【目次】
・マスク時代により深刻化する痛い鼻ニキビ
・ニキビそのものの原因や状態を確認
・すぐにでも治したい! 鼻ニキビの正しいケア方法は?
・マスク時代に必須! 日ごろの肌荒れ対策
・ニキビ予防に効果的な洗顔・スキンケア商品・サプリ
・最後に
マスク時代により深刻化する痛い鼻ニキビ
マスクを着用することが当たり前となったこのご時世、より一層問題となる肌悩みの一つが鼻ニキビ。どれだけスキンケアに気を使っていても、マスクによる摩擦によってある日突然現れてしまう…。そんな悩みを持つ女性は多くいるのではないでしょうか。今回は、そんな悩ましい鼻ニキビについて発生原因と色別の違い・ニキビの治し方や、気をつけたいスキンケア方法を一挙紹介。こんな時代だからこそ必見の特集です。
〈POINT〉
・鼻ニキビの原因は、皮脂の過剰分泌による毛穴の汚れ
・症状によって、治し方が異なる
・「ニキビ=脂」と思い込みを捨てる
ニキビそのものの原因や状態を確認
ニキビは発生場所によって原因が異なると言われており、鼻にできるニキビにも特徴的な原因があります。また、ニキビは色や症状によって対処法も異なるのが特徴的。この章では、原因と症状について医師の解説をもとに紹介します。
【1】ニキビができる原因|毛穴の詰まり
教えてくれたのは… 一般内科医:成田亜希子先生
(日本内科学会・日本感染症学会・日本公衆衛生学会所属)
ニキビは、皮脂やメイク汚れなどが詰まって毛穴の中で炎症を起こす皮膚症状のひとつ。詰まった毛穴があれば、全身のどの部位にも発症することがあります。
ニキビのできる条件は「毛穴の汚れや詰まり」と「アクネ菌の存在」。顔の中ではできやすい部位とできにくい部位がありますが、その発症の引き金となる原因は部位によって異なることも。
【2】ニキビができる原因|生活習慣
教えてくれたのは… 美容化学者:かずのすけ先生
ホルモンの影響によって皮脂が増えがちな生理前以外で、大人女子が皮脂過剰になる原因は下記です。
・「油の多い食品」
・「睡眠不足やストレスによる、男性ホルモンの増加」
・「油分の多いスキンケア」
また、ニキビは症状によって原因が異なります。症状ごとの対策を確認しましょう。
【大人ニキビ】
原因は「食」「睡眠」「ストレス」によるものが大半のため、まずは生活習慣の改善を。ニキビは、酸化した揚げ油やスナック菓子など分解しにくい油を摂取するとできやすい。生活環境不和による皮脂量の増加が関係しているので、スキンケアでの対応よりも生活を正しましょう。
【慢性ニキビ】
肌の常在菌環境や皮膚代謝に異常をきたして、慢性状態になっているニキビ。殺菌や洗浄のスキンケアの見直しで根治できますが、改善までには時間がかかります。一時的に悪化することがあっても根気よく続けること。
【化膿ニキビ】
「面疔(めんちょう)」と呼ばれる、赤みと痛みを伴う吹き出物。風邪や睡眠不足・体調悪化時に発生しやすい。効果的な治療は、膿が小さいうちに抗生物質や殺菌剤の塗布をしましょう。
【3】鼻ニキビの原因は?
鼻まわり(Tゾーン)も皮脂分泌が盛んなため、ニキビができやすい部位です。
発症原因は過剰に分泌された皮脂で毛穴を詰まらせること。また、次から次へと分泌される皮脂によって炎症を起こしやすいのもTゾーンニキビの特徴。痛みや発赤をともなうことも少なくありません。
女医が回答【ニキビができる位置】によって、できる理由は異なる!
【4】鼻の下の吹き出物の意味・原因
教えてくれたのは… 国際中医薬膳師:大木さと子さん
ニキビなどの肌荒れは内臓不調のサインを教えてくれます。
【Q】では、鼻の下の吹き出物にはどんなサインが?
【A】鼻の下・アゴから首にかけての吹き出物は、ホルモンバランスが乱れている可能性が。ホルモンバランスは、睡眠不足や不規則な食生活・過度のストレスなどによって崩れるため、生活習慣に問題がないか振り返ってみましょう。
【5】“赤ニキビ”ができる仕組み
▲[資料提供]第一三共ヘルスケア
“大人ニキビ”は、過剰な皮脂が原因の思春期のものと異なり「ストレス・睡眠不足・生理・体調の乱れ」のほか、肌の乾燥がおもな原因です。肌が乾燥していると、古くなった角質がうまくはがれずに蓄積して毛穴をふさいでしまうことも。
そこに皮脂や細菌などがラードのような塊となって詰まると、それがニキビのはじまりの「コメド」と呼ばれる状態に。さらに悪化すると、皮脂を好むアクネ菌が増殖し、やがて炎症が起こして毛穴周りが赤く腫れるニキビになります。
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すぐにでも治したい! 鼻ニキビの正しいケア方法は?
