはどんな違いがあるのでしょうか? なんとなく意味は知っていても、明確に使い分けができている人は少ないかもしれません。本記事では、「憤り」の意味と使い方について、例文を用いて解説します。

「憤り(いきどおり)」の意味とは?

「憤りを感じる」「憤りを覚える」などと聞いたことがあると思いますが、「憤り」という言葉の意味についてしっかりと理解しているでしょうか? 今回は「憤り」の意味と使い方について解説していきます。正しく覚えて、正しく使えるようになりましょう!

(c)Shutterstock.com

「憤り」の意味から解説していきます。

◆憤りの意味

「憤り」は、「いきどおり」と読みます。「いきどおること、立腹、憤慨」という意味。「憤り」とは「腹を立てること」を意味する言葉ですが、自分の中に湧き上がった「怒り」の感情自体を指します。腹を立てている気持ちに加え、「悲しみ嘆く」といった感情も込められるので、一層複雑な気持ちを表しています。納得ができない不満の気持ちから芽ばえるもので、気持ちがすっきりせず苦しむ感情です。

なにか、守られるべき常識を破られた場合などに、怒りを覚えることを「憤り」と表すことが多いでしょう。

◆「憤り」と「怒り」の違い

「憤り」の類語には「怒り」や「立腹」が当てはまります。ともに「怒ること」を表現する言葉で、侮辱や恥、不条理な対応などを受けた状況に、使用できます。たとえば、「やり場のな憤りを感じた」を言い換えて、「やり場のない怒りを感じた」と使うことができます。

「憤り」と「怒り」の違いがどこにあるかというと、感情の表現をしているかどうか、が判断の分かれ目です。「怒り」は、他者から見ても腹を立てていると分かる状態。「憤り」は、内なる感情であって、他者からの視線は関わりがない時に使うことが多いのです。つまり、「怒り」「憤り」の違いは「感情の表面化」にあるといえます。

「憤り」の使い方を例文でチェック

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「憤り」の使い方を例文でチェックしていきましょう。

「犯人が逮捕されないまま、のうのうと暮らしていることに憤りを感じる」

「憤り」のよくある使い方が「憤りを感じる」「憤りを覚える」です。「憤りを感じる」や「憤りを覚える」は腹立たしい不快な気持ちを感じる状況で使用できます。「○○を覚える」という表現は「自然と湧き上がる感情」を表すため、「腹立たしい」と思ったときに「憤りを覚える」を使いましょう。

「不誠実な対応に、憤りを隠せない」

「憤りを隠せない」という表現があります。「腹立たしいことを表現している様子」を意味しており、心の中に湧いた怒りの感情をあえて表現しようとする際に使われます。

「卑劣な手口に、驚きと憤りを禁じ得ない」

「憤りを禁じ得ない」も「憤り」の使う方法の1つです。「○○を禁じ得ない」という表現は、「湧いてくる感情が抑えられない様子」を表すため、抑制できないような強い感情を表現する状況で使用します。固い言い回しになるので、怒りをぶつけるような直接的な表現より、一歩引いた表現が必要なときに使います。

「憤り」の類語にはどのようなものがある?

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「憤り」の類語も合わせて覚えていきましょう。

「立腹」

「立腹」は、「りっぷく」と読みます。「腹をたてること。怒ること。腹立」という意味。たとえば、「マナー違反に、立腹した」という場合、マナーを守らない人を見て腹を立てた、という意味になります。

例文:「失礼な質問に立腹する」

「憤怒」

「憤怒」は、「ふんど」もしくは「ふんぬ」と読みます。一般的には「ふんど」と読まれますが、元来の使い方では「ふんぬ」と読みます。「ひどく怒ること」を表します。

「憤怒」は、「憤る」と「怒る」を組み合わせた熟語であり、「並々ならぬ怒り」を表現する時に使われます。したがって、「腹を立てる」といった表現より、非常に険しい「怒り」の表現を与えることが出来ます。一方で、「憤怒」はやや堅苦しい表現になり、文章中に使われることが一般的で、会話の中で表現されることは少ないです。

例文:「恐ろしげな憤怒の表情を見せた」

「憤慨」

「憤慨」は、「ふんがい」と読みます。「ひどく腹を立てること」を表します。怒りの表現でも、「憤慨」という言葉を用いる場合には、「とても怒っている」ということがいえます。

「憤慨されている」という表現は、目上の人がもつ、「怒り」を伝える時に重宝する表現です。また、「憤慨」は名詞として使う他、「憤慨する」のように、動詞としても使用することが出来ます。

例文:「政治家が公約を実現できなかったことに、憤慨している」

最後に

いかがでしたか? 「憤り」とは「腹を立てること」の強い表現です。「憤りを覚える」「憤りを隠せない」などの使い方をし、他者からは認識されない、内なる感情を表すことが多い言葉です。心の中に秘めた強い「怒り」の感情を表現したいときに「憤り」を用いるとよいでしょう。

メイン・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock

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