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2021.06.30

大人なら正しく使いたい!「勇往邁進(ゆうおうまいしん)」の意味や使い方・類語についてご紹介

「勇往邁進」という四字熟語をご存知ですか? あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、目標に向かって、わきめもふらず勇ましく前進することを意味します。本記事では、「勇往邁進」の使い方や類義語、対義語などについて解説します。覚えておくと便利な言葉なので、ぜひ正しい意味や使い方の理解を深めてみてくださいね。

【目次】
「勇往邁進(ゆうおうまいしん)」の意味や語源とは?
「勇往邁進」をスローガンや座右の銘にする例も
「勇往邁進」の使い方を例文でチェック
「勇往邁進」の類語にはどのようなものがある?
「勇往邁進」の対義語にはどのようなものがある?
最後に

「勇往邁進」という四字熟語をご存知でしょうか? スピーチやスローガンなどにもよく使われますが、正しい意味や使い方をよく知らないでいると、「恥をかいてしまった…」なんてこともにもなりかねません。そこで、本記事では「勇往邁進」の意味や語源、使い方や類語などをご紹介していきます。

「勇往邁進(ゆうおうまいしん)」の意味や語源とは?

字からして、ポジティブな言葉であることが想像できますが、まずは正しい言葉の意味や語源をみていきましょう。

(c)Shutterstock.com

「勇往邁進」の意味

「勇往邁進」とは、「目標に向かって、わきめもふらず勇ましく前進すること」(小学館『デジタル大辞泉』より)を指します。

「勇往邁進」の語源

「勇往邁進」は、「勇往」と「邁進」の2つの言葉に分けることができます。「勇往」は、「勇み、前へ進むこと」。「勇」という文字は、「勇ましい」や「勢いよく」といった意味を持ち、「往」には「行く」や「進む」という意味があります。2つ合わせることで、勇ましく前へ進んでいることを表す言葉になりますよ。

そして「邁進」は、「臆することなく、突き進むこと」という意味。「邁」は「ゆく」「すぎる」「すすむ」という意味があり、「進」には「前にでる」や「すすめる」という意味がありますね。2つ合わせると、臆することなく、前にどんどん進むことを表す言葉になります。

「勇往邁進」をスローガンや座右の銘にする例も

(c)Shutterstock.com

本来、「勇往邁進」は、軍隊が敵に向かって行軍する際に使われていました。しかし現在では、「勇ましく前進する」というポジティブな意味からも、スローガンや座右の銘として多く使われています。

スローガンは、団体の理念や運動の目的を簡潔に表した標語のこと。スローガンに「勇往邁進」を用いると、「力を合わせて、果敢に前へ進もう」ということを組織の共通理念にすることができます。

座右の銘とは、自分を励ましたり戒めるために心にとどめてある言葉のこと。主に、四字熟語や歴史的人物、有名スポーツ選手などの名言から選ぶ人が多いですよね。明治時代に活躍した、三菱財閥の創始者、岩崎弥太郎の有名な言葉にも「勇往邁進」が使われています。

『大成百難に撓(たわ)まず、勇往邁進し、空想は敗事の源泉なり』。意味は、「一旦物事を始めたら、あらゆる困難にもくじけず、前に突き進んで成功しないといけない。あれこれと考えるのは失敗の元だ」ということを言っています。

「勇往邁進」の使い方を例文でチェック

「勇往邁進」は、主に自分に対して使う時は抱負や座右の銘を表す言葉。他人に対して使う時は、褒め言葉になります。では、実際どのように「勇往邁進」を使うのか、使い方を例文でチェックしていきましょう。

(c)Shutterstock.com

1:「何事にも勇往邁進して取り組む所存です」

「勇往邁進」は、履歴書の自己アピールでも使うことができます。「どんなことでも臆することなく、前向きに取り組んでいきます」という熱意を表したい時にピッタリ。四字熟語を自己アピールに使うと、短文でわかりやすく印象に残りやすいですよ。

2:「彼女らが優勝することができたのは、目標に勇往邁進した成果だ」

「勇往邁進」は、スポーツの場面でも多く使われる言葉。この場合、「優勝を目標に突き進んだ結果、優勝することができた」という意味。努力の末、結果を勝ち取った人に対して、賛辞をおくる時に使うことができますよ。

3:「本年も、目標を達成できるように勇往邁進いたします」

「勇往邁進」は、新年の挨拶や年賀状にも使われる四字熟語。「目標を達成できるように、突き進みます」という新年の抱負を表すことができます。

「勇住邁進」の類語にはどのようなものがある?

「勇ましく前進する」ということを表す言葉は、他にどのようなものがあるかみていきましょう。類語を知ることで、場面ごとに適切な言葉を選んで表現してください。

1:「直往邁進」

「直往邁進(ちょくおうまいしん)」は、「躊躇することなく、一直線に進んでいく」という意味。「直往」は、「まっすぐ進む」ということ。「邁進」は、「勇ましく前へ進む」という意味てす。

(例):目標に向かって直往邁進する。

2:「猪突猛進」

「猪突猛進(ちょとつもうしん)」は、「周囲の人のことや状況を考えずに、一つのことに向って猛烈な勢いで突き進むこと」(小学館『デジタル大辞泉』より)。

「猪突」は、「後先考えずに、まっすぐ進むこと」。「猛進」には、「荒々しい勢いで進む」という意味があります。「後先考えずに」というニュアンスを含むため、履歴書などで自身の長所を表す言葉としては注意が必要でしょう。

(例):彼は、猪突猛進タイプの人間だ。

3:「獅子奮迅」

「獅子奮迅(ししふんじん)」とは、「獅子が勇み立って暴れまわるように、激しい勢いで物事に取り組むこと」。「獅子」はライオンを表し、「奮迅」とは、「激しい勢いでふるいたつこと」を意味する言葉です。2つ合わせることで、「奮闘する」というニュアンスを表してます。

(例):彼は、負けられない試合で獅子奮迅の活躍をみせた。

「勇往邁進」の対義語にはどのようなものがある?

勇ましく前進するということと、反対の意味を持つ言葉をご紹介します。

1:「少心翼々(しょうしんよくよく)」

「気が小さく、いつもびくびくしているさま」「細かいことまでに気を配り、慎み深くするさま」(小学館『デジタル大辞泉』より)。または、「翼翼小心」と表すこともあります。

「小心」は、「気や度量が小さいこと」「臆病なさま」を表し、「翼々」は、「用心深く、慎重なこと」という意味。現在では、臆病者や小心者などと同じ意味で、ネガティブな表現として使われる言葉です。

2:「戦々恐々(せんせんきょうきょう)」

「戦々恐々」には、2つの意味が存在します。1つ目は「恐れて、びくびくとすること」。「戦」には「戦う」という意味の他に、「おそれおののく」や「震える」という意味があります。「おそるおそる」や「びくびくする」という意味の「恐々」と合わせて、恐れている様子を表す言葉になります。

2つ目は、「物事に対して腰を低くし、謙虚にしている様子」を表しますよ。

最後に

いかがでしたか? 「勇往邁進」は、様々なシーンで使える言葉です。就職活動など自分の情熱をアピールしたい時や、皆の気持ちを一つにしたい時などに役立つ言葉、「勇往邁進」という四字熟語のご紹介でした。正しい意味や使い方を理解しておくと、いざという時に便利ですよ。

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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