幸先詣ってご存知ですか?
新型コロナウイルスの影響により、生活様式が変わってきています。今回もそんなライフスタイルの変化によって生まれた言葉「幸先詣」を紹介。
早速チェックしてみましょう。
幸先詣とは
幸先詣は「さいさきもうで」と読み、12月末の比較的混んでいない時期に参拝することをいいます。早いところでは、12月中旬より実施する神社もあるようです。
もともとは新型コロナウイルス感染症が拡がり、これまでの初詣参拝では混雑が避けられず、ソーシャルディスタンスを確保することが難しいとして、令和3年(2021年)の初詣において、福岡県神社庁役員会で対策が検討されたことが始まり。幸先詣という名で分散参拝を勧奨しました。
寺社によっては、新年の神符守札や縁起物等も年明けの参拝と同様に購入することができるよう対応したり、郵送に対応したりという取組もなされています。
幸先詣を実施する神社
ここからは、幸先詣を実施する神社を紹介します。
・北海道札幌市:北海道神宮
・岩手県盛岡市:盛岡八幡宮
・埼玉県さいたま市:氷川神社
・新潟県弥彦村:彌彦神社
・神奈川県寒川町:寒川神社
・愛知県豊川市:砥鹿神社
・岐阜県岐阜市:伊奈波神社
・兵庫県神戸市:湊川神社
・奈良県奈良市:春日大社
・徳島県鳴門市:大麻比古神社
・福岡県内の神社
・鹿児島県霧島市:霧島神宮
紹介したものは一部です。今後も増えていくはずなので、気になった方はお近くの神社HPをチェックしてみてください。
なぜ幸先詣というの?
もともと私たちには、お正月を迎える準備を12月末までに済ませ、幸先良く新年を迎えることを良しとする考え方がありますよね。
新型コロナウイルス感染症対策も踏まえ、その考え方を初詣にも応用したことから幸先詣と名づけられました。初詣を前年の年末に前倒しで行うことで、“新年の『幸(さち)』を『先(さき)』に戴き(いただき)ましょう”という意味が込められています。
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いかがでしたか? 幸先詣と聞くと古くからある参拝方法かと思いきや、コロナ禍から生まれた新しい参拝のあり方なんですね。2022年も残念ながら第8波到来がニュースが放送されています。密を避けるべく、幸先詣もうまく活用できるといいですね。
TOP画像/(c)Shutterstock.com
鶴田初芽
都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!
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