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覚えておきたいモテ用語! 合コン“さしすせそ”とは?

“さしすせそ”とは、さ行が頭文字となる言葉5つを集めて、傾向や特徴をまとめる『さしすせその法則』のこと。相手とのコミュニケーションを円滑に進める会話のテクニックや、言葉の選び方としても紹介される場合があります。
それぞれの言葉には意味があり、相手を快い気持ちにさせる言葉として、ビジネスなどでも使用されるフレーズといわれています。中でも合コンで使える“さしすせそ”は、すべて相手を褒める返しができる“褒め言葉さ行”になります。具体的にどんな言葉が並ぶのか、いっしょに見ていきましょう。
さ…「さすがですね!」
相手の意見を肯定し、その人にしかない良いところを褒める言葉として使われます。合コンの場では自慢話などが話題に上がることも多いので、違和感なくさまざまな場面で使える王道フレーズと言えます。
し…「知らなかった~!」
相手が話す内容について、驚きや関心を示せる言葉です。多くの知識を持っていたり、教養のある話ができる人がモテる、と思っている男性には特に響くはず。
す…「すご~い!」
まだ出会ったばかりなど、完全に打ち解けていない状況での会話をはじめとした、どんなシチュエーションでも対応可能かつ使いやすい言葉がこちら。褒めたり賞賛する気持ちを表せるので、男性の自尊心をくすぐることができるかも。
せ…「センスいいですね!」
おしゃれな服装の男性に会ったら、開口一番に使える言葉です。また、言葉選びのセンスの良さを褒める場合にも効果あり。ファッションや趣味に関してこだわりのある男性や、自分独自の考え方・価値観を持った男性に対して使うと「この子、わかってるな〜」と思ってもらえるでしょう。
そ…「そうですよね〜」/「そうなんですね~!」
相手の話に同意または返事をする相槌的な言葉ですが…話をしっかり聞いているという合図になり、使うと安心感を持ってもらえます。また、男性が自分の仕事観や生活スタイルについて「俺はこう考えるんだよね」などの考えを話してくれたときにも、会話がシリアスな方向に行きすぎない、適度な返し方として使えます。
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【新旧】合コン“さしすせそ”を比較してみる!
時代が変わり、バリバリと働く女性も増え、結婚しても共働きしたいという男性が増えてきていますよね。そんな世の中ですから、女性との出会いにおいて、教養や堅実さといった中身の部分を重視する男性も少なくないはず。
そうなると、いわば使い古されているともいえる、かわいがられることを目的にした“さしすせそ”からのアップデートが必要でしょう。コミュニケーションを潤滑にし、上手に関係を構築していくための“さしすせそ”にシフトしていくのです。ということで、イマドキ合コン“さしすせそ”について考えてみました。
「さすがですね!」は、「最高ですね!」
このように言い換えることで、インパクトが一気にアップ。ただ行動や考え方を褒めるのではなく、それによって彼自身の気持ちや気分をポジティブな方向に持っていくことができるので、話がさらに盛り上がるでしょう。
「知らなかった!」は「もっと知りたいです」「具体的に教えてください」
知らなかっただけで終わらせるのではなく、詳細を深掘りする言葉を付け加えてみましょう。その知識を自分も身につけたいという思いや、興味を引かれたという意思を伝えられ、教養のある女性だと感じてもらえるはず。
「すご〜い!」は「すばらしいですね!」「素敵ですね」
「すご~い!」は、よくあるお馴染みの言葉でもあり、ちょっと軽さやテキトーさを感じさせてしまうことも。そこで言い換えたいのが「すばらしいですね」「素敵ですね」という言葉。相手をリスペクトする気持ちを込めることができ、かつ品のよい響きなので、ハイスペックな男性にも心地よく刺さりそう。
「センスいいですね!」は「洗練された」
「センスがいい」という言葉は、少しありきたりな言葉です。おしゃれな男性を褒める場合には「『洗練された』コーディネートですよね」と言い換えることで、大人な会話にシフトすることができます。また、性格を褒める場合に「誠実ですね」という言葉を使うと、ちょっとお堅めな男性にも素直に喜んでもらえる可能性が。
「そうなんですね!」は「尊敬できます」
相槌としては使いやすい「そうなんですね」ですが、多用するとしつこいと思われることも。そこで使いたいのが、「尊敬できます」というフレーズ。「そういうところ『尊敬できます』」なんて、面と向かって言われることもなかなか少ないのでは。おそらく、心くすぐられる男性は多いでしょう。また、「落ち着きのある人だ」との印象を与えることもできます。
ビジネスの“さしすせそ”は?
