残暑が続き、夏バテを感じている人も多いはず。暑さによるダメージは内臓にも及びます。そして内臓疲れは肌に表れる! いつも同じ箇所に吹き出物ができる、または、いつもは荒れたりしない部分がざらついて気になる…なんてことありませんか?
肌荒れが出る場所によって内臓の不調を判断する
東洋医学では、吹き出物やざらつき・乾燥など肌の不調が出る場所によって内臓の不調を判断することがあります。簡単なチェックポイントをご紹介します!
口の周り・口内炎
口の周りに吹き出物が出る場合や、口内炎ができた時は、胃腸の不調だと考えます。食べ過ぎや飲み過ぎで胃に負担がかかっている場合がほとんどですが、冷たいものの取りすぎで弱っている可能性も…。治らず長引いているのであれば、慢性的な胃の疲れが考えられます。食生活の見直しが必要!
鼻の下〜アゴ
鼻の下・アゴから首にかけて(男性のヒゲが生える範囲で)吹き出物ができる場合は、ホルモンバランスの乱れを疑います。ホルモンバランスは睡眠不足や不規則な食生活、過度のストレスなどによって崩れるため、生活習慣に問題がないか振り返ってみて。こめかみや生え際にかけての吹き出物は、主に肝機能の低下や、ストレスからくる精神不安定が現れている場合があります。
おでこ〜眉間
おでこや眉間にできる吹き出物は、呼吸器系の不調によるものが多いとされています。咳や痰の出るような不調が続くと、ここが荒れることがあります。
吹き出物は「色」も体調判断の指標に
場所に加えて、吹き出物の「色」によっても、その時の体調を伺うことができます。赤い吹き出物は熱がこもっている状態。体の熱を冷ます効能のあるどくだみ茶など、デトックス作用のあるお茶がオススメ。黄色い吹き出物は滞っている状態。便秘だったり、血がドロドロの状態かも。白い吹き出物は免疫力が弱っている傾向にあり、粘膜によるバリア機能が低下しています。紫っぽく暗い色の場合は、血流が悪く、痛みを伴う体調不良が生じている場合も。
自分のカラダのことでも、意外と不調の原因はわからなかったりするもの。こういった「見た目」での判断を視野に入れることも、体調管理に役立ちますよ。