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2023.07.25

もしや妊娠? 間違いやすい妊娠の超初期症状と生理前症状… どう見分ける?【医師監修】

よく似ている妊娠超初期と月経前症候群の違いについて。婦人科系の悩みをテーマとした不妊治療の名医・杉山力一医師によるカラダの不調解決コラムです。

よく似ているから間違えやすい!妊娠超初期症状とPMS(月経前症候群)の違いをチェック

生理が予定よりも遅れているとき、妊活中の方もそうでない方も妊娠の可能性を考えますよね。中にはインターネットや書籍で、妊娠初期に起こる症状について調べたことがある方もいるのではないでしょうか?

実際、妊娠初期の中でも、妊娠超初期と呼ばれる時期(前の生理から数えて4週間までの期間)に起こる症状と、生理前に起こるPMS(月経前症候群)の症状の中には似通った症状も多いため、症状だけではなかなか妊娠したかどうかの判断は困難なのです。

今回は妊娠初期(妊娠超初期)と生理前に起こる症状の違いについてみていきましょう。

判断しづらい!? 妊娠初期にも生理前にも起こる症状

妊娠初期にも生理前にも起こる症状
(c)Shutterstock.com

はじめに、妊娠超初期と生理前(PMS)の両方で起こる症状をチェックしてみましょう。

PMSは月経前症候群とも呼ばれ、主に女性ホルモンであるプロゲステロンによって様々な症状が起こります。PMSについて詳しく知りたい! という方は、「PMSとは?」という記事も参考にしてみてくださいね。

妊娠超初期にも生理前と同様にホルモンバランスに乱れが生じるため、似たような症状が起こりやすくなっているのです。PMSと妊娠超初期のどちらにも起こりうる症状は以下のようなものです。

1.倦怠感・眠気
2.吐き気やむかつき
3.乳房の張りや痛み
4.イライラする・怒りっぽくなる
5.お腹が張る・腹痛が起こる・便秘になる

その他にも、頻尿になる・少量の出血が起こるなど、生理前と妊娠超初期の症状はとても似通っています。

妊娠超初期の特徴的な症状って?

妊娠超初期の特徴的な症状
(c)Shutterstock.com

ここまで紹介してきた症状をみただけでは、妊娠しているかどうかの見極めが比較的難しいとされています。では、妊娠超初期特有の症状はあるのでしょうか?

基礎体温が高い時期が2週間以上続く

生理前のPMSと妊娠超初期症状のわかりやすい違いとしてあげられるのが、基礎体温の変化です。

基礎体温は通常の場合、ホルモンバランスの変化によって、生理開始から排卵までの低温期(約2週間)と排卵後から次の生理が開始するまでの高温期(約2週間)に分かれます。

しかし妊娠していた場合、高温期が3週間以上続く場合があります。個人差はありますが、高温期が3週間以上続いていた場合には、妊娠の可能性を考え始めましょう。

そして、この変化に気づくためには、毎日の基礎体温を記録しておく必要があります。妊活・生理・排卵管理アプリ「eggs LAB」では、日々の基礎体温の動きがひと目でチェックできるグラフ形式で表示されます。

まだ妊娠は考えていない、という方も、いざという時チェックするための備えとして、または将来子供を産むまでの習慣づけとして基礎体温を記録することをおすすめします。

おりものの変化

その他に特徴的な症状としてはおりものの変化があげられます。

通常、おりものは排卵を境に徐々に減って行く場合が多いですが、妊娠していた場合、ホルモンの影響で通常よりもおりものが増えることがあります。

また、通常のおりものは透明や白色ですが、妊娠初期の場合、色がいつもより茶色くなったり、卵白状になっていたりするなどの変化が起こる場合もあります。

以上の症状には個人差があるため、高温期が続いたり、茶色いおりものが出たりしたら必ず妊娠している! というわけではありません。実際に、これらの症状があったものの数日後に生理が来た、という人もいらっしゃいます。

妊娠したかも? と思ったらまずはチェック!

妊娠したかも?
(c)Shutterstock.com

ここまでに紹介した症状をチェックして、妊娠しているかもと考えられる場合には推奨されている時期に妊娠検査薬での検査病院での診断をおこなうことをおすすめします。

「妊娠検査薬っていつ検査するのがベスト?」で紹介した通り、妊娠検査薬は推奨されているタイミングで検査することをおすすめします。具体的には生理予定日の約1週間後からが使用の目安とされています。

検査が早すぎて陽性反応が出なかったが、実際には妊娠していた、ということもありますので、推奨されている時期よりも早く検査をおこなうことは避けるようにしましょう。

また、胎嚢(たいのう)を確認して妊娠の有無を確定させるために、妊娠5週頃(生理予定日から1週間後)を目安に産婦人科を受診することもおすすめします。

「妊娠したかも?」と思った場合、すべての症状に当てはまっているような気持ちになってしまいがちですよね。

ここまで紹介した通り、妊娠超初期の症状には個人差があります。インターネットや雑誌の情報はあくまで経験談として参考にする程度にとどめ、検査薬や病院での検査などを行うようにしましょう。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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医師 杉山力一

杉山産婦人科院長。不妊治療の名医。日本における生み分け法の権威・杉山四郎医師の孫。東京医科大学産科婦人科医局では不妊治療・体外受精を専門に研究。その後、1999年より杉山産婦人科勤務。監修する女性向けアプリ「eggs LAB」では、独自ロジックにより、アプリでの問診で自身の情報を入力することで、これまでにない高い精度での生理日・排卵日予測を実現。不安定な生理周期にも対応した適切なアドバイスや、妊活に関する情報まで、個々の身体の状態にフィットした「あなただけの/あなたのための/今欲しい情報」を発信中。


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