答えは「ビーツ」! 令和に注目されている野菜です!
ロシア料理の“ボルシチ”に使われる野菜として有名なビーツですが、ヨーロッパでは昔から健康に良い野菜として食べられてきました。
日本ではまだあまり馴染みのない野菜ですが、近年は高い栄養価や色鮮やかな見た目が注目されています。
また、タキイ種苗が2018年に行った調査「平成最後の野菜の総括」の中の「2019年5月より始まる新元号に流行ると思う野菜は?」という質問では、スプラウト、パクチー(コリアンダー)、フルーツトマトに続きビーツが4位がに入るという結果に。
ビーツは、ほうれん草の仲間
ビーツは、地中海沿岸地方が原産の根菜です。カブに似ていますが、実はホウレンソウと同じ仲間でヒユ科なのです。ビーツの鮮やかな赤色と、ホウレンソウの根元の赤色は“ベタシアニン”というポリフェノールの一種によるものです。
他にもビーツにはカリウムやマグネシウム、鉄など多くの栄養素が含まれていて、ビタミンB群の一種である葉酸が特に豊富です。
葉酸は胎児の発育に欠かせない栄養素なので、妊娠を望んでいる女性や妊娠の可能性がある女性、また妊娠初期には積極的に摂取するように推奨されています。
食べ方はボルシチだけでなく、手軽にサラダやピクルスにしても美味しいですよ。
▲薄く切ってサラダに。
▲もちろん定番の『ボルシチ』も!
ビーツの旬は6~7月と11~12月ですが、まだまだスーパーで見かけることが少ない野菜です。家庭菜園で自分で育てれば、栄養満点のスーパーフードを安心して生で食べることができますね。
家庭菜園でも比較的簡単に育てることが可能。おすすめの品種や種まき時期については、こちらをチェックしてください。