冒頭でも少し触れたとおり“さしすせそ”言葉が使われるのは、何も恋愛だけに限りません。ビジネスでも活用できるため、営業トークなどに意識的に取り入れている人も少なくないのです。
先述の『新しい合コン“さしすせそ”』なら、今の時代にマッチしており、仕事上でもそのまま使うことができます。
基本中の基本ですが、上司や営業先の方の言葉に対しては「さすがですね!」と言うと好意的に受け取ってもらえるでしょう。さらに、相手を持ち上げるときだけでなく、仕事をお願いした人のプレゼンに対して「最高ですね!」と使ってみると、偉そうな態度にもならず安心して喜んでもらえます。
もし、難しい知識が求められる場面で知らないことに出合ったら、素直に「知りませんでした、不勉強ですみません。詳しく教えてもらえませんか?」と聞いてみてください。きっと誠実な人だと感じてもらえるはずです。
また、訪問先の会社では、社訓やミッションが掲げられているのを目にすることもありますよね。そんなときには、すかさず「素晴らしいですね!」と伝えてみるのも効果的。相手から「こんなところにまで目を向けてくれるのか」と感心されるかもしれませんよ。ベンチャー企業が訪問先だった場合は、これから目指しているビジョンを話してもらえるなど、思わぬ収穫につながるなんてこともありそう。
合コン“さしすせそ”。実際のところ男性はどう思っている?

女性からは欠かせないと思われている合コン“さしすせそ”ですが、実際に言われた男性の正直な感想も気になるところ…というわけでアンケートを実施し、その気持ちを教えてもらいました。
褒められてイヤな気はしない
自分の話に対して「さすが!」「すごい!」と褒めてもらえると、やっぱりうれしいという男性が多いよう。もっとたくさん話したい! と気分も乗ってくるでしょうから、自然と会話も弾みますよね。
「反応がいい女性はやっぱり一緒にいて楽しい」(不動産会社勤務・30歳)
「自分の話に楽しそうな反応を見せてくれるもっと驚かせたい、もっと喜ばせたいって気持ちになる」(メーカー勤務・30歳)
褒め上手を装うのはNG
相手のことを持ち上げたいばかりに合コンさしすせそを多用していると、相手にずっと話をさせる状況に陥ってしまうことも。具体的に質問してくれたり、意見を言ってくれたほうが、会話のキャッチボールができて実りのある合コンになるとのことでした。
「褒められたら気分はいい。でも、一方的に話すより質問をしてくれるほうが、知ろうとしてくれてるんだなとうれしくなる」(メーカー勤務・30歳)
「男性を褒めて共感ばかりして、自分の意見を言わない人は謎」(飲食系勤務・30歳)
「リアルに共感してくれたときだけ、肯定の返事をしてくれれば充分です」(インテリア関連会社勤務・28歳)
使いすぎには注意!
合コン“さしすせそ”は、どれも相手を持ち上げているものの、基本的には相槌を打っているだけ。そのため、新鮮味は感じられない言葉です。あまり使いすぎると「自分の意見はないのかな」と軽く見られてしまったり、わざとらしいと思われてしまうおそれも。そんなことになれば、あなたの魅力や良さが半減してしまいます。この言葉を使わないと! などと意識しすぎず、自分らしく接することも必要です。
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男性が使っている「合コンを成功させる秘訣」とは?

