【33歳の妊活日記】by OLライターHana
バリバリと仕事をしてきた20代、30歳を越えこのまま独身バリキャリを貫くのかと思ってた矢先に社内の先輩男性と縁あって32歳で結婚。
さぁ次は妊娠と考えた2016年5月から、未だ妊娠に至らず…自分の努力だけでも越えられない壁があることに気がつき、同時に同じ悩みを抱える30代女性の多さを知る。
自分は妊娠できるのか、その答えはまだ見つかっていないけれど、同士のような女性たちへのエールもこめ、またこれから先、妊娠に悩む女性たちに少しでも役立てばと、実録で33歳兼業主婦ライターが妊活をリポートします。
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#44 妊活中の不安と婚活中の不安は似ているように思う
ついに排卵ができそう! なんとかタイミングも先生に、言われた通りに取れた! からの、ヒューナー(フーナー)テストで撃沈した私、Hana。
こんなにも次から次へと壁が立ちはだかるとは…ヒューナーテストで不動化精子しか確認できなかった後は、いつものごとくインナーネットの検索魔と化す私。
“ヒューナーテスト 判定不可 妊娠”
みたいな検索ワードを何度も何度も入れ替えて関連するコメントを読み漁る…結果、ヒューナーテストで精子の数が0でも妊娠した人のコメントが出てくる出てくる! 今回のネット検索は、大正解!!
落ち込みまくっていた私のハートを少し元気付けてくれるようなコメントを多数確認できたのでした。
とはいえ、状況が楽観視できないことも承知していて、これから本当に妊活を続けていけるのか、子供を授かることができるのかズーンとした重たい不安が、常に自分の心の中にありました。
妊娠とは少し話が変わりますが、私は見た目なのか、性格なのか、家族関係なのか、おそらくどこかしらに難があるのでしょうね。結婚も30過ぎて、やっとした(できた?)タイプなんですね。
友人や同僚、姉もみんな学生時代から付き合っていた彼や、社会人1年目あたりの合コンで出会った人となんなく結婚していく中、私は彼氏もなかなかできなくて、30過ぎくらいから自分は結婚しないのかもしれないなってズーンとした重たいものが心の奥にあったんです。
会社から、駅から一人で歩いて家に帰る途中、すごく不安な気持ちになる夜があるわけですよ。これ共感してくれる人いるかしら…。なんだか妊活中に感じる不安と婚活中に抱える不安は似ている気がします。
会社からの帰り道、妊活中の現在は
「いつか妊娠するかな。DINKSの道を行くのかな? なんで他の人が簡単にできていることが私にはできないんだろう」
と心の中で誰かに話しかけながら歩く毎日。不安の要因が結婚から妊娠に変わっただけで、自分自身が何にも変わっていないのでしょうね。
しっかし、結婚さえできたらと思っていたのに、結婚が叶ったら今度はどうにかして子供が欲しいと思い始めて・・・なんて人間は強欲なんだ! まあ話が、ずれてしまいましたが・・・そんな不安を抱えながら、今度は排卵チェックに病院に向かったのでした。
不妊治療院で、排卵に関する医師の態度にムッとした
この日の天気は雨。ザーザーの土砂降り雨でした。
病院に到着すると、この日は日曜日だったからか、ものすごい混みようでした。診察室に呼ばれ、いつもの通り内診してもらい、先生に呼ばれるのを待ちます。完全なる流れ作業。
先生に呼ばれて診察室に再び入ると、「初めまして」の比較的若い男の先生がモニターの画面を見ながら座っていました。
先生「Hanaさん、今日は排卵チェックですよね。先ほど内診してこちらがその画像なんですが・・・卵がねえ。これ見てくれる?」
Hana「はい??」
先生「27ミリまで大きくなって、お腹に残ってるんだよね。」
Hana「へ???? そんなことあるんですか?」
先生「うーん。排卵したかしていないかという話でいうと、おそらくしていないと思いますよ。」
Hana「排卵誘発をしても排卵しないということがあるんですか? 私、鼻スプレーだけでなくて注射の誘発剤も最後打ったのですが・・・」
先生「うーん、そうですねえ・・・まあ可能性でいえば排卵していない可能性が高いでしょうね。」
Hana「前回、排卵しそうな卵が3つあると言われていたのですが、全部そのようになっているということでしょうか?」
珍しく、食い下がる私。
先生「うーん。わからないですね・・・ただ前回のヒューナーも判定不可ですからね・・・へへへ。きっと2週間くらいで生理が来ると思うので、2週間後くらいにまた予約を取ってください。」
はあああああああ??? なんじゃそりゃーーーーーーーーー(怒)
先生と私の会話が噛み合っていない感じと、先生のヘラヘラした表情が猛烈に頭にきた。排卵していなかったのはそれは仕方がないことと思えるのだけど、何がどうなっているのかはっきり話してくれないことが腹立たしくて。
おそらく、前回のヒューナーテストは判定不可だし、今回は排卵したか自分は判別付けられなかったけれど、どちらもネガティブ要素だから妊娠の確率はほぼないでしょうというのを言いづらかったのか、うまく言えなくて「へへへ」という言葉で濁したんだな。ということを後で察しました。
全ては自分の体の問題にも関わらず、この日のこの先生の態度には猛烈に腹が立ってしまいました。
ホルモンバランスのせいだったのかな。それとも妊活がうまくいかないことに対する八つ当たり?? 今こうやって書いていると確かにそんなに怒ることでもない気もしてきますが・・・
でも、先生にとっては何人もいる不妊患者のうちの一人で、別に妊娠できないとか酷いことを言ったわけではないかもしれないけれど、今この状況での診察結果に「へへへ」はないでしょ?
何がどうなったのか、しっかり伝えてほしい。
私が今日ここまで、つまり排卵までこぎつけるために、どれだけ努力して、どんな気持ちで歩んできたと思ってるのよ! そんな気持ちでした。
排卵していなかったことに対する落ち込みは忘れて、怒りMAX、プリプリしたまま鍼灸師の鈴木さん(仮名)の元へ向かったのでした。
つづく
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※この連載は個人の体験です。治療や薬の処方などに関しては必ず医師に相談してください。
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Hana 33歳兼業主婦ライター
広告代理店で働くアラサー主婦OL。結婚2年目。主婦業、仕事に追われながらも、ただいま子作り奮闘中。夢は、家族でハワイ移住。