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2023.10.18

年末詣とは年末にお参りして感謝を伝えること! 由来や参拝時のポイント、おすすめスポットなど

年末詣とは、12月の中旬あたりから大晦日までの間に神社や寺院を訪れてお参りすることです。「年籠もり(としごもり)」という行事に由来し、1年間の感謝や新年の抱負を神様や仏様に伝えるといった意味合いがあります。今回は年末詣が縁起がいい理由などを解説します。

年末詣とは年末に行うお参りのこと

(c)Shutterstock.com

年末詣とは年末に神社や寺院を訪れることで、主に12月中旬ごろから大晦日までの期間に行われます。普段から神社仏閣が好きな人はもちろん、新年に向けて運気を上げたい人にも、年末詣はおすすめしたいお参りです。

年末詣の由来は古来に伝わる「年籠り(としごもり)」で、初詣とは少々意味合いが異なるのが特徴。お参りの理想的な日にちは大晦日ですが、そのほかにもおすすめのタイミングがあります。

ここからは、年末詣の由来や初詣との違い、理想のお参りのタイミングなどを見ていきましょう。

由来は古来に伝わる「年籠り(としごもり)」

年末詣の由来は初詣と同じで、古来に伝わる年籠りという習慣から生まれました。年籠りとは、一家の主人が氏神様の元に籠り、大晦日の夜から元日の朝にかけて感謝と祈願をしながら過ごす、というもの。

いつしか年籠りは、12月31日の夜に行う「除夜詣」と、1月1日の朝に行う「元日詣」に分かれました。そこから大晦日に行う儀式が年末詣に、元日の朝に行う儀式が初詣に変化したとされています。

年末詣と初詣の違いはお参りの日にちなど

年末詣と初詣は、お参りの日にちや意味合いなどが異なります。年末詣は12月の中旬あたりから12月31日までにお参りするのが基本です。それに対し、初詣は三が日(1月1日〜3日)や松の内(1月1日〜7日または15日)に行います。

また、年末詣の目的は1年間の感謝や新年の抱負です。新年への祈願がメインである初詣と比べると、年末詣は神様や仏様に感謝するという意味合いが強いです。

初詣を年末にしても問題ない

年末詣として、初詣を年末に行っても問題はありません。年末詣は初詣と同じように、1年間の感謝に加えて新年のお願い事をしてもよいとされています。その場合、年が明けても年末詣のご利益は無効になりません。

年末詣と初詣のどちらかだけではなく、大晦日までに年末詣を行い、年が明けてから改めて初詣をするのもよいとされています。

年末詣でもおみくじを引ける

旧年中に行う年末詣でも、初詣と同じように新年を占うおみくじを引くことができます。そもそも、おみくじは日付に左右されるものではなく、いつ訪れても用意されているのが基本。

おみくじと同様に、お守りを買うタイミングも日付は関係ないため、年末詣でも購入できます。お守りの効果は、手のひらに載せて息を吹きかけた瞬間から発動するとされています。年末詣で購入したお守りは、年が明けてから上記の手順を試してみましょう。

年末詣の理想の日にちは大晦日

年末詣は大晦日に行うのが理想とされています。一般的に、大晦日には「年越しの大祓式(おおはらえしき)」という心身を清めるための神事が執り行われることが多め。

年越しの大祓式には1年間の締めくくりという意味もあることから、年末詣も同じ日に行うのがよいとされています。また、多くの神社では大晦日までに大掃除が終わっており、澄んだ空気の中でお参りができることも理想とされる理由の一つです。

12月14日〜31日の明るい時間帯もおすすめ

大晦日以外では、12月14日〜31日の明るい時間帯に行うのもよいとされています。年末詣は「煤払い(すすはらい)」のあとに行うのが基本で、一般的に煤払いが行われるのは「正月事始め(しょうがつことはじめ)」の12月13日です。

12月13日を過ぎれば煤払いを終えている神社が多いことから、年末詣に適しているのは12月14日〜12月31日とされています。

また、日の出ている間は境内に不浄なものが入り込まないといわれており、日が落ちる前の明るい時間帯にお参りをするのが推奨されています。

年末詣が縁起がいいとされる理由2つ

(c)Shutterstock.com

年末詣が縁起がいいとされるのは、以下2つのメリットがあることが理由です。

せっかく年末詣としてお参りをするなら、年末詣のご利益をきちんと知ったうえで行いましょう。ここでは、年末詣が縁起がいいとされる理由について解説します。

冬至の近くは神様や仏様のパワーが強くなる

年末詣が縁起がいいといわれるのは、12月22日頃の冬至の近くであることが関係しています。昔は冬至を季節の変わり目と定め、新年の始まりとする考え方がありました。

そこから、冬至は新たに物事を始めるのに適しており、神様や仏様のパワーが強くなる時期でもあるという考えが生まれました。年末詣を行うのはまさに冬至の近くであるため、神様や仏様から大きなご利益が得られるとされています。

きれいで人が少ないタイミングで参拝できる

年末詣のメリットは、敷地内がきれいなことと、人が少ないタイミングで参拝できることです。多くの神社や寺院にとって、年末は煤払いや大掃除などをして敷地内を整える時期。

