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2021.12.11

初詣のお賽銭は願いが成就したお礼として納めるお金のこと。納める手順を解説

初詣のお賽銭は、願いが成就したお礼として納めるお金のことです。ほかにも身を清めるという意味もあります。この記事では、初詣に行うお賽銭について紹介します。縁起の良い金額や、避けるべき金額、納める手順などを参考に、正しい方法で参拝しましょう。

【目次】
お賽銭の意味や役割
お賽銭の金額に決まりはない
初詣でお賽銭を納める5つの手順
初詣でお賽銭を納める際の2つのポイント
初詣でお賽銭を納める方法を身に付けよう

お賽銭の意味や役割

(c)Shutterstock.com

お賽銭とは、願いが叶ったことのお礼として奉納するお金のことです。昔はお米や布などを納めていたものの、いつしかお金に変わりました。

またお賽銭は、神社やお寺の維持費や運用費に充てられます。建造物の修繕費用をはじめ、お守りやお札などの制作費にも使用されます。まずは、お賽銭の意味や役割をチェックしましょう。

お賽銭とは願い事が成就したお礼としてお金を納めること

お賽銭とは、願い事が叶ったお礼として神仏に奉納することです。お賽銭の「賽」には、神仏へのお礼参りという意味が込められています。

昔のお賽銭は、お米や布などを奉納していました。それがいつしかお金へと変化したといわれています。またお賽銭を納めることは、身を清めることにつながるともいわれています。一方、お寺に納めるお金は「お布施」と呼ばれ、自分の欲を捨てるという意味があります。

お賽銭は複数のお賽銭箱に入れなくてもいい

お賽銭は感謝の気持ちを伝えることが目的のため、複数のお賽銭箱に入れる必要はありません。もちろん、すべてに入れても問題はなく、心を込めて参拝することが重要です。

はじめに本殿を参拝して、その後に主祭神と縁の深い摂社(せっしゃ)やそのほかの末社(まっしゃ)にもお参りをしたい気持ちがあればお賽銭を行う、という気持ちでいいでしょう。

お賽銭は神社やお寺の運営費に充てられる

集まったお賽銭は、神社やお寺の運営費に充てられるのが一般的です。神社やお寺は古くから残る建築物も多く、定期的なメンテナンスを行う際の費用としてお賽銭が使用されます。

ほかにもお守りやお札などを制作する際にかかる費用や、巫女さんや神職の給与、神社やお寺を宣伝するための費用としても活用されます。施設を維持しながら守るために使われているのです。

お賽銭の金額に決まりはない

(c)Shutterstock.com

お賽銭の金額は定められていないため、自分の好きな金額を納めましょう。ただしお賽銭には縁起が良いとされる金額や、避けるべき金額があります。気になる人は、縁起を担いでお賽銭を入れるのもおすすめです。

また穴の開いた5円玉や50円玉は、見通しが良いといわれるためお賽銭に入れるといいでしょう。ここでは、お賽銭に縁起の良い金額と避けるべき金額の代表例を紹介します。

縁起の良い金額

お賽銭の金額で、縁起が良いとされているのは以下のとおりです。

・10円(5円玉2枚):重ね重ねご縁がありますように
・11円:いいご縁がありますように
・40円:末広がりにご縁がありますように
・105円:十分にご縁がありますように

お賽銭を入れる際は、5円玉を使用しなくても問題ありません。複数の硬貨を組み合わせて、縁起の良い金額になればいいでしょう。また21円や31円のように割り切れない数字でお賽銭をすると、夫婦円満や恋愛継続の意味を込められます。

避けるべき金額

反対に避けるべき金額は、以下のとおりです。

・33円:散々な1年になる
・65円:ろくなご縁がない
・75円:何のご縁もない
・85円:やっぱりご縁がない

お賽銭に使用する硬貨は、穴が開いた5円玉や50円玉がおすすめです。穴の開いた硬貨は「見通しが良い」と考えられるため、縁起が良いとされます。一方、10円は「縁が遠ざかる」、500円玉は「これ以上効果(硬貨)がない」といった意味とされており、避けるほうがいいでしょう。

初詣でお賽銭を納める5つの手順

(c)Shutterstock.com

神社は神様の領域であるため、敬意を払いながら参拝することが大切です。神社の玄関口でもある鳥居をくぐる前に一礼を行い、参道の端を歩いてお参りします。参拝する前に手や口を清めて、心を落ち着かせます。

ここからは、初詣でお賽銭を納める手順を5つに分けて紹介します。各ステップを参考に、正しくお賽銭を納めましょう。

1. 鳥居をくぐる前に一礼をする

鳥居の下をくぐる前に、まずは一礼をしましょう。鳥居には神社の内側と外側を分ける意味があり、鳥居から先は神様の場所とされています。そのため神社の玄関部分にあたる鳥居をくぐる前に一礼するのがマナーです。

