【目次】
・結婚しない男のずるい心理と本音
・結婚のタイミングは女性が握っている
・彼氏に結婚を意識させる方法
結婚しない男のずるい心理と本音
もう少し自由でいたい
「結婚はちょっと、まだ考えられない」
なぜそんなことを言うのか? 男性の本音を聞きました。

「結婚したくないわけではないけれど、もう少し自由でいたい」(35歳・商社勤務)
結婚願望がないわけではないようですが、家族優先になる結婚にはまだ足を踏み入れられないよう。
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もっといい人がいるかもしれない
恋愛アクティビスト、ミキ オナリさんによれば、今付き合っている彼女をあれこれ品定めして悩む男性も多いのだとか。

ミキさん曰く、過去に付き合っていた年上の彼氏がのちに新しい彼女と結婚することが決まり、そのとき元カノとして「どんな気分なの?」と聞いてみたそう。
すると彼は、「高い買い物をする気分」と答えたのだとか。これ本当に買ってもいいのかな? と、何度も見返す感じだったのだそう。
「男の人にとって『結婚』って、清水の舞台から飛び降りるような、グズグズ迷ってしまうような大きな大きな決断なんですね。もちろんそれは女の人にとってもそうなんだけど、特に男性にとっては、リスクの方が大きいように思えてしまう感覚。その気持ち、わからないではない。だから男性はなかなか潔く結婚を決断できない。
『もっといいオンナがいるんじゃないか、もっと自分を愛してくれる女性がこれから現れるんじゃないか』そんな風に考え、いま付き合っている彼女を今更ながらあれこれ品定めしてウジウジ悩む人が多いのだ。」(ミキさん)
気持ちはわからないでもないですが、女性からしたらなんともずるい考えですね。
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「今は結婚できない」=遠回しに断るための文言
弁護士の堀井亜生先生曰く、「今は結婚できない」という言葉の意味は、男女の間で明確な認識の差があるのだそう。
「男性が『今は結婚できない』と言うと、女性は『将来は結婚できる』と言われた、つまり婚約が成立したと思いがちですが、男性からすると遠回しに断るための言い方です。彼が本当に将来結婚するつもりがあるなら、いつ頃、何ができたらなど、具体的な目安を言うものです」(堀井先生)
明確な目安がない限り、客観的に見ると婚約を否定する事情に該当するのだそう。
実際、婚約破棄の相談では次のような事例が多いそう。
「女性から来る婚約破棄の相談でも、婚約の証拠はありますかと聞くと、『今は結婚できない』と言われたメールなどを婚約の証拠ととらえているケースが多いです。一方、男性から相談を受けた際には、『今は結婚できない』というメールを婚約していないことの証拠として持ってこられることがよくあります。
このように、『今は結婚できない』という言葉に対しては、男女の間で明確な認識の差があります。男性は断ったつもりでも、女性は結婚と聞いた瞬間うれしくなってしまい、その時の相手の表情とか、親に会ってくれないという事実に意識が向かなくなってしまうのです」(堀井先生)
なるほど。「今は結婚できない」という言葉には、遠回しに結婚を断る男性の心理が隠れているのですね。
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結婚のタイミングは女性が握っている
決断するのは男性だけど決断させるのは女性

そもそも男性は、女性と違って「子孫を残したい」にはリミットがないので、結婚に対して消極的になりがち。生物学的に先に結婚を意識するのは女性かもしれません。
しかし、そのタイミングを男性に与えるのも女性。男性が結婚を決意するきっかけには、「ずっと一緒にいたいと感じた」「家庭をイメージできた」「自分への思いやりを感じた」「精神的に支えてもらえると思った」などさまざま。
このすべてに共通するのが、〝結婚に対してのメリットを相手にいかに感じてもらえているか〟。彼がなかなかプロポーズしてくれないとしたら、それは彼のマインドが決断に至っていないから。

もしライフスタイルに変化があっても、「結婚したい」「一生を共にしたい」と思う女性でなければ、男性は結婚という選択肢を選びません。
大事なのはそのタイミングを逃さないために準備を怠らないこと。ほんの少しのきっかけで結婚を決意することは割と多いもの。そのきっかけを掴むために、相手に選ばれる女性になっておくことが大切かもしれません。
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彼氏に結婚を意識させる方法
母親にならない
ライターの沢木 文さん曰く、以下の質問に5つ以上当てはまったら、お母さんでありながら恋人であるという「疑似母彼女」になっている可能性があると言います。

□ 掃除、洗濯など彼の身の回りの世話をしている
□ 結婚=胃袋をつかむことだと料理を頑張っている
□ 将来に保守的であり、彼の転職や独立を支持しない傾向がある
□ 彼のグチを聞いてあげていることが多い
□ 彼の面倒くさい部分、ダメなところを“かわいい”と思い込むようにしている
□ 彼が不機嫌になると、とたんに機嫌をとろうとする
□ 自分よりも彼の好みを優先することが多い
□ 彼に対して「自分は我慢している」ことを言動でアピールする
□ 彼の前ではなるべく笑顔でいるようにしている
□ 彼に「重い女」と言われないように、気持ちを押し殺している
もし彼の身の回りの世話をしているのに、彼が結婚に積極的でないのならば、あなたの結婚願望につけ込み、彼が甘えているだけかも。
支配・被支配の関係が固まってしまう前に、「恋人でありながらお母さん」という関係を見直すべきかもしれません。
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男性に結婚を決断させる言葉を言う

実際に結婚を決めた男性に聞きました。
「きっとあなたの20年後は、すっごく素敵な男の人だと思うな」
(難しい得意先の担当者とようやく気持ちが通い合い、仕事がうまく進んだ話をしていたら、彼女が何気なく言ったらしい)
「私は多分、あなたがたとえ何かの理由で罪を犯してもずっと味方でいると思う」
(男友達への彼の言動を見て、彼女が彼のその男気や正義感を褒めつつ言ったらしい)
「きっと子供にとって、あなたは理想のパパなのかも、って今思っちゃった」
(子供や人に優しい彼を見て彼女がさり気なく言ったらしい)
「あなたがかっこいいおじいさんになるのを見ていたいなー」
(おしゃれした彼を見て、彼女が褒めたついでにちらっと言ったらしい)

恋愛アクティビストのミキさん曰く、これにはどれも共通点があるという。
1. 一緒にいて楽しいときに、何気なく、軽やかに彼を褒めている。
2. 彼という存在をものすごく価値あるものだと認め、尊敬していることを示している。
3. つぶやくようにさりげなく、自分に言うように話している。
4. 結婚への意図があって言っているのではなく、無欲の言葉。
彼への深い愛情が伝わる褒め言葉かつ、重くなくプレッシャーを感じさせない言い方だそう。
こういう言葉をさりげなく言われることで、「こんなふうに深く自分を愛してくれる女性はもうなかなか現れないかもしれないな」「結婚してもいいかな」そんなふうに思うのかもしれませんね。
彼氏が結婚を決断するひと言って? 成功実例|幸せな人生を生きるための恋愛方法
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