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2026.01.05

断るのが苦手なあなたへ。相手を傷つけずに上手に断る方法

仕事でもプライベートでも、断るのが苦手という人は少なくありません。関係が悪くなったらどうしよう、嫌われたらどうしようと不安になって、つい頼まれごとを引き受けてしまう。断れなくて後悔する……そんな経験がある人も多いのではないでしょうか。
でも、断ることは悪いことじゃないんです。断り方次第で、自分の意思も示しながら相手との関係をより良いものにすることだってできます。
今回は、上手な断り方とすぐに使えるテクニックの実例をご紹介します。

コマツマヨ

断るのが苦手な人ほど、損をしている現実

「このくらいならいいか」「引き受けた方が楽だな」と、ついつい頼まれごとを断れない人も多いもの。

断れずに引き受けた結果、時間やエネルギーを奪われて後悔したり、無理を重ねて体調を崩してしまったり……。頼まれごとを断れずに引き受けてばかりいると本当にやりたいことに時間を使えず、ストレスが溜まって仕事でもプライベートでも影響が出てしまいます。人間関係を円滑にするために断れなかったのに、いつのまにか人との関わり方にもヒビが入ることだって考えられます。

なぜ私たちは断るのが苦手なのか

断ることに罪悪感を覚えてしまう背景には、日本人特有の価値観が大きく関係しています。相手に迷惑をかけたくない、場の空気を壊したくない、嫌われたくない、評価が下がるかもしれないといった気持ちが重なって、つい曖昧な返事や無理な引き受け方をしてしまいます。

でも実際には、その曖昧さこそが、長期的に見ると関係性を悪くしてしまうこともあるんです。

断れない心理の正体

断れない理由のひとつは、相手をがっかりさせたくないという気持ちです。特に仕事の場面では、協力的でありたいという意識が強く働き、自分の気持ちを後回しにしてしまいます。また、断ることで評価が下がるのではないか、関係が悪くなったらどうしよう、などという不安も影響しています。頼まれたことを断る=期待に応えられない自分と感じてしまい、罪悪感を覚えてしまう人も少なくありません。

曖昧な返事をすることの問題点

本当は引き受けたくはないけれど、はっきりと断ることができず、その場をやり過ごすために曖昧な返事をすることも。しかし、曖昧な返事をすることで、相手は「もしかしたら引き受けてくれるかも」と期待してしまいます。後から断ることになれば、余計に評価が下がったり、不信感を持たれたりする原因にも。

はっきりしない態度は、相手をモヤモヤさせて、信頼関係を崩しやすいという点も見逃せません。

断ることは決して悪いことじゃない

断ることに苦手意識を持つ人は多いですが、断ることは決して悪いことではありません。

むしろ、自分のキャパシティを超えて引き受けてしまうことで、中途半端な対応になったりミスをしたり、約束に間に合わなくなったりと、結果的に相手に迷惑をかけてしまうこともあります。つまり、正しく断ることは、相手に対する誠実な対応の現れでもあります。

また、何でも引き受ける人よりも、自分の意思を持って判断できる人の方が、長期的は信頼される可能性もあります。

断るべきときに断れることは、自分を大切にしながら相手も尊重するための大切なことだといえます。

大切なのは“断り方”

(c)Adobe Stock

断ること自体は悪いことではありません。しかし、断り方には十分気を使う必要があります。同じ「断る」という行為でも、伝え方次第で相手の受け取り方は大きく変わります。

雑に断れば関係は壊れますが、丁寧に断れば信頼関係を保ったまま、むしろ誠実な人だと思ってもらえることもあります。つまり、

ここからは、具体的な断り方のテクニックをご紹介します。

仕事の依頼を断るとき

仕事の依頼を断る場合は、まず感謝を伝えたうえで、現状を簡潔に説明するのが基本です。「大変ありがたいお話ですが、現在ほかの案件で手一杯でして……」と伝えれば、相手が事情を理解しやすくなり、無理を言ってくることも減ります。

プライベートの誘いを断るとき

プライベートな誘いを断る際は、重くなりすぎないことがポイント。「楽しそうだけど、今回は先約があって……」と明るく伝えるだけでも十分です。

また、「断るのが心苦しい」という気持ちが伝わるよう、「誘ってくれてありがとう。次の日程が決まったら教えて」など、次につながる一言を添えると相手も嫌な気持ちになりにくくなります。

お金の貸し借りを断るとき

お金に関するお願いは、曖昧にすると後々トラブルになりがちです。「今は自分も余裕がなくて、力になれなくて申し訳ない」と簡潔に伝えるのがベスト。また、「信頼している人とは、お金の貸し借りはしない主義にしている」と自分のスタンスを明確にするのもひとつの方法です。いずれにしても、理由や断るための言い訳を重ねないことが大切です。

断るときに使いたい便利なフレーズ

断るときには、言葉選びも大切。いきなり本題に入るのではなく、クッションとなる言葉を挟むことで、相手への配慮が伝わります。

クッション言葉で印象を柔らかく

「大変恐縮ですが」「せっかくですが」「ありがたいお話ですが」といったクッション言葉は、断りを和らげる役割を果たします。これらを冒頭に添えるだけで、冷たい印象を避けやすくなります。

理由は簡潔に、言い訳は最小限に

断るときは、詳しく説明しすぎないことも重要です。長い説明は言い訳に聞こえてしまうことがありますし、嘘の理由を作ると後で辻褄が合わなくなり、関係が悪化する原因にも。

「今は難しいです」「今回は見送ります」など、シンプルな表現でも十分に意思は伝わります。

断った後のフォローで関係性を保つ

断った後のフォロー次第で、むしろ信頼関係が深まることもあります。ことわりの連絡と同時に別の日程を提案したり、代案を示したりと、相手に選択肢を残す姿勢が、関係性を穏やかに保ちます。

(c)Adobe Stock

断り上手は関係上手

はっきりとした意思表示が苦手な私たち日本人ですが、断れ方が上手いと、かえって信頼関係が深まることもあります。

断り方ひとつで、ストレスの少ない人間関係を築くことは十分に可能です。自分の気持ちを大切にしながら、相手との関係も守れる、そんな上手な断り方を身につけていきましょう。

TOP画像/(c) Adobe Stock

コマツマヨ

WEBサイトライティングをメインに、インタビュー、コラムニスト、WEBディレクション、都内広報誌編集、文章セミナー講師など幅広く活動。

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