医者が考案した「長生きみそ汁」って?
世の中には、健康によいと言われる食べ物であふれていますよね。結局のところ、何を食べれば病気や不調の予防につながるのか、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
「『長生きみそ汁』こそ、最強」そう語るのは、自律神経研究の第一人者で日本初の便秘外来を立ち上げた腸のスペシャリスト、小林弘幸教授。
そこで今回は、小林教授が考案した「長生きみそ汁」の効能や作り方などについてご紹介します。
いいこと尽くめ! 「長生きみそ汁」の健康効果とは?
■1:自律神経のバランスが改善!
自律神経は、臓器をコントロールする大切な神経です。バランスが整えば、過敏性腸症候群、アレルギー性鼻炎、気管支炎、関節リウマチ、便秘、ストレスなどの予防・改善が期待されます。
■2:腸内環境が整う!
みそに含まれる乳酸菌は、腸を整えてくれる善玉菌です。腸のコンディションが整うと、ストレス、不眠、肌荒れ、冷え性、花粉症、大腸ガンリスクの軽減、便秘などの予防・改善が期待されます。
■3:血液がサラサラになる!
玉ねぎに含まれるケルセチンは、血管を丈夫にしなやかにし、血栓を溶かす物質と同じ働きをします。血管が強くなり血液がサラサラになれば、脳梗塞などの脳血管疾患、心筋梗塞、不整脈などの各種心疾患、動脈硬化、エコノミークラス症候群などの予防・改善が期待されます。
■4:慢性疲労が改善する!
みそに含まれるビタミンB12、りんご酢に含まれるクエン酸などには、高い疲労回復効果があります。慢性疲労を改善することができれば、思考力・集中力の低下、免疫力の低下なども、改善されていきます。
■5:生活習慣病が改善!
りんご酢に含まれるリンゴポリフェノールは、ポリフェノールのなかでも群を抜いて強い抗酸化作用があり、注目を集めています。抗酸化力を高め、日々の悪しき生活習慣に起因する症状の数々を予防できれば、糖尿病、高血圧、脂質異常症、脳梗塞、心筋梗塞、循環器疾患のリスク回避、免疫機能の低下、ホルモンバランスの乱れなどの予防・改善が期待できます。
■6:老化のスピードを抑える!
「長生きみそ玉」の素材には、老化のスピードを緩やかにする抗酸化力がたっぷり。老化のスピードが緩やかになれば、糖尿病、動脈硬化、肝疾患、思考力の低下、疲労感、倦怠感、シミ、シワ、白髪、抜け毛などの予防・改善が期待されます。
■7:メンタルトラブルを防ぐ!
みそに含まれる必須アミノ酸やビタミン群は、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌を促してくれます。セロトニンの不足を防げれば、うつ病、睡眠障害、パニック障害、強迫性障害などの予防・改善が期待されます。
準備はたった3ステップ! 「長生きみそ汁」の作り方
まずは、「長生きみそ汁」の素となる、「長生きみそ玉」を作ります。
■「長生きみそ玉」の作り方
【材料】
・赤みそ 80g…八丁みそとも呼ばれ、東海地方で親しまれている「豆みそ」を使用します
・白みそ 80g…甘味の多いものから少ないものまで種類豊富。好みのものを。
・玉ねぎ 150g(約1個)…すりおろして150g使います。Mサイズが1個150~200gです。新玉ねぎを使う場合も同様です。
・りんご酢 大さじ1…りんご果汁から作られた酢。穀物酢に比べ、酸味は控えめでフルーティー。
【作り方】
1.玉ねぎをすりおろす
ボウルなどに玉ねぎをすりおろします。バラバラになるのを防ぐため、玉ねぎの根は残したままで。事前に冷蔵庫で冷やし、ゆっくりすりおろすと、目が痛くなるのを抑えられます。
2.みそ、りんご酢を混ぜ合わせる
1.に赤みそ、白みそ、りんご酢を加え、泡だて器で混ぜ合わせます。みそがかたく、混ざりにくく感じるのは最初だけ。玉ねぎの水分のおかげで、すぐにスムーズに全体が混ざり合います。
3.製氷器に入れて冷凍庫へ
10等分するように、スプーンで製氷器に分け入れ、冷凍庫で凍らせます。2〜3時間凍らせれば完成! 氷のようなカチカチの状態ではなく、かためのシャーベットくらいのかたさになります。調理に使うときは、フォークでさせば簡単に取り出せます。
〜「長生きみそ玉」が完成したら、これを使って「長生きみそ汁」を作ります。〜
■「長生きみそ汁」の作り方
器に湯150mlを注ぎ、「長生きみそ玉」を溶かしたら完成!
さらに具材を追加すれば、効果もアップします。
現在発売中の書籍『医者が考案した「長生きみそ汁」』(小林弘幸著:アスコム)では、このほかにも、長生きみそ汁の作り方の詳細や効能をさらに引き出すアレンジ術などについて紹介されています。ぜひチェックしてみてくださいね!
情報提供元/書籍『医者が考案した「長生きみそ汁」』
『医者が考案した「長生きみそ汁」』(小林弘幸著:アスコム)
自律神経研究の第一人者小林弘幸教授の最新作! 体の不調がみるみる消える日本人にとって最強の健康法!!
【体の不調がみるみる消える健康法】
考案者は自律神経研究の第一人者で日本初の便秘外来を立ち上げた腸のスペシャリスト、小林弘幸教授。
これまで多くの患者さんを診てきた小林先生が気づいたのが病気や不調は生活習慣によるところがかなり大きいということです。特に食事は重要です。そこで本書が提案する健康法が
一日1杯の「長生きみそ汁」生活です。