【目次】
・プロポーズから入籍までの期間ってどれくらいが普通?
・プロポーズから入籍までの流れとは
・入籍までにやるべきことって?
プロポーズから入籍までの期間ってどれくらいが普通?
多くの人が半年以上
一般的にプロポーズされてから入籍するまでの期間は、半年以上の期間をかけるという人が多いようです。
あるデータによると、半年未満で入籍する人はほんの10数%だそう。
ただし、プロポーズから入籍までの期間に正解はありません。2人や家族の事情を考慮しながら、自分たちにベストなタイミングでするのが良いでしょう。
プロポーズから入籍までの流れとは
一般的な入籍までの手順
プロポーズから入籍までの一般的な手順は以下。
1. 両親への挨拶
2. 指輪の購入
3. 両家顔合わせ
4. 結婚式の準備
5. 入籍
6. 結婚式
入籍は結婚式の前に済ませるという人が大半なようです。記念日が多いと覚えられないということで、結婚式と入籍を同日に行う人もいるよう。式をあげない人も、入籍日は思い入れのある日付や、縁起がいいとされている日にする人が多いようです。
入籍までにやるべきことって?
夫婦のお金のルールを決めておく
いきなり現実な話ですが、お金のことは結婚前にしっかり話し合って決めておくことが大切。お互いの貯金や年収など、最初にうやむやにしてしまうと後でますます聞きづらくなってしまう可能性が。
書籍『ゼロからわかる お金のきほん』によると、夫婦の家計管理の方法は大きく分けて3パターン。
1. 共通口座
結婚と同時に口座をひとつにする方法。お互いに稼いだお金をひとつの口座にまとめ、そこから貯金したりお小遣いをもらったりします。その残りのお金で家計をやりくりする、という方法。
メリット
・家計管理がしやすい
・貯金が増えやすい
デメリット
・自由になるお金が少ない
・相手がお小遣い制を嫌がるかも……
2. 完全別口座
自分で稼いだお金を自分で管理して使う、独身時代と変わらないパターン。家賃は夫、食費は妻、など費目で分類することも。特定の貯蓄はしないでそれぞれの貯蓄額合計が、家庭の貯蓄となります。
メリット
・自由度が高くストレスが少ない
デメリット
・お互いの貯蓄が把握しにくい
・新しい費目に対応できないおそれがある
3. 一部共通口座
「共通口座」と「完全別口座」の折衷案。それぞれが稼いだお金から、夫が15万円、妻が10万円、など必要に応じた額をひとつの口座に入れて、家計や貯蓄を管理する方法。残りは自分のお小遣いに。
メリット
・どんな状況にも対応しやすい
デメリット
・共通口座の取引履歴を共有する工夫が必要
ちなみに「完全別口座」は、一見自由に使えるお金が多くて魅力的ですが、相手が貯蓄しているだろうと思ってお互いができていない夫婦が多いのも事実。注意が必要です。
結婚生活を成功させたいなら絶対! 誰にも聞けない夫婦間の【お金の問題】
家事分担を細かく決めておく
家事分担も結婚前に細かく決めておくことがおすすめ。恋愛アドバイザーのAsamiさん曰く、単純に生活費を折半にしていて共働きの夫婦はとくに、家事分担の不満をよく耳にするそう。
「気づいた方が」とか「早く帰った方が」など家事の分担をきちんと決めていないと、どうしてもどちらか一方に負担がかかります。これでは不満が溜まり、いつか我慢の限界が。
「そこで大切になってくるのが労働時間と収入です。二人のそれが全く一緒なんてことはほとんどないので、労働時間と収入のバランスを見て割合を決め、そこから家事の分担を細かく決めるのです。」(Asamiさん)
こういった日常の何気ないけれど重要な問題が、離婚に発展してしまう夫婦は多いもの。取り返しのつかない状況に陥らないよう、分担と割合はこまめに見直しましょう。
【結婚生活】結婚後の生活費を折半にするのは危険! 専門家がアドバイス
プレ妊活をはじめる
「まだ結婚もしていないのに妊活?」と思うかもしれませんが、妊活ははじめるのに早すぎるなんてことはないのです。結婚が決まったら、ぜひ一緒にパートナーと「プレ妊活」をはじめてみましょう!
