一富士、二鷹、三茄子、その続きは…?
新年を迎え、最初に眠った日の夜に見た夢をさす、初夢。そんな初夢に見ると良いとされている「一富士、二鷹、三茄子」に、まだ続きがあるってご存知ですか?
早速チェックしてみましょう。
続きは、「四扇、五煙草、六座頭」
「一富士、二鷹、三茄子」の続きは、「四扇、五煙草、六座頭」です。
それぞれの意味を見ていきます。
◆四扇
扇(おうぎ)は末広がりの形であるとして、縁起が良いとされています。
◆五煙草
煙草(たばこ)は煙が上にのぼるところから縁起物とされています。邪気を払う、出世の象徴ともいわれていたようです。
◆六座頭
座頭(ざとう)は髪の毛を剃った盲人のことを指し、毛が無いことから「怪我無い」、つまり家内安全を願う象徴と考えられていたんですよ。
「一富士、二鷹、三茄子」はなぜ縁起が良い?
ところでそもそもなぜ「一富士、二鷹、三茄子」は縁起が良いと考えられているのでしょう。
実は確実な説はなく、語源には諸説あります。一部紹介します。
・富士は「不死」「無事」、鷹は「高い」、茄子は事を「成す」という縁起の良い言葉に掛けているためという説
・天下を統一を果たした徳川家康が富士山・鷹狩り・初物の茄子を好んだからという説
・「一富士」と「四扇」は、どちらも末広がりであるため、子孫や商売の繁栄を表し、「二鷹」と「五煙草」は、上にあがっていくことから運気上昇を表し、「三茄子」と「六座頭」はどちらも毛がないことから、「怪我ない」は家内安全を表すからとする説
縁起を担いでいるものが多いですね!
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いかがでしたか? なかなか初夢に出てくるのは難しそうなラインナップですが、だからこそ縁起の良さが際立ちます。今年はどんな夢を見るのか楽しみですね。
TOP画像/(c)Shutterstock.com
鶴田初芽
都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!
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