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2026.03.24

「死んで花実が咲くものか」正しく使える? 意味や例文、類語や対義語の活用法までまとめてチェック

「死んで花実が咲くものか」は、死んでしまっては何もできないという意味のことわざです。生きている間に、やるべきことをやる大切さを説いています。本記事では「死んで花実が咲くものか」の正しい意味や活用法を紹介。類語や対義語なども参考にしてください。

「死んで花実が咲くものか」の意味とは

「死んで花実が咲くものか」とは「生きていてこそ、いいことがある」「死んでしまっては何もできない」という意味のことわざです。努力や行動は、生きている間にこそ意味を持ちます。命が尽きた後は、それらに挑戦することもできません。

枯れ木を人生にたとえたとも考えられる「死んで花実が咲くものか」は、生きている間に、しっかりと物事に取り組む大切さを説いたことわざといえます。

死んで花実が咲くものか
生きていてこそいい時もあるので、死んでしまえば、万事おしまいである。死んで花実が生なるものか。

出典:小学館 デジタル大辞泉

「死んで花実が咲くものか」の使い方

「死んで花実が咲くものか」は、何かを先延ばしにしたり、行動を怠たったりすることへの戒めとして使用できます。

また「生きてこそいいことがある」と、他者を励ます際にも活用できることわざです。

・今チャレンジしなければ、きっと後悔する。死んで花実が咲くものかというし、今できることに精一杯取り組もう
・落ち続けた資格試験への挑戦も、今年で4回目。死んで花実が咲くものか、という気持ちで勉強に取り組もう
・死んで花実が咲くものか… 。苦難続きの人生だが、今できることから一歩ずつ始めよう
・今はつらいかもしれないけれど、生きていればよい機会もめぐって来る。死んで花実が咲くものか、だよ

「死んで花実が咲くものか」の類語・言い換え表現

「死んで花実が咲くものか」には、以下のような類語があります。

・「命あっての物種」
・「死ぬ者貧乏」
・「死んでの長者より生きての貧乏」

どれも生きていることの大切さや、努力や行動の重要性を説く言葉です。ここからは、それぞれの意味と使用例を紹介します。

春
(c) Adobe Stock

「命あっての物種」

「命あっての物種(いのちあってのものだね)」は「何事も命あってこそ」と、命の大切さを説くことわざです。

命があってこそ行動できるのだから、健康や安全を第一に考えるべき、という意味も含まれています。

・命あっての物種というし、今年は健康を第一に考えよう
・資産運用も大切だが、命あっての物種と心得て、不規則な生活習慣を見直すことにした
・命あっての物種だよ。無理をせず、事故に気を付けてね

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「死ぬ者貧乏」

「死ぬ者貧乏(しぬものびんぼう)」は、「生きていてこそ、よい思いができる。死んだ者が一番の損である」という考えを表しています。

命が尽きた後は、生きているときのような経験ができません。「死んで花実が咲くものか」のように、生きていればよいことが起こる可能性がある、という意味が含まれているといえる表現です。

・死ぬ者貧乏というし、生きている今の時間を大切にしたい
・死ぬ者貧乏だと考えたら、辛い日々も、もう少しがんばれそうな気がした
・生きていれば、いつか幸運がめぐってくるかもしれない。死ぬ者貧乏、というからね

「死んでの長者より生きての貧乏」

「死んでの長者より生きての貧乏(しんでのちょうじゃよりいきてのびんぼう)」は「死後に多くの財産を残すより、貧乏でも生きている方が幸せ」という意味のことわざです。

「死んでの長者」とは、亡くなってしまったお金持ちのことです。たとえ多くの資産があっても、命が尽きた後は、それらで楽しむことも人を助けることもできません。対して、たとえ多くの資金がなくても、生きていれば楽しい時間を過ごし、良縁に出会える可能性も。

命の大切さを説いた「死んでの長者より生きての貧乏」は「死んで花実が咲くものか」と同じニュアンスで以下のように活用できます。

・死んでの長者より生きての貧乏。裕福とはいえない日々だが、毎日を大切に過ごそう
・死んでの長者より生きての貧乏という考えを知り、生きている間に社会貢献したいと思った

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「死んで花実が咲くものか」の対義語

「死んで花実が咲くものか」と反対の意味をもつ言葉には「命は鴻毛より軽し」や「命より名を惜しむ」などが挙げられます。

どちらも命を軽視したり、名誉を重視したりすることわざです。どのようなニュアンスで使用するのか、詳しくみていきましょう。

青い炎と赤い炎
(c)AdobeStock

「命は鴻毛より軽し」

「命は鴻毛より軽し(いのちはこうもうよりかるし/かろし)」は、命の価値が極めて軽いことを意味します。「鴻毛」とは、オオトリの羽毛のことです。

命が鳥の羽毛より軽いとする「命は鴻毛より軽し」は、危険を顧みず行動することを、美徳とする思想から生まれています。

「正義のため、命を捨てるのは少しも惜しくない」のようなニュアンスで使われることわざです。

・戦国時代は、命は鴻毛より軽しと戦う武士も少なくなかった
・命は鴻毛より軽しというが、正義のために悲しむ人がいるとすれば、元も子もない

「名を惜しむ」

「名を惜しむ」は、名誉や評価を重んじる考え方です。「名誉を傷つけるくらいなら、命を捨てたほうがよい」という古来の考えに基づいていて「命より名を惜しむ」と使われることもあり「死んで花実が咲くものか」とは、逆の価値観を示すことわざです。

現代社会にはそぐわない考えといえますが、知識のひとつとして押さえておくのもよいでしょう。

・戦国時代の武将は、命より名を惜しむ精神で戦に臨んだという
・「命より名を惜しむ」より、「死んで花実が咲くものか」の精神で生きていきたい

「死んで花実が咲くものか」を正しく使おう

「死んで花実が咲くものか」は、生きている間に努力し、行動することの大切さを説いたことわざです。「命が尽きては何もできない」と、日々の努力や行動することの重要性を強調できるといえます。

「命あっての物種」や「死ぬ者貧乏」など、意味の近い言葉を知れば、「死んで花実が咲くものか」をより正確に使用できます。対義語に目を向ければ、言葉の価値観の違いを把握できるでしょう。

文章や会話に深みが生まれるよう、「死んで花実が咲くものか」や関連する語句を状況に応じて正しく活用してください。

メイン・アイキャッチ画像:(c)Adobe Stock

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