医師の杉山力一先生に聞きました!
そもそもプレ妊活とは?
「プレ妊活」とは、将来赤ちゃんを産むためにおこなう準備のこと。本格的に妊活をはじめてからさまざまな問題に直面し、「もっと早くから気をつけておけばよかった…」と感じる人も少なくないそう。
まずは自分の体の状態を知り、今から生活習慣を見直していくことが大切なのだそうです。
1. セルフチェックで自分たちのからだを知る
まずは自宅でできることから!
「女性の場合、基礎体温の計測を習慣づけることがおすすめです。基礎体温の変化から、次の生理日や排卵日、ホルモンの状態など、妊活に欠かせない多くの情報を得ることができます。
基礎体温の周期をしっかり把握するためには、最低でも3ヶ月以上のデータが必要となるため、早い段階から基礎体温の計測を習慣にしておきましょう」(杉山先生)
男性の場合は、精子の状態を確認するのが良いそう。
「不妊の原因のおよそ3割が精子減少などの男性側のからだの問題であるということはご存知でしょうか? 妊活を始める前から、自分が赤ちゃんを授かりやすいからだであるかを知っておくことは男性の場合でも大切なことなのです。
病院で自分の精子を確認するのは少し勇気がいる… という方に向けて、自宅で精子の濃度や運動率を確認するキットも販売されています。このようなキットも活用して、ご自身のからだの状態を把握していきましょう」(杉山先生)
2. 医療機関で検査を受ける
もっと詳細に自分の体を知りたい、という人は、病院に行って検査を受けてみるのもGOOD。プレ妊活の検査としては、以下のような検査がおすすめ。
ブライダルチェック
妊活をはじめる上で知っておきたい、体の情報を調べる検査。治療の必要な疾患があった場合は、早期に対処できます。詳細な検査結果を知ることで、子供の人数や授かる時期などの計画やキャリアプランを具体的に立てるのにも役立ちます。
AMH検査
卵巣内にどれくらい卵子が残っているのかを知る検査。早い段階で閉経に至ってしまう早期閉経などの可能性も知ることが可能です。
風疹の予防接種
妊娠中に感染してしまうと、胎児に障害を引き起こす可能性が。予防接種後は2ヶ月間避妊が推奨されているので、早めに受診しましょう。
歯科検診
近年、歯周病が流産・早産のリスクを高めるということがわかってきたのはご存知でしょうか。サイトカインという物質が、血管を通って子宮に向かい、流産や早産を引き起こす可能性があるのだとか。妊娠すると、つわりや体調不良で継続的な通院が難しくなるので、口腔内の検査も早めに行いましょう。
3. 生活習慣を見直してみる
ついつい夜更かしをしてしまったり、外食中心の偏った食生活になったりしていませんか? 早寝早起きやバランスのとれた食事を心がけ、妊娠や出産に影響を及ぼす、アルコールやカフェインの量も徐々に調整していきましょう。
「喫煙も赤ちゃんに悪影響を及ぼす生活習慣のひとつです。タバコに含まれる物質は血行を悪くし、卵子の老化を早めるとも言われています。男性の場合も喫煙が精子の質を低下させたり、勃起不全を引き起こしたりする可能性があります。妊活に取り組む前から徐々に禁煙を始めることで、妊活におけるリスクを下げることができますよ」(杉山先生)
さらに杉山先生によれば、結婚式前のダイエットは要注意だそう。
「結婚が決まった花嫁さんのなかには結婚式に向けてダイエットを開始されるかたもいらっしゃいますが、痩せすぎは月経不順や無排卵の原因となったり、無理なダイエットはホルモンバランスの乱れに影響したりします。無理なダイエットは避けるようにしましょう」(杉山先生)
夫婦で妊娠や妊活についての意識を確認しておくことも大切です。子供がほしいか、ほしいならいつほしいのか、何人ほしいのか、など将来像をあらかじめ話し合っておくことで、同じ目線で妊活をはじめることができます。
「赤ちゃんが生まれてくるまでの具体的な道のりを全く知らなかった」という男性や、「パートナーからの理解が得られなくてつらかった」という女性がいるのも事実。妊娠・妊活に関する知識を共有しておくことも大切だと、杉山先生は言います。