境内の手入れが行き届いていると気持ちよく参拝できるだけでなく、神様や仏様の機嫌もよくなるといわれています。また、初詣と比べて年末詣は人が少なく、神様や仏様に自分の声を届けやすいのも縁起がいいとされる理由です。

年末詣をする際のポイント

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年末詣をする際は、守るべきポイントが3つあります。

上記は年末詣に限らず、神社や寺院を訪れる際のマナーでもあります。神様や仏様に対する礼儀として、正しい心構えを押さえておきましょう。ここでは、年末詣をする際のポイントについて解説します。

 1年間のお礼と新年の抱負を伝える

年末詣では、1年間のお礼と新年の抱負を伝えるのが基本です。ポイントとして、「お願いする」というスタンスではなく、神様や仏様に自分の目標を表明するような気持ちをもつことが大切。

表明した目標に向かって努力することを踏まえたうえで、目標に関連するお願い事を伝えます。例えば、仕事について努力すると表明した場合は、「大きな仕事を任せてもらえますように」といったことをお願いするといいでしょう。

他人の不幸や人任せなお願いは避ける

年末詣でお願い事をする際、他人の不幸や人任せなお願いは避けるのが無難です。他人の不幸を願うような言葉に対し、神様は聞く耳をもたないとされています。また、他力本願で人任せなお願い事もスルーされやすいといわれます。

ただし、病気の治癒や健康祈願のように、自分ではどうにもできないような内容であればお願いしても構いません。神様や仏様だからといってなんでもお願いしていいわけではなく、内容によっては聞いてもらえないことがあると覚えておきましょう。

お札やお守りを神社に納める

授かってから1年が経過したお札やお守りは、神社やお寺に納めるのがマナーです。お札やお守りをもらい受けた場所へ自ら出向いて返納し、供養をお願いしましょう。

もらい受けた場所とは違う神社や異なる宗派のお寺に返納するのは、神様に対して失礼に当たるとされています。ただし、場合によっては他所のお札やお守りの返納を受け付けている寺社もあるため、年末詣に出かける前に確認を取っておくのが無難です。

年末詣におすすめのスポット4つ

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どれも由緒が正しくご利益がある場所のため、1年の締めくくりである年末詣にも適しています。年明けの初詣では神社やお寺は混雑しやすいですが、年末詣なら混雑を避けて参拝できる可能性があります。

ここでは、年末詣におすすめのスポットについてご紹介します。

玉前神社

玉前神社(たまさきじんじゃ)は房総半島の九十九里に南端に位置する神社です。ご来光が神社の東から参道を通って鳥居を突き抜け、聖地を通過したのちに出雲大社へ通じるとされています。

縁結びや出産などのご利益があり、特に女性にとってのパワースポットとしても有名です。

【玉前神社の基本情報】
住所:千葉県長生郡一宮町一宮3048
電話番号:0475-42-2711
参拝時間:拝観自由、受付/9時〜15時30分、授与所/8時〜17時
駐車場:有

千葉神社

千葉神社は千葉市内にある神社で、北辰妙見尊星王(ほくしんみょうけんそんじょうおう)様(通称:妙見様)を祀っています。妙見様は人の運命を司るといわれており、金運上昇や恋愛成就、家内安全などさまざまなご利益があります。

「厄除開運」の御祈祷や「八方除(はっぽうよけ)」が有名で、特に「厄年祓(やくどしばらい)」のために訪れる人が多いです。

【千葉神社の基本情報】
住所:千葉県千葉市中央区院内1-16-1
電話番号:043-224-2211
参拝時間:午前6時〜午後6時
駐車場:無

伊勢神宮

伊勢神宮は三重県の伊勢市に位置し、約2,000年前から神社の最高位とされています。正式名称は「神宮」ですが、愛称の「お伊勢さん」と呼ばれることが多いです。

皇大神宮(内宮)と豊受大神宮(外宮)を中心として、別宮・摂社、末社の数は125にも上ります。一生に一度は行きたい神社として親しまれており、江戸時代には人口の5分の1もの人が訪れたといわれています。

【伊勢神宮の基本情報】
住所:三重県伊勢市宇治館町1<皇大神宮(内宮)>
電話番号:0596-24-1111
参拝時間:午前5時〜午後5時(※季節によって異なる)
駐車場:有

成田山新勝寺

千葉県成田市にある成田山新勝寺(なりたさんしんしょうじ)は、「成田のお不動さま」として多くの人に親しまれているお寺です。境内には国指定重要文化財が5つもあるほか、御護摩祈祷(おごまきとう)や写経などを体験できるのが特徴です。

主なご利益には、家内安全や健康祈願、厄除け・厄払いなどが挙げられます。

【成田山新勝寺の基本情報】
住所:千葉県成田市成田1
電話番号:0476-22-2111
参拝時間:終日開放
駐車場:有

年末は年末詣に出かけよう

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年末詣とは年末に参拝することを指し、1年間の感謝や新年の抱負を伝えるという意味合いがあります。古来に伝わる年籠りという習慣が変化し、現在の年末詣と初詣に分かれたといわれています。

年末詣が縁起がいいとされるのは、冬至付近であることや人が少ないことなどが理由です。神社やお寺を訪れる際のマナーを押さえて、今年の年末は年末詣に出かけてみてはいかが?

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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