目上の人の自宅を訪問するときのような気持ちで、お辞儀するといいでしょう。なお、神社を後にするときも、鳥居に一礼してから帰ります。

2. 参道は真ん中を歩かない

参道は真ん中ではなく、左右のどちらかに寄って歩きましょう。参道の真ん中は「正中(せいちゅう)」と呼ばれ、神様が通る場所だとされています。

そのため正中を横切る際は軽く頭を下げたり、神前に向いてお辞儀礼したりするのも参拝をするうえでのマナーといえるでしょう。神様に敬意を払いながら、お参りすることが大切です。

3. 手水舎で手や口を清める

神社でお参りをする際は、手水舎(てみずや、またはちょうずや)で手や口を清めましょう。手水舎は、心身を清める場所とされており、参拝する前に利用します。

1. 右手でひしゃくを持ち、左手を洗う
2. ひしゃくを左手に持ち替えて、右手を洗う
3. ひしゃくを再度右手で持ち、左手で水を受け、口をすすぐ
4. ひしゃくを立てて、持ち手を洗う
5. ひしゃくを元の位置に戻す

このとき、洗った水が元の場所に戻らないように注意が必要です。また水の状態によっては、口をすすがなくても問題ありません。多くの水を使用するのではなく、心静かに清めましょう。

4. 鈴を鳴らしてお賽銭を入れる

お賽銭箱の脇に立ち、上に鈴があれば鳴らしてお賽銭を入れましょう。鈴の音色によって参拝者をはらい清めるといった意味が込められています。

お賽銭を入れる際は、心を込めて行いましょう。お賽銭を投げることで穢れを払うといわれることもありますが、決して乱暴に扱っていいわけではありません。お賽銭は、ていねいに入れることが大切です。

5.「二礼二拍手一礼」でお参りを行う

お参りを行う際は、二礼二拍手一礼が基本です。

1. 姿勢を正して、深くお辞儀を2回行う
2. 胸の前で2回手を打つ
3. 両手を揃えて祈る
4. 最後に深いお辞儀を1回行う

手を打つ際は、右手を少し自分の体のほうに引き、手を合わせることがポイントです。祈る際は、両手を揃えて真剣に祈りましょう。神社によっては参拝方法が異なるケースもあるため、掲示されている場合はその方法にならうのが一般的です。

初詣でお賽銭を納める際の2つのポイント

(c)Shutterstock.com

初詣でお賽銭を納める際にお札を入れる場合は、お賽銭袋を利用しましょう。納めるお札は新札を準備しておくことも大切です。お賽銭袋がない場合は、のし袋も活用できます。

また近年のお賽銭は、電子マネーで支払える神社やお寺もあります。キャッシュレス化が進んだことにより、現金を持ち歩かない人が増えたのも理由の一つでしょう。ここでは、初詣でお賽銭を納める際のポイントを紹介します。

1. お札を入れる際はお賽銭袋を利用する

お賽銭でお札を納める際は、お賽銭袋を利用しましょう。お札は新札を用意し、折れないように優しくお賽銭袋に入れます。またお賽銭袋の表には「御初穂料」と書き、裏には住所と名前を記載します。

のし袋を利用する場合は、水引の上に御初穂料と書き、下に名前を記載すれば問題ありません。お賽銭箱が閉まっているときや、防犯上心配な場合は、社務所で預かってくれるので声をかけるといいでしょう。

2. 電子マネーで支払える神社やお寺もある

近年のお賽銭は、電子マネーで支払うことも可能です。お賽銭箱に張り付けられたQRコードを読み取り、お賽銭を納めます。現金を使用しない人が増えたことや、外国人観光客でも気軽にお賽銭できるように、電子マネーでの決済が導入されているようです。

電子マネーで決済すれば、今まで人の手で数えていたお賽銭の勘定作業を省けるため、人件費削減にもつながる可能性もあるでしょう。

初詣でお賽銭を納める方法を身に付けよう

(c)Shutterstock.com

お賽銭とは、願いが成就したお礼として納めるお金のことです。そのため神社やお寺を参拝するときは、感謝の気持ちを込めて行いましょう。

また初詣でお賽銭を納める場合は、マナーを守って正しく参拝することが大切です。鳥居を一歩くぐると神様の領域に入るため、敬意を払った行動を取りながらお参りを進めましょう。ただし神社やお寺によっては、独自の参拝方法を定めている場合もあるため、周囲の看板を確認しておくと安心です。

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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