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2024.04.30

ついに16個の卵子を! 凍結した34歳の私が伝えたいこと…【34歳の卵子凍結 最終回】

「34歳で卵子凍結を実施! 実際にやってみた私の一部始終をお届けします。第7回目は最終回! 凍結完了の様子と、実際に経験した私がお伝えしたいことををレポートしていきます」〈Oggi専属読者モデル オッジェンヌ・下田 悠さん〉

オッジェンヌ 下田 悠

34歳10ヶ月、ずっと気になっていた卵子凍結を実施【34歳の卵子凍結 最終回】

働くアラサー、アラフォーの女性たちで集まった時、よく話題に上がるひとつのテーマが「卵子凍結」。

キャリアを築く中で、結婚や子供のことなど理想や計画は悶々と考えるもの。でも実際には子供がほしいと思ったタイミングでなかなか恵まれなかったり、不妊治療に苦労をして仕事との両立が難しかったり。

そんな中、私が気になったのは卵子凍結。卵子凍結は20代後半頃から長らく興味があったものの、なかなか行動を起こせず…。ですが今年、34歳10ヶ月でついに卵子凍結に進みました!

前回の記事では、採卵当日についての様子をレポートしました。今回は連載ラスト、凍結完了から今後の流れ、そして実際に経験した私がお伝えしたいことをお届けしていきます。

〈2月7日〉最後の通院! 凍結完了!

DONE
(c)Adobe Stock

朝、生理周期を戻すためのお薬を忘れず飲み、最後の内診へ出発。今日は採血なし! 嬉しい! エコー台へ向かいます。いつも通り痛いけれどガマン…。

卵子凍結の結果は、事前にアプリで見ることができました。この日は先生から直接報告を受けます。

16個の卵胞が採れ、全て成熟卵で16個の卵子を凍結することができました。

私が通ったクリニックでのデータとしては、30代の1回の卵子凍結平均個数は18.8個なので、平均よりもやや少ないですね。ただ、全て成熟卵で採れるのは比較的良い成績とのことです。

(卵子ちゃんたち、おなかでちゃんと育ってくれてありがとう!)

卵胞から取り出してみて成熟卵ではない場合は、以下の2種類があるそうです。

・未成熟卵
言葉の通り、成熟に至らず成熟しきっていない卵子です。これはお腹の中で育ちきらなかった卵子で、小さい卵胞に多く見られます。採れた卵胞次第なので、年齢や体質は関係ないそうです。

・変性卵
成熟卵になれず、卵が変性してしまっている状態を指します。これも加齢は関係なく、体質的なもののようです。例えば10個卵胞が採れても、成熟卵が1つも取れない人もいるようです。(エコーではわからず、採ってみないとわからないそうです)

体質的に全て変性卵だった場合や、将来子供を持てる可能性を上げるために卵子の数をより多く凍結しておきたい場合などは、2回目の採卵を選択する人もいるそうです。(初回同様、注射や投薬、定期的な通院が必要です)

私は今回16個で、個数的には満足なのと、できればもう痛い思いはあまりしたくないので… 凍結は今回で終了としました!

実際に卵子を使用するには? かかる費用は? 何歳まで大丈夫?

ラボ
(c)Adobe Stock

この後の流れについても気になる点がたくさん。

まず費用ですが、妊娠に至るまでにだいたい20万円くらいのようです。保管した後の卵子を育てて、その後胚にしていきます。

体外受精を行なっていきますが、ここでも採取した時の年齢と卵子の個数によって子どもを授かる確率が変わるとリストを提示されました。「34歳で16個採取できたので、だいたいこれくらいの確率で赤ちゃんを持てます」と医師から説明をされます。

リストを見てみると、34歳時点では約70%台だったものが、37歳の場合は約50%台、40歳の場合は約30%台と、年齢が上がるにつれて確率がどんどん下がっていきました。「赤ちゃんが欲しい!」と思い立った時よりも、適切な年齢とタイミングで事前に凍結をするのが本当に重要なのだと実感できる一覧でした。

