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LIFESTYLE

2024.12.03

今さら聞けない!「旧正月」の期間はいつ?|各国の過ごし方・日本のお祝いなどもまとめて紹介

正月が過ぎてニュースなどで見聞きする「春節」や「旧正月」はどんな行事? 本記事では「旧正月」の言葉の意味や期間、各国の過ごし方を解説。2024年の「旧正月」は旧暦の1月1日、新暦の1月29日です。

「旧正月」の期間はいつ? アジア諸国のみ制定されている?

赤い背景に牛のイラスト
(c)Shutterstock.com

お正月が終わってひと段落すると、ニュースで「春節」という言葉がよく流れますよね。「春節」は現在「旧正月」とほぼ同義であり、中国をはじめとする中華圏では一般的な行事といえます。

この「旧正月」「春節」を祝っているのは、中国やシンガポールなど東アジアが主で、国によっては数日間の祝日となっています。2024年の「旧正月」は旧暦の1月1日、新暦の1月29日です。

日本では「旧正月」を祝わない? なくなった経緯とは

コルク風の背景に白い吹き出し はてなマーク
(c)Shutterstock.com

そもそも旧正月とは旧暦の正月のことで、主に1月1日のこと。明治維新までは日本でも旧暦を使い、旧正月を祝っていました。その「旧正月」がなくなったのは、1872年11月9日、政府によって旧暦から新暦に切り替える布告がされたのがきっかけではないかと考えられています。

しかし、今もカレンダーによっては記載がある通り、新暦に切り替わったとしても旧暦は残っています。それにも関わらず、なぜ旧暦の正月自体がなくなったのかは、明確になっていないようです。

昭和中期までは旧暦の正月を祝っている地域もあったものの、日本では旧暦の正月は休日になりません。そのため、だんだん「普通の日」という認識が広がり、祝う習慣がなくなってしまったのではという見方もあります。

ただし、実は現在でも「旧正月」を祝っている地域は残っています。それは沖縄と、横浜・神戸・長崎などの中華街。多くの中華街では「旧正月」に合わせたイベントを盛大に行っています。「旧正月」に興味のある方は参加をしてみるのもよいでしょう。

世界各国の「旧正月」・お祝いや過ごし方は様々!

赤いポチ袋を授受している手元写真
(c)Shutterstock.com

日本ではなじみがうすいともいえる「旧正月」ですが、先述の通り国や地域によっては盛大に祝われています。世界ではどんなお祝いや過ごし方をしているのか、いくつかみていきましょう。

◆春節

「旧正月」と言えば、この「春節」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。日本では「しゅんせつ」と読みますが、中国では「チュンジェ」という発音をします。休み期間は、なんと10日前後もあるのだとか。

「春節」には、爆竹を鳴らしたり、先祖を祀って竜の舞いを踊ったりといった恒例があるようです。また、中国で縁起がいい色とされている赤色のものが、道路や建物、家のあちらこちらで飾られていますよ。

また、中国では日本のお年玉と同様に、目上の人から目下の人にお金を贈るという風習があります。このお金を贈る際も、めでたい色である赤い紙に包むことが一般的。

町中が楽しそうなこの「春節」ですが、実は縁起を担ぐために様々なタブーがあるといわれています。「春節の期間には、極力泣いてはいけない」や、「医者にかからないほうが良い」「掃除やゴミ出しをしてはいけない」、そして「グラスや陶磁器を割ってはいけない」などです。

これらは幸運を逃したり、金運、健康運が悪くなったりしないようにという縁起を担いでいるよう。「春節」の期間に中国へ旅行に行こうと考えている人は、タブーについても押さえておきましょう。

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◆ソルラル

「ソルラル」は、韓国の旧正月です。「ソルラル」では、「茶礼(チャレ)」という儀式を行います。「茶礼」は、身を清めて正装に身をまとい、祭壇に20種類以上の食べ物をお供えして先祖の霊を迎え入れる儀式です。なんだか、日本のお盆に少し似ていますね。

また、「ソルラル」では「茶礼」が終わり次第、韓国の雑煮である「トックク」を食べて、親族や近所の人たちに挨拶をします。親族への挨拶のために帰省をする人が多いため、交通機関が大混雑するそうです。

◆テト

ベトナムでは、「旧正月」のことを「テト」と呼びます。「テト」は、祝日が少ないベトナムにとって、数少ない長期休暇の取れる休みです。そのため、公的機関やお店は閉まっていることが多いようです。

また、「テト」の期間中、ベトナムの町は金と赤の飾りで彩られます。ベトナムの北部では桃の花、南部では黄色の梅の花が飾られるようです。また、熱帯植物が多く飾られる「フラワーロード」が開催されます。

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旧正月中に各国へ旅行する時に気をつけることは?

(c)Shutterstock.com

日本にはない「旧正月」を一度味わってみたい、と思った方もいるのではないでしょうか? 世界各国の「旧正月」の時期に旅行をする時には、必ず気をつけなければならないことがあります。「旧正月」の時期に各国へ旅行をするときは、日本のお正月を想像してください。各国の「旧正月」の紹介で軽く触れましたが、「旧正月」の時期は、多くのお店が閉まっている傾向にあります。

観光地のお店やファーストフード店なら開いていることもありますが、通常の旅行と同様に楽しもうとすると、どうしてもできないことが多いでしょう。また、こちらも日本の正月と同じように、公共機関は長期休暇の旅行を楽しむ人で混雑をしていたり、タクシーが特別料金で割高になっていたりすることもあります。

「旧正月」に各国へ旅行をしたい人は、あくまでも「普段と違った様子を楽しむもの」だと理解をした上で出かけるといいかもしれません。

最後に

(c)Shutterstock.com

世界各国の「旧正月」について紹介しました。「旧正月」は、今の日本ではほとんど祝われなくなってしまった行事ですが、東アジア圏ではかなり重要な祝日のひとつといえます。「旧正月」とは対照的に、新暦の正月は平日だという国もあるほど。

「旧正月」を手軽に味わいたいという方は、中華街のイベントに参加するのも一つの方法ですね。ぜひ一度は「旧正月」の雰囲気を感じてみてください。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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