【33歳の妊活日記】by OLライターHana
バリバリと仕事をしてきた20代、30歳を越えこのまま独身バリキャリを貫くのかと思ってた矢先に社内の先輩男性と縁あって32歳で結婚。
さぁ次は妊娠と考えた2016年5月から、未だ妊娠に至らず… 自分の努力だけでも越えられない壁があることに気がつき、同時に同じ悩みを抱える30代女性の多さを知る。
自分は妊娠できるのか、その答えはまだ見つかっていないけれど、同士のような女性たちへのエールもこめ、またこれから先、妊娠に悩む女性たちに少しでも役立てばと、実録で33歳兼業主婦ライターが妊活をリポートします。
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妊娠検査薬でのうっすらとした陽性判定から2週間、気分は低飛行
結婚して2年、妊活を開始して約1年。自力で生理がこなくなって5年。
生理不順歴21年の私がお送りしているこの妊活日記も、いよいよ佳境に迫ってきました。
こんな私にも、ついに妊娠検査薬で陽性判定が・・・病院での妊娠判定を待ち、悶々とした2週間を過ごし、ついに病院へと向かうのでした。
この2週間、本当に今まで経験したことのないようなプレッシャーで押しつぶされそうでした。何かに押しつぶされそうっていう表現、歌詞や小説でしか見たことがなかったけれど、言葉の意味を初めて理解した日々。妊娠検査薬の陽性判定が消えてしまっていないかどうかが気になって、毎日妊娠検査薬でチェック。
排卵誘発剤による偽陽性だった場合には徐々に薄くなってきてしまうようなので、不安で不安で。だって、想像してみて。人生で初めてお目見えした陽性反応がだんだん消えていってしまうなんて、辛すぎるでしょ??
この時期、脳内では朋ちゃんのI’m proudの「掴めそうで掴めないイチゴのように〜♪」の1フレーズがエンドレス再生されていました。それくらい、この妊娠の可能性がなくなってしまうことが不安だったんです。この妊娠が掴めそうで掴めなかったらどうしよう・・・ という感じに。
しかしながら!! 幸いなことに、私の妊娠検査薬の陽性反応はなんとか病院での検査の日まで消えずにいてくれました。ただ、その事実は、もちろんひとつの安心材料ではあったけれども、でも、いわゆる脳内お花畑になれた訳でもありませんでした。
よくSNSなどで妊娠検査薬の画像をアップして炎上しているケースってありますよね。私も妊娠検査薬で陽性が出たらそんな風に浮かれて、踊って、いろんな人に言いたくなるものだって思っていたんですが。
でも実際は、浮かれるどころか、地に足がめり込んでいきそうなくらい、現実を見ようと必死でした。だって今度は妊娠していたとしても、正常妊娠ではないかもしれないという恐怖に怯え始めていたから。不妊治療をこれだけ必死でやっていますとね、妊娠に関わるブログやSNSは大半目にしたことがある感じなんですよ。
私のように不妊治療の経験を綴られているブログやSNSもたくさんあって、その中では妊娠判定後に子宮外妊娠が判明した経験とか、妊娠が継続できなかったこととか、私のように偽陽性だった方とかそういったものも全部読んでいるので、今の自分を両手を上げて喜べるような心境にはなれないのです。
こんな知識なく、不妊治療もせずに、妊娠ができた人はきっと幸せを噛み締められるんだろうな〜って考えていました。でももしかしたら、こんなふうに調べちゃったり、不安になるのはもとからの私の性格であって、不妊治療をしたから不安なわけではないかもしれませんが。
病院での診察の日。結果はいかに? 妊娠? それとも…
いよいよ病院にて診察をしてもらう瞬間が訪れました。今日はお久しぶりの院長先生が診てくれるようでした。院長先生が私の診察をしてくれるのは、卵が育った時にタイミングを取る日を指定された時以来。
いつもの診察台で、注意深く内診をする先生。モニターを一生懸命私も見てみたけれど、何が写っているのかわかりません。
先生「〇日にタイミングを取れたということですが・・・・・・・・・。確かにここに胎嚢らしきものがうつっていますね。現時点では一応妊娠が成立していますね。良かったですね。ただ、まだあなたは5週目なんですよ。今の週数だと赤ちゃんの心拍を確認することはできません。ここから1ヶ月後に心拍確認ができたら、妊娠成立ということで、クリニックは卒業となります。それから心拍が確認できないケースも中にはあります。それはとても残念ですが、お母さんに何か問題があったという訳ではなく、一定の率でそのようなケースは発生します。それでは、また4週間後に予約してくださいね」
ど緊張していた私は、先生の話にウンウンとうなづくばかりで、声を発することはできませんでした。ただ、理解できたのは、いったん妊娠はできたこと、でもまだ安心はできないこと、4週間後に再検査ということ。
あぁ、まだ私は安心はできないのか。まさに掴めそうで掴めない〜!! という心境でした。
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※この連載は個人の体験です。治療や薬の処方などに関しては必ず医師に相談してください。
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Hana 33歳兼業主婦ライター
広告代理店で働くアラサー主婦OL。結婚2年目。主婦業、仕事に追われながらも、ただいま子作り奮闘中。夢は、家族でハワイ移住。