親戚の子にいくら渡す? お年玉の年齢別相場は? 意外と知らない渡すときのマナーや由来を解説 | Oggi.jp
Oggi.jp

おしゃれもキャリアも。働く女性のWebメディア

line instagram TikTok X facebook search

フリーワードで検索

人気のキーワード

  1. トップ
  2. 働く
  3. マネー
  4. 親戚の子にいくら渡す? お年玉の年齢別相場は? 意外と知らない渡すときのマナーや由来を解説

WORK

2024.10.28

親戚の子にいくら渡す? お年玉の年齢別相場は? 意外と知らない渡すときのマナーや由来を解説

子どもの頃、お正月になると楽しみにしていたのが「お年玉」。大人になってあげる側になった今、渡すときのマナーや相場がわからない! と困ったことがありませんか? 本記事では、お年玉の年齢別の相場や渡すときのマナー・由来などを解説していきます。

お年玉はいつまでもらう? いつまで渡す?

子ども
(c)Adobe Stock

子どもの頃、お正月になると楽しみにしていたのがお年玉。お年玉は何歳から何歳まで渡すのか、明確な定義づけがあるわけではありません。お年玉をあげ始める年齢については、関係性にもよりますが、幼稚園でいう年長を迎える『5歳』くらいからの人が多いようです。ただし、自分の子どもや近しい間柄の子どもへは、赤ちゃんの頃からお年玉を用意する人も少なくありませんよね。

一方で、何歳までお年玉をあげるかについては、高校を卒業するまで、もしくは、20歳頃まで(成年年齢改正前の影響)が一般的なようです。上記の通り、お年玉をいつまであげるかは目安であり、あげる人やもらう人の考え方、お互いの関係性によって変わってくるものです。それぞれの家庭の考え方によって、お年玉へのスタンスはさまざまなので、大人同士で確認すると良いでしょう。

お年玉の年齢別相場|自分の子どもに渡す場合

まずは、自分の子どもに渡す場合のお年玉の相場を見ていきましょう。

未就学児(3歳〜6歳)の場合は、1,500円という家庭もあるようですが、小学校に入学すると硬貨でお年玉をあげる家庭はグンと減ります。

大学生になるとお年玉を渡さなくなる家庭と、社会人になっても結婚するまではお年玉を渡し続ける家庭の両方があるようです。

・0~2歳(乳幼児):なし

・3~6歳(未就学児):500〜1,500円程度

・小学1年生~3年生(低学年):2,000〜3,000円程度

・小学4年生~6年生(高学年):3,000〜5,000円程度

・中学生:5,000円程度

・高校生:10,000円程度

・大学生:10,000円程度(大学入学を機にお年玉を渡さなくなる場合も)

・社会人:10,000円程度(就職を機にお年玉を渡さなくなる場合も)

お年玉の年齢別相場|親せきの子どもに渡す場合

次に、親族の子どもに渡す場合のお年玉の相場を見ていきます。

乳幼児は、本人がお金の意味を理解していないので、金銭ではなくおもちゃや絵本などのプレゼントをお年玉代わりに渡してもよいでしょう。

また、下記の通り、金額はおおまかな年齢で区切ることが多く、未就学児から小学生になってもあまり相場が変わらないことが分かります。

また、大学生や社会人になったことが分岐点となり、お年玉を渡さなくなる場合もあるようです。

・0~2歳(乳幼児):お金でなくともよい(おもちゃや絵本など)

・3~6歳(未就学児):1,000〜3,000円程度

・小学1年生~3年生(低学年):3,000円程度

・小学4年生~6年生(高学年):3,000円程度

・中学生:5,000円程度

・高校生:5,000〜10,000円程度

・大学生:10,000円程度(大学入学を機にお年玉を渡さなくなる場合も)

・社会人:10,000円程度(就職を機にお年玉を渡さなくなる場合も)

お年玉の年齢別相場|知り合いの子どもに渡す場合

知人の子どもにお年玉を渡す場合も、親族の子どもと相場は似ています

0歳~小学校卒業までは3,000円程度、中学生・高校生は5,000円程度、大学生になると渡さなくなるということもあるようです。

家庭によって、あるいは地域によっても差があるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

「お年玉の額」で注意したいこと

お年玉
(c)Adobe Stock

親戚での集まりの際、遠い関係性の子どもがいる場合もあります。いとこや甥・姪という関係よりもさらに遠い子どもの場合、同じ学年の子どもには同一額にするなどの金額の基準を決めておくとよいでしょう。大人たちの間であらかじめ、金額やどこまでの関係性の子どもにお年玉を用意するかなどをすり合わせておくと、トラブルを避けることができます。

