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2020.07.27

「日和る」の正しい意味と使い方を解説! 類義語や英語表現も要チェック

日和るとは、「ひよる」と読み、多くの人が「ビビる」「怖気付く」といった意味で使っています。しかし、実際の意味を調べてみるとまた違った意味を持つことがわかります。本記事では、日和るの正しい意味や使い方、例文などを解説していきます。

【目次】
「日和る」の意味や語源は?
「日和る」の正しい使い方は? 例文をご紹介
「日和る」の類義語はどんなものがある?
「日和る」を英語でいうと
最後に

「日和る」の意味や語源は?

ネット上や普段の会話の中で「日和る」という言葉を使ったり聞いたりした経験はありませんか? 若い人たちが使う場合、「こんなことで日和るなんて情けないなあ」というように、多くが「ビビる」、「怖気づく」というような意味で使っているかもしれません。

でも、実は本来の意味・使い方とは異なるのです。「日和る」という言葉を正しく使うために、意味、語源、使い方から類義語、英語表現まで解説していきます。正しい「日和る」の使い方をマスターしていきましょう。

◆意味の解説

(c)Shutterstock.com

「日和る」を辞書で調べると「日和見をする。また一般に、積極的にかかわらないで傍観する。」と書かれています。さらに詳しく“日和見”を調べると「1. 有利なほうにつこうと、形勢をうかがうこと。2. 空模様を見ること。また、その役の人。」と書かれています(『デジタル大辞泉』<小学館>より)。

つまり、「形勢をうかがって有利な方、力のある方につこうとすること」もしくは「積極的に関わることなく傍観すること」を指します。この段階で、「ビビる」、「怖気づく」といった意味とは乖離があることがわかりますね。

◆語源の解説

「日和る」は名詞である「日和見」を動詞にしたものです。

元々「日和見」とは天気の状況をうかがうことであり、江戸時代には各地の港近くには、小高い丘に日和見を行う場所があったそうです。

そこには十二支の方角石が置かれており、風の向き、雲の動き、潮の速さなどをおしはかり、航海する船のコースを検討することを「日和見」と言いました。この「日和見」という名詞を動詞の「日和る」に変化させたのが語源になります。

また、1960-70年代の学生運動では、「日和見」という言葉がしばしば使われていました。当時は主義主張を持った学生たちが言論や武力で衝突していましたが、その中において第三者的な立場にとどまることを「日和る」と表現していたようです。

「日和る」の正しい使い方は? 例文をご紹介

(c)Shutterstock.com

1:「彼には自分の意見がないので、常に日和った態度をとっている」

常に状況をうかがって、有利な方、強い方につこうとする人がよくいますよね。まさしくそういう状況を指します。自分の意見や主張などというものはなく、ただ強い方の味方になろうとします。

他にも「つい日和ってしまったせいで、自分の意にそわないことをする羽目になっている」、「主張したい意見もあったが、大勢に日和ってしまった」などというように使うことができますね。

2:「日和ってばかりいないで、自分の考えを発言しよう」

こちらは、積極的に関わることなく傍観するという意味で使っています。他にも「課長の怒りが収まるまで日和る」、「考えがまとまるまで日和っていよう」などというように使うことができますね。

3:「日和ったら負けだと思って、最後まで自分の意思を貫き通した」

こちらは[1]の例文とは反対に、有利な方、強い方につこうとはせず、自分の意見を通しています。他にも「日和ったら負けだと言わんばかりの態度だ」、「意見を曲げようとしている仲間に“日和ったら負けだぞ”と声をかけた」などというように使うことができます。

「日和る」の類義語はどんなものがある?

(c)Shutterstock.com

1:「長いものには巻かれよ」

強大な勢力や強い権力のある者には、逆らわないほうが得、敵対せずにしたがっておいた方がいい、といった処世術を表す言い回しです。

「日和る」の「形勢をうかがって有利な方、力のある方につこうとすること」と共通していますね。「“長いものには巻かれよ”というがそれではいつまで経っても何も変わらない」などというように使います。

2:「勝馬に乗る」

こちらも有利な方についたり、勝った方に味方して便乗することを意味します。勝負事に勝った人、事業などで成功した者、力のある人について恩恵を受けることを指します。

こちらも[1]と同じく、「日和る」の「形勢をうかがって有利な方、力のある方につこうとすること」と共通しています。「勝負の行方が8割方見えたので、彼に味方して勝馬に乗ることにした」などというように使います。

3:「様子見」

こちらは、事の成り行きを見守ることを意味します。行動を起こさず、静かに観察するという意味では「静観する」という言葉も同様の意味を有していますね。

「日和る」の「積極的に関わることなく傍観すること」と共通しています。「相場の先行きが不明瞭なので、投資家たちは様子見をしている」、「事態がもう少し落ち着くまで静観しよう」などというように使います。

「日和る」を英語でいうと

(c)Shutterstock.com

「日和る」は日本語独特の英語の変換は容易ではありませんが、近いものとして下記のような言い回しがあります。

1:「sit on the fence」

直訳すると「フェンスの上に座っている」となり、意味が通じませんが、こちらの口語表現を意訳すると、「どっちつかずの状態」を表しています。また自分を主語にした場合は、「決めかねている」という意味になります。

He sits on the fence all the time.(彼はいつもはっきりしない)などというように使います。

2:「wait and see」

「成り行きを見守る」という意味だとwait and seeが当てはまります。

I’ll wait and see a little more.(もう少し様子を見ようと思う)などというように使います。

3:「opportunism」

こちらは「日和見主義」の英訳となります。

That’s opportunism pure and simple.(まったくのご都合主義だ)などというように使います。

最後に

いかがでしたか?「日和る」の正しい意味と使い方についてマスターできたでしょうか? 若者の間で使われている意味は「ビビる」だったり「怖気づく」だったりしましたが、特にビジネスの場では、正しい意味を踏まえて使えるといいですね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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