鼻ニキビは顔の目立つところにできるので、発生した場合にはすぐにでも治したいのが乙女心。しかし、ニキビは対処方法を誤ると痕が残ってしまう… なんてことも。きれいに鼻ニキビを治すためには正しいケアが必要です。
■クレンジング方法を見直してニキビケア
ニキビができてしまったら、クレンジングを見直してみましょう。
✔︎ 「ニキビ=脂」と思い込みを捨てる
✔︎ バリアの低下した不安定ニキビ肌に過剰な洗浄は禁物
✔︎ 夜は、メイク汚れも毛穴汚れも1度で落とせるクレンジング料を
ニキビはオイリーなイメージがあるため、ゴシゴシと念入りに洗いがち…。しかし、洗いすぎは肌のバリア機能を低下させ、ますますニキビを悪化させてしまいます。潤いをキープするクレンジング料を選び、その上で気になる毛穴詰まりは週末のスペシャルケアですっきりとオフしましょう。
マスク時代に必須! 日ごろの肌荒れ対策
マスク着用が常用化したこの時代。日ごろから顔の大半がマスクで見えないからと、油断してしまうこともあるのではないでしょうか。しかし、マスクの下は、常に肌荒れ原因となる状態が作られた状態。そのまま放っておくと、深刻な肌荒れに悩まされることにもなりかねません。こんな時代だからこそ、日ごろからできる肌荒れ対策を見直してみましょう。
【1】マスクによる摩擦を防ぐ
マスクを着用し続けているときの肌荒れは、動作時のマスクによる摩擦が影響している場合も。そこで、布マスクでも不織布マスクでも、肌とマスクの間にやわらかなガーゼなどを1枚はさむことで肌への摩擦が軽減し、肌荒れしにくくなるメリットが期待できます。
肌のためにガーゼは清潔に保っておきたいので、長期間同じものを使うより、常に清潔なガーゼに変えるよう心がけましょう。
【2】ニキビ専用化粧品でケア
▲アクネスラボ|薬用 スポッツクリーム[医薬部外品]
ニキビ向けの化粧品を使って、マスク下のスキンケアをするのも対策に。また、頑固なニキビに悩むときには、化粧品ではなくドラッグストアで買えるニキビ専用の医薬品を頼ってみるのも◎。
【3】いつもより念入りに保湿ケアを
マスクをしていると呼気によって肌が蒸れやすいので「マスク下の肌はうるおい十分」と考えている女子も少なくありません。しかしマスクを外したときに一気に蒸発することから、マスク肌はむしろ乾燥によるダメージを受けやすい状態にも。
マスク生活になったことで肌荒れが目立つようになったなら、保湿ケアを強化してみるのも方法です。夜のスキンケアは丁寧な保湿を心がけてみて。
コロナ感染対策マスクのせいで「肌荒れ」「ニキビ肌」に… 美容家のアンサーはコレ! 3つの対策
ニキビ予防に効果的な洗顔・スキンケア商品・サプリ
そもそもニキビを作らせないためには、日ごろからのスキンケア対策がマスト! ドラッグストアでも手軽に購入できる洗顔・スキンケア商品・サプリを幅広くピックアップ。肌悩みに合わせて、お気に入りの商品を見つけてみて。
【1】ファンケル|アクネケア 洗顔クリーム[医薬部外品]90g
できてしまったニキビには、油分を与えず、さっぱりした洗顔と水分補給がカギ。アクネケア用の洗顔クリームは、泡立ちが豊かで洗いやすく、すっきり洗い上げた後もカサカサせず、潤いのある肌に。
【洗顔・化粧水】ニキビには油分を与えずさっぱり洗顔&水分ケアで撃退
【2】アユーラ|リズムコンセントレートα
マスク肌荒れやニキビ対策に支持が集中。殺菌効果の高いコウヤマキエキスを配合した、ニキビに悩む人に人気の高い美容液がリニューアル。
■読者の口コミ
「以前からの愛用者ですが、新しくなって浸透力が上がり一層ファンに」(公務員・31歳)
「ニキビが減りました!」(IT・28歳)
マスク肌荒れ対策にも活躍! Oggi読者が選んだ【ベストスキンケアアイテム】12選
【3】大人のニキビ・トラブル肌特化シリーズ|DUAL ORGANIC
多くの女性が悩む不定期ニキビ(大人ニキビ)に特化したスキンケアシリーズ。
薬用成分の抗菌作用でアクネ菌を予防し、抗炎症作用でトラブル肌を鎮静化。さらに、お肌を整えるハトムギエキスと、ラベンダー・セージ・タイムのオーガニックハーブ原料3種から抽出した成分も配合。
注目の【統合医療】で不定期ニキビ解消☆ 新ブランド【DUAL ORGANIC】デビュー!
【4】クラシエ薬品|ヨクイノーゲンBC錠[第3類医薬品](写真:右)
肌荒れに効くと話題のヨクイニンにビタミンをプラスされた、ヨクイノーゲンBC錠。210錠。
【スキンケア】乾燥、くすみ、ザラつき… 少しの変化に即対応できるおすすめサプリ&医薬品
【5】ドクターシーラボ|メガリポVC100
柑橘風味で美味しく、サッと水に溶けるパウダータイプで、飲みやすいビタミンサプリメント。ニキビができにくく、毛穴ケアまで。30包入り
忙しいのに美しいあの人が飲み続けているのは…?【インナービューティ】が知りたい!|大塚真里さんに聞きました!
最後に
大人になっても、悩ましい肌トラブルの一つとなるニキビ。特に鼻ニキビは目立ってしまうので、適切な早い対策・治療で悪化させないことが大切です。普段の生活習慣を改めるだけでも肌が改善する可能性も。マスク生活だからこそ、肌をいたわってしっかりケアしていきたいですね。