【目次】
・朝のみそ汁で得られる嬉しいこと
・みそ汁でできる「プチ断食」のやり方
・注目の「長生きみそ汁」はいいことづくめ!
・ダイエットにおすすめのみそ汁の具材
朝のみそ汁で得られる嬉しいこと
腸活に欠かせないのは朝食です
腸は、朝食で目が覚めます。ですが、どうしても時間がない場合はみそ汁だけでもOK! 野菜たっぷりの温かい汁物は、必要な食物繊維や栄養も補給でき、そのうえ“腸温活”にもなるのです。
人間の腸に存在する菌は、数百種類以上&100兆個以上と言われています。その内訳は、善玉菌・悪玉菌で3割、あとの7割は日和見菌。
日和見菌は、善玉or悪玉の“菌が優勢な方”を助けてくれるので、日和見菌を味方につけて腸内環境を善玉菌優勢にしておくことが大切です。そのために積極的に摂りたいのが、みそなどの発酵食品や、きのこなどに含まれる食物繊維なのです!
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基礎代謝を上げる大作戦!
朝食は、抜くよりも「1杯のみそ汁」がおすすめ。大豆の持つ良質なたんぱく質や脂質・糖分などの栄養素を取り入れて、代謝アップをはかりましょう。野菜やキノコを入れれば、ビタミンや食物繊維までも手軽に摂取できます。
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みそ汁でできる「プチ断食」のやり方
プチ断食は2日だけだから土日でもOK
▲生花(SEIKA)さん著:『あなたが「やってはいけない」ダイエット』
■プチ断食とは?
週末など2日間の期間限定で、胃腸を休ませるダイエットです。「現代人は食べすぎだ」という認識のもと、酷使している胃腸を休ませることが目的。1日の食事を、消化に負担がかからない具なしみそ汁やジュースなどに置き換えます。
食物の消化吸収には大きなエネルギーが必要。消化している間はほかの臓器をメンテナンスする余裕がなくなってしまいます。すると排泄が滞り、脂肪や便などが体内に長く留まるようになって、ため込みやすい体となってしまうのです。
プチ断食(ファスティング)することでデトックス効果だけでなく、自己治療力の回復・免疫力アップ・気持ちが前向きになるなどの嬉しい効果も期待できます◎
プチ断食で気をつけるべきこと
■プチ断食中のおすすめ
プチ断食中は代謝が良くなっています。家でじっとしているより、散歩やスポーツなど積極的に体を動かすことでデトックス効果が高まります。
■プチ断食明けの回復食は徐々に固形物を
プチ断食明けは胃腸に負担をかけないように気をつけます。最初はおもゆ、おかゆから始めて、徐々に胃腸を固形物に慣れさせていきましょう。消化しやすいようにしっかり噛んで、時間をかけて食べるのも大切なポイントです。
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注目の「長生きみそ汁」はいいことづくめ!
医者考案「長生きみそ汁」とは?
▲小林弘幸著:『医者が考案した「長生きみそ汁」』
■「長生きみそ汁」ってどうしておすすめなの?
