Oggiエディター・M美が行ってきました!「卵子凍結」体験ルポ〈後編〉
「仕事は充実! けれどこの先私、どうなるの…?」キャリアと出産・結婚の間で揺れるリアル世代・M美。今と未来の自分のために実施した卵子凍結のすべてをお届けします。
【卵子凍結】のリアル! Oggiエディターの実体験を漫画仕立てでレポート〈前編〉
体験させていただいたのは…
《杉山産婦人科 丸の内》
東京・世田谷に本院を持ち、不妊症などの生殖医療の専門院として2011年に開院。卵子凍結は主に不妊治療目的に約10年前から実施している。
住所:東京都千代田区丸の内1-6-2 新丸の内センタービル5F
TEL:03-5222-1500(代)
公式ホームページ:杉山産婦人科 丸の内
体験したのは…
【M美(34歳)】
Oggiのファッション担当エディター。仕事は楽しいが、周囲からの結婚・妊娠報告に加え、最近パートナーと別れたばかりで余計焦りが募り…。今回、自ら卵子凍結体験に立候補。
M美が詳しく解説!「卵子凍結」体験
5:自己注射の期間延長の場合も…
排卵誘発剤の副作用でおなかが張って苦しい日々。自己注射を6日続けやっと解放されると思ったのに、卵子が未熟だと告げられ…超ショック!「経腟超音波検査で、卵子がたくさんあるのが見えたのはうれしかったです」
6:排卵誘発剤の副作用は?
おなかの張りが最高潮に。「姿勢は常に〝くの字〟でいないとつらく、立つのがキツイ。気分の落ち込みも少しありました」
7:4回目の受診にて
卵巣過剰刺激症候群は、卵胞が育ちすぎてしまう病気。まれに腹部や胸部に水が溜まることも。
8:採卵当日
通常は局所麻酔をすることが多いが、卵胞がたくさんあり痛みが強くなる可能性があったため、静脈(全身)麻酔で行うことに。「局所麻酔なら、採卵の様子をモニターで一緒に見られるのだとか」
9:卵子凍結完了
採取した34個のうち、成熟卵は29個。「15個くらい採れればと思っていたので、予想以上の結果に『たくさん採れたのはうれしいけど、保存にまたお金がかかる…』と頭をよぎる。しかし廃棄する気にはなれず、すべて凍結を決意。あとはクリニックにお任せ!」
10:卵子凍結を体験してみて
「体験して思ったのは、卵子凍結は気軽でも、手軽でもないということ。お金もかかるし、体への負担もある。子供が欲しいかは正直まだわからないけれど、今できることはしたかな。将来的に家族を持ちたいとなったときに、少しでも可能性を残せるなら卵子凍結をした価値はあると思う。素直にやってよかったです!」
▶「卵子凍結」の基礎知識についてはこちら!
2024年Oggi5月号「働く私と『卵子凍結』の現在」より
イラスト/ヤマサキミノリ 構成/佐々木 恵・酒井亜希子(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部