女性が合コンに対してさまざまな作戦を考えているのと同様に、男性も戦略を練っているもの。そこで、実際に男性が使っている「合コンを成功させる秘訣」を教えてもらいました。知っておけば、脈ありサインをキャッチできるかもしれませんので、抜かりなくチェックしておきましょう。
※アンケートは20〜39歳の日本全国の男性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数119名(未回答含む)。
しっかり会話する
たっぷり会話できたと思えると、お互いに満足感が得られますよね。そこで、相手の話を真剣に聞いたり、自分から積極的に話しかけるという人も。その準備として、趣味やホットな場所などの話題をいくつか考えておくこともあるよう。
「よく話を聞く」(30代・山形県)
「積極的に話す」(20代・千葉県)
「目を見て話す」(30代・愛知県)
「たくさん話して打ち解ける」(30代・熊本県)
「相手の趣味の話をしたり、とにかく質問をすること。興味がなくても質問をすることで相手から話を引き出して会話が盛り上がったり、逆に相手から聞いてもらえることも多い」(30代・長野県)
「地域や旅行先など、話題のきっかけになる情報を伝える」(30代・宮城県)
自分らしくいる
自分をよく見せようと変に取り繕うことはせず、自然体でいることを心がけるという人も。そうすることで自ずとリラックスでき、一緒にいると安心できる人だなと感じてもらえる可能性が高まる様子。たしかに、自分らしく偽りのない話し方ができる男性には、誠実な印象を持ちますもんね。
「臆さず自分のいいところを出すことを意識」(30代・滋賀県)
「素直でいること」(30代・神奈川県)
「自分に嘘をつかない」(20代・埼玉県)
気を利かせる
細かいところまで気が利く人は、やはりいい印象が残りやすいものです。相手の目線に立って物事を考えることができる点が、相手に「この人と付き合ったら幸せだろうな」という意識を与える場合もあるでしょう。また、仕事ができる男性は、多方面に気配りできる長所を持つことも多いため、そこをアピールしておきたいと考えるのは納得かも。
「気が利くところを見せる。積極的にいく」(30代・埼玉県)
「気を配る」(20代・東京都)
「自分がいかに“しごでき”かをアピールする」(30代・兵庫県)
経済力
大人のお付き合いにどうしても欠かすことのできない要素といえば、ある程度の経済力。仕立てのいいスーツを着て行ったり、持ち物に気を配ってアピールするのは、さりげないけれど確実に効果がある手法のよう。その上、合コン費用は僕らがで持つから大丈夫、なんて言われた日には大幅に好感度がアップしますよね。
「収入」(30代・三重県)
「身なりを清潔にし、安定した収入を得る」(30代・東京都)
合コン「さしすせそ」を効果的にするために避けたいNG行動

合コン“さしすせそ”をしっかり頭に叩き込んだところで、それをうまく使えなければ宝の持ち腐れに。そこで、マイナスに感じられてしまうNG行動を男性たちに聞きました。
気合の入ったメイクや服装
魅力的に見せようとするあまり、ついヘアメイクやファッションに力を入れすぎる人は少なくないですよね。しかし、突き抜けて華美な印象だと、「ちょっと違う」と思われてしまう可能性が高いようです。適度に華やかで、品のよさが感じられるおしゃれを目指すと間違いないかもしれませんね。
「目力を強調しすぎの人は、メイクやカラコンが取れたらどうなるんだ? と想像してしまう」(メーカー勤務・29歳)
「ネイル全般が好きではないが、やたら人工的な色の爪を見ると萎える」(人材関連会社勤務・28歳)
「 飾らない部分が見たいです」(通信関連会社勤務・26歳)
「季節に合わないノースリーブとか露出度の高い服だと、本命彼女としてはナシだなと思う」(医療関連会社勤務・33歳)
「高すぎるヒールは危なっかしいし、見栄っ張りなのかなと思ってしまう」(メーカー勤務・28歳)