また、お正月は1年の始まりにあたるおめでたい行事といえます。「4(死)」や「9(苦)」といった、不吉なことを連想させる数字の金額は避けるようにしましょう。

お年玉をあげるときのマナー

お年玉
(c)Adobe Stock

お年玉をどのように渡せばいいのか、マナーについても確認していきましょう。

ポチ袋に入れて渡す

お年玉を渡すときのマナーのひとつが「ポチ袋に入れること」。ポチ袋の表に渡す相手の名前を書き、裏に自分の名前を書くのが一般的です。年始は、想定していなかった来客や知人に会う機会が多くなるので、ポチ袋を余分に用意しておくと安心でしょう。

きれいなお札や硬貨を渡す

お年玉として渡すお金は、きれいな状態のものを用意しておくのもマナーです。また、ポチ袋に入れる際にお札を折る場合は、肖像が内側に入るように左から右に三つ折りにします。硬貨は、製造年月が書いてある裏側を下にしてポチ袋に入れるのが正しいマナーとなります。

喪中の場合は「お年玉」と言わない

お年玉を包む相手に不幸があった場合、お年玉を渡してよいものか悩みますよね。お年玉として現金を包むなら「文具代」や「図書代」などと、名前を変えて渡すのがよいでしょう。また、華やかすぎるぽち袋も避けたほうが無難です。

無地の白封筒などに、名目代と子どもの名前、裏面に自分の名前を書きましょう。受け取った子どもやその家族が明るい気持ちになるような渡し方を心がけるとよいですね。

お年玉を渡す相手や平均人数・支出額は?

お年玉
(c)Adobe Stock

お年玉をあげる相手で多いのは誰なのでしょうか。また、お年玉をあげる平均人数や平均支出額もあわせてチェック。

お年玉を渡す相手

お年玉をあげる相手は、甥・姪、自分の子ども、孫が多いようです。周りに子どもが増えてきた場合は、大人たちの間で金額やどこまでの関係性の子どもにお年玉を用意するかなどを話し合っておきましょう。

お年玉を渡す平均人数

お年玉を渡す人数は平均で3〜4人といわれています。

お年玉の平均支出額

お年玉の平均支出額は25,000〜30,000円程度といわれています。お年玉は新札が好ましいので、年始には少し多めに新札を用意しておくとよいですね。

お年玉の由来は?

鏡餅
(c)Adobe Stock

現在は子どもたちがお正月にもらえるおこづかいであるお年玉。本来は「年玉」であり、語源は「年(歳)魂」、年神様から授かる魂生命力の象徴という意味があります。

年神様は、お正月になるとそれぞれの家にやってきて、その家の1年を守る神様といわれています。お正月にお餅と特別な料理を用意してお供えをし、年神様をお迎えする行事でした。

年神様は、「魂=玉=たま」すなわち「年の玉」を与えてくれると考えており、「年の玉=餅」を食すことで、霊力や活力を体内に取り込み、歳をとることができるとされていました。

室町時代には、新年の祝いに年玉として、硯、餅、筆、扇などを贈り合う習慣が生まれました。江戸時代になると、商家では奉公人へ年玉として、餅代わりに金銭が渡されるようになり、やがて正月には「お年玉」として、金銭を分け与える習慣が定着したとものと考えられています。

最後に

子どもたちにとっては、お正月最大の楽しみといえるお年玉。子ども同士、大人同士のトラブルがないようにスムーズなやりとりができるよう、事前の準備をしておきましょう。

使い道をわくわくしながら考える子どもの自主性を重んじながらも、適切なアドバイスを大人がきちんと行うといった形が望ましいですね。お金の使い道や管理方法について、親子で一緒に考える大切な機会ともいえます。

将来、お金を有効に使えるようになるには、経験を積むしかありません。子ども自身がお年玉を使って買い物をしてみて、物の価値やお金の使い方を学んでいくことが大切ですね。お金に対する計画性を高めていくことができるでしょう。

貯蓄する場合は、子ども名義の銀行口座を開設し、そこに貯めていくこともいいでしょう。子どもと一緒にお金を貯める仕組みを身に付けることができ、貯蓄の意識も高まります。生活していく上で必要なお金の管理について、子どもの頃から考える習慣を持つことは、より良い人生を歩むためにも大切なことです。

TOP画像/(c)Adobe Stock

あわせて読みたい

Today’s Access Ranking

ランキング

2024.11.21

編集部のおすすめ Recommended

Follow Us!

Oggiの公式SNSで最新情報をゲット!

メールマガジン登録はこちら

最新記事のお知らせ、イベント、読者企画、豪華プレゼントなどへの応募情報をお届けします。

Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
【消費税の価格表記について】 記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。

Feature

スマートフォンプレビュー

LINE公式アカウント 友だち募集中

働くすべての女性に向けて、
今すぐ役立つ「ファッション」「ビューティ」「ライフスタイル」
情報をお届けします。