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2023.08.13

「先日」とはどんな意味?いつからいつまでのこと? 例文・メール文例、英語も紹介

「先日」という言葉は、ビジネスシーンでよく使われますよね。しかし、どこからどこまでの範囲を「先日」と表すのかをご存知ですか? 本記事では、何となく使ってしまっている「先日」の意味と正しい使い方について解説していきます。

「先日」の意味は?

ビジネスシーンでは「先日」という言葉を使うことが多いと思います。しかし、どこからどこまでの範囲を「先日」と表すのでしょうか? まずは、「先日」の正しい意味を理解していきましょう。

打合せをする同僚
(c)Shutterstock.com

◆「先日」の意味

「先日(せんじつ)」は、「近い過去のある日、この間、過日」という意味。現在から近い過去のとある日に対して使いますが、明確にいつからいつまでの期間を指すかは決まっていません。

◆「先日」の範囲とは? いつからいつまでを指すか解説

「先日」は、明確にいつからいつまでの期間を表すかは決まっていません。一般的に、すぐその日がなんだったのかを思い出せる範囲、数日から数週間前、長くて1ヵ月程前を指して使います。「この間」と言い換えられる範囲で使うとわかりやすいです。

数ヵ月以上前の場合

数ヵ月以上前のことに対して「この間」というには、少し違和感がありますよね。だいぶ前の過去のある日に対しては、「先日」は使いません。「前月の出来事」であれば「先月」、「1年前」であれば「昨年」「前年度」などと使うようにしましょう。

1日前の場合

「先日」が使えるのは、おおよそ1ヶ月程前の日であることを説明しましたが、1日前を意味する「昨日」は「先日」に含まれません。「昨日」とはっきり分かっているのであれは、「先日」と曖昧に言う必要はありませんよね。

使い分けを解説

1日前は「昨日」それより前は「先日」、更に過去の日を指す際は「過日」と使い分けてください。また、ビジネスシーンで話す際は、「きのう」ではなく、丁寧な言い方である「さくじつ」を使うようにしましょう。

「先日」の使い方は? 例文でチェック

「先日」という表現は、実際にどのように使えばいいのでしょうか? 例文を用いて、メールでの使い方も解説していきます。

「つい先日、私も美術館に行ってきました」

「先日」の使い方として「つい先日」という言葉があります。「ほんの少し」という意味の「つい」を頭に付けた「つい先日」は、近い過去の日を指す言葉となります。ほんの数日前のことであれば、「つい先日」と言って良いでしょう。しかし、どこまでが近い過去なのかというのは個々の感覚によるため、考えて使う必要があります。

「先日の懇親会では、お世話になりありがとうございました」

ビジネスにおいて「先日」は口頭でもメール文でも用いられます。「先日」を使う場合は、先日の何を指しているのか詳細を付け加えるようにしましょう。

いきなり「先日はありがとうございました」という文章を送られても、近い過去の何に対し感謝しているのか相手に伝わらない可能性があります。「先日の○○では、お世話になりありがとうございました」と具体的に述べることで、相手に伝わりやすい丁寧な文章となります。

特にメールや手紙などの書き言葉は表情が見えないため、スムーズに話を進めるためにも、話し言葉以上に丁寧かつ具体的に表現するよう注意しましょう。

「先日は面倒なお願いをいたしまして大変恐縮いたしております」

過ぎた日の出来事についてお礼やお詫びを述べたい時、「先日は」は話を切り出すのに最適な表現と言えます。話題を変えるときや話し始めるようなタイミングで「先日」を使うことができますね。タイミングに関しては、日常会話、ビジネス会話という違いはなく、どちらも全く同じで問題ありません。

「先日」の類語にはどのようなものがある?

「先日」と同じように使える言葉も合わせて覚えて、会話のバリエーションを増やしていきましょう。

「過日」

「過日(かじつ)」は文字の通り「過ぎた日」のことです。「先日」と同様に過去の特定できない日を意味します。しかし、「過日」は「先日」とは違って、表現する過去の範囲が広いことが特徴です。

1ヵ月以上前、数年前、数十年前も「過日」という言葉で表されます。反対に2、3日前のことを表す時に使うと少し不自然であるため、その場合は先日を使うとよいでしょう。「過日」も改まった表現ですので、敬語として文章を書く場合にも使えます。

「先般」

「先般(せんぱん)」は、「先日」と同じように「この間」という意味が含まれています。また、いつからいつまでという範囲は定められていません。「先日」が「過去の日」を指す言葉であるのに対し「先般」は「過去の出来事」を指す言葉です。

例えば、「先日はお世話になりました」というと、お世話になったその日に重点が置かれることになります。「先般はお世話になりました」というと、お世話になった出来事に重点が置かれていることになります。

目上の相手などかしこまった言い回しをしたい際や、出来事に重点を置いて会話をしたい際は「先般」が適しているでしょう。

「この間」

「先日」と同じように、「この間」も何日前かは特定できないある日のことを意味する言葉です。「先日」と違う点は、「この間」は和語であるため、柔らかな印象を与えることができるところですね。ただし、ビジネスメールなどでは「先日」や「先般」などの漢語表現の方がしっくりきます。特に、言葉遣いに厳しい方にメールを送るときは注意が必要でしょう。また、会話のときに「こないだ」と崩さないように気をつけてください。

「先日」の英語表現とは?

ビジネスシーンで頻繁に使用する「先日」の英語表現についても、覚えておくと便利ですよ!

I sent the report the other day.

「the other day」が「先日」という意味になり、「先日、報告書を送りました」と訳すことができます。

I found an amazing painting a few days ago.

「数日前」という意味を指す「a few days ago」も、「先日」と同じ意味で使うことができます。「私は数日前素敵な水彩画を見つけた」という例文です。

It was not so long ago I started studying to get a qualification.

「a few days ago」と似たニュアンスで、「not so long ago」という表現もあります。「資格取得のための勉強を始めたのはそんなに遠い昔ではない」という意味になります。

先日に当たる言葉は「not long ago(以前、この間)」や「a few days ago(数日前に)」などもありますが、「the other day」が一番一般的です。

ただし、目上の方でかなりきちんとしたビジネスメールを送りたい場合は、具体的に○○曜日や○○日と付け加えた方が丁寧な印象となるでしょう。「the other day」は、会話でも話題を変えたり、話のきっかけを作るためにもよく使いますから、覚えておくと便利に活用できますよ。

最後に

パソコンを操作する女性
(c)Shutterstock.com

「先日」は、少し前の出来事についてお礼やお詫びを述べたい時、話題を変えたい時などにも使える便利な言葉ですね。会話でも文章でも使えまる言葉なので、正しい使い方を覚えておきましょう。

TOP画像/(c)Adobe Stock

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