1. 臓器をコントロールする大切な自律神経。バランスを整えることで、過敏性腸症候群・アレルギー性鼻炎・気管支炎・関節リウマチ・便秘・ストレスなどの予防や改善が期待できます。
2. みそに含まれる乳酸菌は、腸を整えてくれる善玉菌。腸のコンディションが整うと、ストレス・不眠・肌荒れ・冷え性・花粉症・大腸ガンリスクの軽減・便秘などの予防や改善が期待できます。
3. 玉ねぎに含まれるケルセチンは、血管を丈夫にしなやかにして、血栓を溶かす物質と同じ働きをします。血管が強くなり血液がサラサラになれば、脳梗塞などの脳血管疾患・心筋梗塞・不整脈などの各種心疾患・動脈硬化・エコノミークラス症候群などの予防や改善が期待できます。
4. みそに含まれるビタミンB12やりんご酢に含まれるクエン酸などには、高い疲労回復効果があると言われています。慢性疲労を改善することができれば、思考力・集中力の低下や免疫力低下などの改善も期待できます。
5. りんご酢に含まれるリンゴポリフェノールは、ポリフェノールのなかでも群を抜いて強い抗酸化作用があるとされています。抗酸化力を高め、生活習慣病に起因する数々を予防できれば、糖尿病・高血圧・脂質異常症・脳梗塞・心筋梗塞・循環器疾患のリスク回避・免疫機能の低下・ホルモンバランスの乱れなどの予防や改善が期待できます。
6. 「長生きみそ汁」の素材には、老化のスピードを緩やかにする抗酸化力がたっぷり。老化のスピードが緩やかになることで、糖尿病・動脈硬化・肝疾患・思考力の低下・疲労感・倦怠感・シミ・シワ・白髪・抜け毛などの予防や改善が期待できます。
7. みそに含まれる必須アミノ酸やビタミン群は、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌を促してくれます。セロトニンの不足を防ぐことで、うつ病・睡眠障害・パニック障害・強迫性障害などの予防や改善が期待できます。
長生きみそ汁の作り方
■材料
赤みそ… 80g/白みそ… 80g/玉ねぎ… 150g(約1個)/りんご酢… 大さじ1
■作り方
1. バラバラになるのを防ぐため玉ねぎの根は残したまま、ボウルなどに玉ねぎをすりおろします。事前に冷蔵庫で冷やしておき、ゆっくりすりおろすと、目が痛くなるのを抑えられます。
2.[1]に赤みそ・白みそ・りんご酢を加え、泡だて器で混ぜ合わせます。固く混ざりにくかったみそが、玉ねぎの水分のおかげで、すぐにスムーズに全体が混ざり合うようになります。
3. スプーンで製氷器に分け入れ、冷凍庫で凍らせます。2〜3時間凍らせれば「長生きみそ玉」の完成! 氷のようなカチカチの状態ではなく、かためのシャーベットくらいに。フォークでさせるので簡単に取り出せます。
■飲み方
器に湯150mlを注いで「長生きみそ玉」を溶かすだけ。さらに野菜などの具材を追加すれば、食物繊維などの成分も摂取できます。
医者が考案! 健康効果絶大の「長生きみそ汁」の作り方とは…?
ダイエットにおすすめのみそ汁の具材
食事に必ず入れてたら体重が減ってきました
■Oggi読者に聞いた、ダイエットにおすすめの食材
生姜をたくさんとって代謝UPをはかります! 夕食のみそ汁に入れるなど食事の際に必ず摂り入れるようにした結果、体重が減ってきたそう。毎朝飲む野菜ジュースにも入れているようです。
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みそとの組み合わせで最強なのは?
■世界でも健康食品として注目を浴びている「大豆」
「豆の王様」とか「畑の肉」と呼ばれている大豆は、豆類の中でもタンパク質の含有量が最も多く、体内で合成できない必須アミノ酸がバランス良く含まれています。豆をそのまま煮たものよりも、豆腐や納豆・みそなどの加工された大豆製品のほうが、体への吸収率が高まるのでおすすめ。
■ダイエット食といえば「きのこ」
成分の90%が水分で食物繊維が多いきのこは、炭水化物(糖質)と脂質が少ないのが特徴です。そのため、きのこは種類を問わず、カロリーが100gで20kcal前後と非常に低カロリー。具だくさんみそ汁に使いたい食材ですね。
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■漢方の生薬「ハトムギ」
ハトムギは漢方の生薬で別名「ヨクイニン」と呼ばれています。「ヨクイニン」はハトムギの皮を除いた種子の部分。身体の内側から働きかけて肌の水分代謝を促進し、余分な老廃物の排出をスムーズにする効果があると言われています。ターンオーバーの手助けをしてくれる、美肌にとっても嬉しい生薬です。
■ハトムギの食べ方
▲鍋に水を入れて、ひと晩寝かします
▲全体に水を吸ってふっくらした状態。味はほとんどありません
▲小分けにして冷凍。必要な時に必要な分だけ解凍しています
あとは、みそ汁や野菜スープに入れたり、サラダにトッピングするのも大好き。ハトムギ自体の味はほぼないので、基本的に何にでも合いますよ。