かいがいしく世話をやく
合コンで必ずと言っていいほど1人はいるのが、サラダなど料理の取り分けや、みんなの飲み物の減り具合を気にして回る女性。とてもありがたくはあるのですが…男性から見ると、どうしてもわざとらしさや、必死でアピールしているように感じてしまうためNGとのこと。やるなら控えめにさりげなく、が効果大です。
「飲み会で、ほかの女性よりもせっせとサラダを取り分けたり、飲み物を頼んだりしている女性を見るたびに、プロっぽさを感じる。その必死な感じが僕はイヤです」(商社勤務・35歳)
「張り切って取り分けやグラスを下げるなどの作業をする女の子って、『私って気が利くでしょ?』と言いたげで、すごく苦手。ああいうのは、さりげなくやるから素敵なんであって、わざとらしくやっているのがミエミエだと『うーん…』って感じです」(IT関連・36歳)
初対面でのボディタッチ
出会って間もないのに肩や腕へボディタッチをしてくるのも、やめてほしいNG行動であるとの意見が。元々ボディタッチが多い女性もいますが、合コンでは意識して控えたほうがよさそう。また、酔ったふりをして体に触れるのも、肉食系だと思われて引かれてしまう要因に。
「初対面なのに、気安く肩とか腕に触れてくる女性って、なんなんですかね? プロっぽい感じがして、彼女候補にはしたくないかも」(金融・35歳)
「本人は“さりげなく”のつもりだろうけど、まだ出会ったばかりなのに身体に触れてくる女性が苦手。男慣れしていそうに見えるし、ガッついている感じがします」(マスコミ・34歳)
手慣れたLINE交換
会話が盛り上がった相手と解散するときに、どちらともなくLINE交換する? というような流れならば自然ですが…当然のように「はい、交換〜!」みたいなノリだと、合コン慣れしていると感じて冷めてしまう人が多い模様。いい印象を持たれていた場合、最後で台無しになってしまう残念な結果に。「LINE、交換しませんか?」くらいのニュアンスがいいのかも。
「慣れた様子でLINEの交換を言ってきたり、こっちがどうやって交換すればいいのかモタついてるときに、スマホをヒョイっと奪って、手際よくLINE交換されると『あー、男慣れしてるな』って思ってしまう」(団体職員・36歳)
「飲み会とかでそこまで話も盛り上がらなかったのに、LINE交換を申し出られると、プロっぽい感じがしてイヤです」(税理士・34歳)
タイプの人ばかりに集中する
すごく好み! と思う人を見つけると、ついその人ばかりにずっと質問をしてしまうなんて行動にも要注意。ほかの男性たちが置いてけぼりになってしまったり、みんなの会話を遮ってしまうことにもなりかねないので遠慮も大事です。本来なら概ね「好意を持ってくれてうれしい」と感じるはずの相手男性にとっても受け入れがたい行動で、逆に印象が下がってしまうよう。
「自分にばかり話しかけられると、ちょっと居心地悪くなる」(飲食系勤務・28歳)
相手の話をしっかり聞いてこそ、“さしすせそ”が活きる
合コン“さしすせそ”について、新旧含めさまざまな使い方を見てきました。ただ、いちばん大切なのは、身も蓋もない言い方になってしまいますが〝しっかりと相手の話を聞くこと〟。相手がまだ話している途中なのに、“さしすせそ”を強引に挟み込むと「ちゃんと聞いてくれているのかな?」と思われてしまいます。なので、相手の話をしっかり聞いた上で、上手に“さしすせそ”言葉を使うのが合コン成功率アップのポイントです。
また、ビジネスシーンでも使えるとお伝えしたように、“さしすせそ”言葉はふだんの生活でも役に立つもの。合コンはしないから関係ないと思わず頭の片隅に入れておくと、いいコミュニケーションにつながることもあるかもしれません。うまく活用して、ぜひ人との交流を広げていってくださいね。
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