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2023.11.30

「邁進」の意味や読み方は? 類語やビジネスシーン等での使い方もご紹介

「邁進します」という言葉をビジネスシーンの挨拶や、やりとりで聞いたことがある方も多いと思います。よく使われる言葉にもかかわらず、正しい意味で覚えていなかったり、読み方を間違えたりケースは少なくありません。本記事では、邁進の正しい意味や使い方を解説します。

邁進の意味や読み方とは

(c)Shutterstock.com

みなさんは「邁進」という言葉をご存知ですか? 耳にしたことはあっても、正しい意味や使い方までは知らない… という方も多いかもしれませんね。

「邁進」という言葉は、自分のやる気や前向きな姿勢を伝えられる便利な言葉です。使ったことがない… という方も心配いりません。この記事では、「邁進」の正しい意味や読み方、使い方まで詳しくご紹介します。

「邁進」は、「邁」という漢字に「萬」が含まれていることから「まんしん」と読み間違える方も多いですが、正しくは「まいしん」です。くれぐれも読み間違えには注意してくださいね。「邁進」とは、分かりやすく言うと「ひるむことなく突き進むこと」、「まっしぐらに進んでいくこと」。

さらに、「邁進」の漢字を1文字ずつ分けて解説していきましょう。「邁」は、「どんどん進んでいく」、「他を越して先へ出る」という意味の漢字。また、「進」は「進む」ですよね。

よって、この2つの文字が合わさった「邁進」は、「目標や目的に向かって、まっすぐ突き進むこと」を表しています。少し堅苦しい表現なので、日常会話ではなくビジネスシーンなどのフォーマルな場面で使われることが多い言葉です。

邁進と精進の違いと使い分け

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ビジネスシーンでのスピーチや自己紹介の挨拶などで「邁進します」の他に、「精進します」という表現を聞いたことはありませんか? とても似ているこの2つの言葉。実は、それぞれ違う意味を持っています。

「ひるむことなく突き進むこと」、「まっしぐらに進んでいくこと」を意味する「邁進」に対して、「精進」は「一つのことに精神を集中して一生懸命に努力すること」を意味しています。どちらもポジティブな姿勢で目標に向かう様子を表す言葉ですね。

しかし、「邁進」は「まっすぐ恐れずに突き進むこと」「精進」は「一つのことに集中し励むこと」と、それぞれの言葉の意味は異なります。ここで、「邁進」、「精進」のそれぞれの例文をご紹介しましょう。

【邁進の例文】

・「国民のために、日々邁進していくことを約束します」

・「彼が仕事に邁進している様子に、胸を打たれる」

【精進の例文】

・「今回のプロジェクトを成功させるために精進してまいります」

・「精進を怠ることなく、より一層の飛躍を目指します」

使い方や、使われる場面が似ているため、混同しやすいこの2つの言葉の意味。似てはいるものの、違う意味を持つ言葉です。意味の違いを理解し、きちんと使い分けられるようにしましょう。

また、この2つの言葉は「今後も『精進』するとともに、『邁進』してまいります」というように、一緒に使われることもあります。一緒に使うことで、より積極的な姿勢が伝わってきますね。知らなかったという方は、これを期に覚えておくと良いでしょう。

邁進の使い方や例文は? ビジネスシーンもチェック

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さて、「邁進」の正しい意味と読み方は分かっていただけましたか? 続いては「邁進」の正しい使い方を具体的な例文とともにご紹介します。

「今後も皆様のご期待に添えるよう、邁進いたします」

この例文は、よく使われる表現の一つですね。同じ意味であっても、「頑張ります」と伝えるより「邁進いたします」という表現を使うことで「ひたむきに頑張る」という謙虚さが伝わり、職場などのフォーマルな場面ではとても印象が良いですね。

「新しい部署では心機一転、邁進していく所存であります」

異動の前の送別会や新しい職場で挨拶をする際に使える例文です。「とにかく一生懸命頑張ります」という「やる気」を示したい! そんなときに「邁進」という言葉は大変重宝されます。また、「所存」というのは「思う・考える」の謙譲語です。自分の思いや考えを目上の人に伝えるときに使いますよ。

「彼女はどんなことがあっても、夢への道を邁進している」

上記の例文のように自分の「やる気」を示すときだけでなく、夢に向かって突き進み、ひたむきに頑張っている人の姿勢を表す際にも「邁進」という言葉を使うことが出来ます。「邁進」は、「熱意」や「意志の強さ」、また相手への「尊敬」も同時に示すことが出来る言葉です。

邁進を用いた四字熟語も知ろう

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「邁進」の正しい使い方は伝わったでしょうか。続いては「邁進」を用いた四字熟語をご紹介します。ぜひ、一緒に覚えて使ってみてくださいね。

◆勇往邁進(ゆうおうまいしん)

「勇往邁進」の意味は「恐れることなく目的に向かって勇んで前進すること」。「勇往」には、「勇ましく進んでいく」という意味があるので、「まっすぐに突き進む」という意味の「邁進」と合わせて、「勇ましく目的などに向かって突き進む」という意味になります。

仕事での目標や、夢に向かうときのモットーとして使われることが多いです。例えば、「勇往邁進する所存でございます」や、「勇往邁進する」、「勇往邁進の活躍」というように使います。

◆直往邁進(ちょくおうまいしん)

「直往邁進」の意味は、「わき目もふらず、まっすぐに進んでいくこと」。「直往」には、「まっすぐに行く・わき目もふらずに進む」という意味があるので、「直往邁進」は「迷うことなく一途に突き進む」ことを表現する際に使われます。

例えば、「どんなときも目標に向かって直往邁進してきた」というように、揺るぎない意志の強さと目標に向かって突き進む姿勢を示す四字熟語です。

邁進の類語にはどんなものがある?

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「邁進」の基本的な使い方から、「邁進」を用いた四字熟語まで、様々な使い方をご紹介しました。続いては「邁進」の類語には、どんな言葉があるのか一緒に見ていきましょう。

「突進」

「突進」とは「目標に向かってまっしぐらに突き進むこと」。人や物などを目がけて突進するような場面で使われることが多いですね。しかし、「目的を達する為に全力でぶつかる」といった意味で使うことも出来るんですよ。

「猛進」

「猛進」の意味は、「激しい勢いで突き進むこと」です。「猛進」という言葉を使った「猪突猛進(ちょとつもうしん)」という四字熟語もあります。「猪突猛進」は「目標に対して向こう見ずに突き進むこと」を意味し、イノシシの突進する様子をたとえた四字熟語です。

「驀進」

「驀進(ばくしん)」とは、「勢いよくまっすぐに突き進むこと」。「驀」には「まっしぐらに突き進む」という意味があります。少し堅苦しい表現なので、日常会話などで使われることは稀です。

最後に

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いかがでしたか、「邁進」という言葉の意味や読み方、また使い方について理解していただけましたでしょうか?

なかなか日常会話では使う頻度の少ない言葉ではありますが、ビジネスシーンや目上の方と話す際に自分の「やる気」や「熱意」を伝える際にはとても便利な言葉です。

また、フォーマルな場面で使われることが多い言葉であるため、意味や使い方を知らないと思わぬ恥をかいてしまう可能性があります。ですから、この記事でご紹介してきた「邁進」について頭の片隅にでも入れておいてくださいね。

日々を過ごす中で辛いこと、悲しいこと、色々なことがありますが、自分を信じて邁進して参りましょう。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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