卵子が20個保管されている場合、10個ずつにわけ2回にわたり体外受精を行う場合があります。卵子凍結16個の場合は、1度ですべて使用することもできるし、2度に分けて実施する場合もあるそうです。現時点で決定する必要はなく、体外受精を行う際に決めれば大丈夫とのことでした。

そしてもう一点気になるのが、体外受精は何歳頃までにしなくてはならないのかということ。

「明確に何歳だとダメなどはありませんが、学会から発表されているのは体力の問題もあるので45歳までとされています。また、年齢が上だからといって、先程提示した妊娠率が下がることはありません

医師に質問をしてみると、このようにお答えいただきました。年齢が上がっても妊娠率が変わらないということは意外ですね。

私の今回の卵子凍結、最終的なコストはこちら!

電卓
(c)Adobe Stock

パッケージは400,000円でしたが、卵子が何個取れるかによって料金が変更になるため、凍結代は含まれていません。私の16個分の凍結代は111,439円。

パッケージと凍結代をあわせて、今回の卵子凍結にかかった最終的なコストは511,439円でした。

〈この日のお会計金額=111,439円〉

卵子凍結を検討する人に私が伝えたい4つのこと!

チェックマーク
(c)Adobe Stock

1. 卵子凍結は35歳がひとつのボーダーライン

生活週間には関係なく、35歳から卵子の質が落ちてしまい、量が減ってしまいます。たった1歳の差でも、驚くほど大きく差が開きます。(クリニックでグラフを見せていただき驚愕でした)

私は2024年4月で35歳になり、ちょうど卵子の量と質に変化が起きる年齢です。数年前から検討をしていましたが、年齢と東京都の助成金が出たことで決断しました。

2. 想定以上にコストがかかる

今回卵子凍結にかかったトータル費用は、511,439円。そしてさらに、これからは毎月(クリニックによっては年単位契約)保管料がかかります。

今回利用した東京都の助成金は、WEBで開催される説明会に必ず出席をし、書類提出後、東京都から届く書類を提出すると助成金対象とされます。予約をしてから説明会参加までに1ヶ月半、書類提出はWEB上でのやりとりなのですぐにできますが、東京都から届く書類が2ヶ月程かかりました。

助成金があれば活用をするのがおすすめですが、時間がかかるので余裕を持って計画をする必要があります。毎年ルールが変わる可能性もあるので、活用しようと検討している方はよくチェックしてくださいね! 情報収集をして計画的に実施することが大切です。

3. スケジュールに余裕が持てる時期の実施がおすすめ

生理日3日目から自己注射が始まります。注射は要冷蔵なので、出張などがある場合は持ち運びの際十分に気をつけなければなりません。

また、2〜4日に一度クリニックに通う必要があるので、仕事の繁忙期に実施をしていたら困難だったなと思います。できるだけスケジュールに余裕がある時期に実施をするのがおすすめです。

4. 私にとっての卵子凍結は安心材料であり保険

卵子凍結をしましたが、自然妊娠ができれば凍結した卵子を使用することはありません。また、将来子供を持つか(持てる状況になるか)わからないという人も中にはいると思います。私自身もそうです。いつかは子供を授かることができればと思っていますが、将来何が起こるかはわかりません。

ただ、35歳というボーダーラインは明確に提示されていて、時間は元に戻せません。いよいよ子供を授かる準備が私自身にできた時に、選択できるようにしようと思い卵子凍結に進みました。

想定していたよりも毎日の自己注射が痛かったですし、病院の通院時間を確保するのはストレスでしたが、将来の可能性が残ったと思うと、やってよかったと思っています!

これまでの記事はこちら

TOP画像/(c)Adobe Stock

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オッジェンヌ 下田 悠

東京都出身。ワインエキスパートの資格保持。営業職を経たのち、ワインに携わる事業を手がけたいと起業。現在は、ワインバー展開のほか、ミスワイン運営本部代表を務める。
インスタグラム:@haruka.01.01


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