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2019.07.27

自分の「妊活シンドローム」のヤバさに気づいた私。やばい! あかんやつや!【妊活日記46】

妊活に思考も生活もすべてを支配されはじめた…そんな自分に気づいた。33歳兼業主婦ライターが妊活を実録リポートするブログ的連載第46回。

OLライター Hana

【33歳の妊活日記】by OLライターHana

バリバリと仕事をしてきた20代、30歳を越えこのまま独身バリキャリを貫くのかと思ってた矢先に社内の先輩男性と縁あって32歳で結婚。

さぁ次は妊娠と考えた2016年5月から、未だ妊娠に至らず…自分の努力だけでも越えられない壁があることに気がつき、同時に同じ悩みを抱える30代女性の多さを知る。

自分は妊娠できるのか、その答えはまだ見つかっていないけれど、同士のような女性たちへのエールもこめ、またこれから先、妊娠に悩む女性たちに少しでも役立てばと、実録で33歳兼業主婦ライターが妊活をリポートします。

これまでの記事:妊活日記はこちら

妊活
(c)Shutterstock.com

#あかん! あかん! 私は「妊活病」におかされているのかも?

半年の不妊治療で、ようやく初めて排卵の兆候

ほとんど無理やり、作業的かつ半強制的にタイミングをとった(セックスをした)ものの、ヒューナーテストで撃沈

追い打ちをかけるように排卵チェックでも撃沈

今週の不妊鍼灸院で転院を勧められた私は、次回生理まで特に病院に行く予定もなく、転院について考えまくる日々を送っていました。

ホームページをチェック
(c)Shutterstock.com

鍼灸師の鈴木さん(仮名)から頂いた病院情報は3つ。全ての病院のホームページをチェックして、口コミを色々と読んでみる…。

1)ひとつめは、不妊専門のクリニックを探した時にも候補に上がった病院でした。みなさん覚えているかしら?? エントリーシート並みの申し込み用紙を送付する病院。でも口コミを改めて読むと、待ち時間はクソ長い(言葉が悪くてごめんなさい)みたいだけれど、担当医が同じで治療方針が一貫していて確かに良さそう。

気になるのは、人工授精であっても排卵はできるだけ自力排卵をさせるという記述。どうやら自力排卵させた方が体に良いというお考えの先生みたいだ。しかし私のこの頑固な卵たちはそんな自力排卵なんかで成長してくれるのだろうか…。

2)ふたつめの病院。これは初めて聞いた病院。それほど大きな規模の病院ではないみたいだけれど、確かにブログを読むと先生の人となりがわかり、なんだか良さそう。鈴木さん(仮名)はこの病院を一押ししていたな。

3)ここも名前は知っていた病院。でも場所的に通いづらそう。場所を見た時点で検索をやめてしまった。

そうなると、転院するとしたなら(1)か(2)の病院かなと考え始めました。転院を検討するにあたり、ふたつの病院の初診予約方法について調べてみます。どちらの病院も・・・ゲロめんどくさい・・・。

強いていうならば、ふたつ目の病院の方が楽そうだけれど、これまでの治療内容を今通っている病院からもらって、提出する必要があるみたい。さらに、プラス今までの状況をA4サイズのシート、約2枚に書いて提出・・・まあそりゃそうよね。

割と私はフットワーク軽いことが強み女子なんですけどね。そんな私でも躊躇するような手間でしたわ。

自問自答
(c)Shutterstock.com

さらに自問自答が繰り返される日々。

そこまでして今子供が欲しいのか? 私は焦っているのか?
転院するよりも他にするべきことがあるのではなかろうか…。
では、他にするべきこととは?

もう少しゆとりを持って働くための転職?
こどもを育てるためのマイホームの購入?
ライフスタイルの改善?

でも妊活を重視して転職した結果、子供もできなかったら?
こどもを育てるために環境を重視してマイホームを購入した結果、子供ができなかったら?
妊娠するためのライフスタイルってなんぞや?

自問自答する時間。移動中、電車の中、休憩時間、一人の時間が来るたびにこのことばかりを考えている。

電車の中
(c)Shutterstock.com

私はなぜ妊娠しないのか?
妊娠しない原因は何なんだろう?
神様はなぜ私に妊娠させないようにしているのかしら?(たまに突如降りてくる信仰心)

鈴木さん(仮名)のいうようなライフスタイルが原因なんだとしたら、転院よりも転職なんだろうな。でも病院で言われたように、無排卵の原因がわからないんだったら、転職しても意味ないわ。

何をしていても、何を考えていても、誰といても頭の中に常に「妊娠」という2文字が散らばっている状態でした。今思うと、この時の私は若干心の病気に近かったのではなかろうかと思ってしまいます。

病名「妊活病または妊活シンドローム
妊娠のことしか考えられなくなっている状態、またはその様子。物事の判断基準が「妊娠するため」または「妊娠した後のことを考えて…」になっている状態。

ちなみに独身時代の友人で全ての軸が「結婚」になっている子がいました。

その友人は、誰からもプロポーズもされてなかったし、彼氏と呼べる人もいなかったのですが、海外旅行に行く約束をしていて場所を相談したら「近いうちに名前が変わるかもしれないから、パスポートを今更新したくない。パスポートの更新期間内で行ける場所がいい」と言われ、困惑したことがあります。

今の私の結婚バージョンですな。冷静に、そして客観的に見て、今の私ってどうなんだろう?

妊活ブログを読んでいて「この女性の頭の中は妊娠のことだけなのかな? 日々他にはどんなことを考えているんだろう?」なんて思っていた自分は遠く昔の自分のようで、私もまたそのブログの主と同じように妊娠のことしか考えられない状態になっていました。

あかん!
(c)Shutterstock.com

あかん!!! これはあかんやつや!

こんな私のままでいたら、知人友人どころか夫にも捨てられるんちゃうか!?

ようやくできた結婚なのに捨てられたらまた振り出しに戻っちゃう! てか離婚されたら、妊娠もできなくなっちゃうじゃない!

あ!やだ!また判断基準が妊娠になっている! やばい! やばいよ私!

自分の「妊活シンドローム」のヤバさに気づいた私は、意識を変えなくてはと思い、突如、心の整理のため旅行に行くことを決めたのでした。
つづく

これまでの記事:妊活日記はこちら

※この連載は個人の体験です。治療や薬の処方などに関しては必ず医師に相談してください。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

Hana 33歳兼業主婦ライター

広告代理店で働くアラサー主婦OL。結婚2年目。主婦業、仕事に追われながらも、ただいま子作り奮闘中。夢は、家族でハワイ移住。

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