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2025.11.09

ビジネスで差がつく「いつもありがとうございます」の使い方。自然に聞こえる人の3つの習慣

ビジネスシーンで毎日のように耳にする「いつもありがとうございます」という言葉。シンプルで丁寧な感謝表現ですが、あまりにも多くの人が何気なく使っているため、タイミングや相手を間違えると、かえって違和感を与えてしまうことがあります。
今回は、「いつもありがとうございます」を自然に使いこなすためのコツと、シーン別の使い分け方をご紹介します。

コマツマヨ

「いつもありがとうございます」って、ちゃんと使えてる?

「ありがとうございます」だけでも十分丁寧な表現ですが、「いつも」を添えることで親しみが生まれ、相手に対する友好的な気持ちを伝えることができます。

ただし、多くの人が形式的に使っているため、初対面の相手に「いつも〜」と言ってしまったり、機械的な印象を与えてしまったりすることも。せっかくの感謝の言葉なのに、使い方次第では逆効果になってしまうかもしれません。

どんなときに「いつも」をつけるのが自然?

では、「いつも」をつける正しいタイミングはどんなときでしょうか。関係性の深さや接点の回数によって、いくつかの判断基準があります。

「3回ルール」を覚えておこう

「いつもありがとうございます」を使う目安として覚えておきたいのは、3回というライン。同じ相手と3回目以降のやり取りになったら、繰り返し接点がある関係性ということなので、「いつもありがとうございます」を使っても自然です。

初対面で「いつも」はもちろん不自然ですし、2回目でもまだ「いつも」というには早すぎる印象があります。3回目以降から「いつもありがとうございます」に切り替えることで、相手に「継続的な関係を大切にしている」というメッセージを伝えられます。

使い分けの判断基準

たとえば、初対面の相手や初回メールでは「お世話になっております」からスタート。3回以上のやり取りが続く相手には「いつもありがとうございます」。もっとフォーマルな場面や季節の挨拶では「平素より大変お世話になっております」が適しています。

相手との距離感で変わる”自然さ”

定期的に打ち合わせをする取引先には、「いつもありがとうございます」以外にも、「いつもお時間いただき、ありがとうございます」などのバリエーションを加えるもの良いでしょう。一方、たまに協力してもらう他部署の同僚には「先日に続き、ありがとうございます」と、やわらかくつながりを示すのがポイントです。

毎日顔を合わせる同僚には、毎回言うよりも「ここぞ」というタイミングで伝える方が、気持ちが届きます。

シーン別「いつもありがとうございます」を使い分けるコツ

ビジネスの場では、メール・対面・電話など、シーンによって伝え方の温度感が変わります。

同じ「いつもありがとうございます」でも、状況に合った使い方をすれば、相手に届く印象がぐっと違ってきます。

メールで伝えるとき

仕事中 女性
(c) Adobe Stock

文章にすると、より形式的になりやすいのがこの言葉。「いつも迅速なご対応、ありがとうございます」や「いつも丁寧にご確認いただき、助かっています」といったように、何に対して感謝しているのかを添えるだけで、形式的な挨拶から気持ちのこもったメッセージに変わります。

また、件名や文末にもひと工夫を。本文の最後を「今後ともどうぞよろしくお願いいたします」だけで締めるのではなく、「いつもご協力いただき、本当にありがとうございます」と加えると、温度のある印象になります。

やり取りが多い相手ほど、こうした一言が信頼関係を深めるきっかけになります。

対面や電話での「いつもありがとうございます」――自然に響くタイミングをつかも

対面や電話では、メール以上にタイミングが大切です。声のトーンや表情とセットで伝わるからこそ、使う場面を意識しましょう。

こんなときは積極的に使いたい

たとえば、定期訪問の冒頭では「いつもありがとうございます。本日もお時間いただき嬉しいです」と切り出すのが自然です。会議後のお礼なら「本日もご協力いただき、ありがとうございます」と伝えましょう。

また、電話で何度も対応してもらっている相手には「いつもご丁寧にありがとうございます」の一言が効果的です。

継続的に関わってくれている人ほど、感謝の一言がコミュニケーションの潤滑油となります。

ちょっと注意したいケース

一方で、注意が必要な場面もあります。特に謝罪やトラブル対応の際には、朗らかな挨拶の「いつもお世話になっております」を使う場合は注意しましょう。

また、数ヶ月連絡が開いた相手には「ご無沙汰しております」から始めるのが適切です。

「いつも」は”続いている関係”の証。前提がない場面では、別の言葉を選ぶのがマナーです。

“感謝疲れ”させないためのコツ

「ありがとう」を言われて悪い気はしません。でも、毎回同じ言葉を繰り返すと、相手は”定型文”として受け取ってしまうことがあります。特に「いつもありがとうございます」を毎メールに入れると、ありがたみが薄れてしまうことも。

大事なのは”タイミング”です。感謝は、毎回よりも「相手の行動で助かった瞬間」に伝える方が心に残ります。

「資料を早めに共有いただき助かりました。いつもありがとうございます」のように、具体的な出来事とセットで伝えると、自然で誠実な印象になります。

もっと気持ちが伝わる「いつもありがとうございます」のバリエーション

伝え方を少し変えるだけで、受け取る印象はまったく違ってきます。相手との関係性やシーンに合わせて、言葉のバリエーションを使い分けましょう。

少し印象を変えて……

同じ「いつもありがとうございます」でも、ほんのひと工夫で印象はぐっと変わります。

以下のように、相手の行動や姿勢に合わせて言葉を選ぶことで、より感謝が伝わりやすくなります。

「いつも素早いご対応、ありがとうございます」

「いつも的確なアドバイスをありがとうございます」

「いつも温かいサポートに感謝しております」

ひと言添えて、気持ちを深める

「いつもありがとうございます」だけでももちろんいいですが、何に対して感謝をしているのか具体的な思いを言葉にして添えると、より相手の心に残ります。

「おかげで意思決定がスムーズになりました、いつもありがとうございます」

「チーム一同、とても助かりました。いつもご尽力ありがとうございます」

「いつも安心してお願いできます、ありがとうございます!」

「いつもありがとうございます」を味方につけよう

仕事中 女性
TOP画像/(c) Adobe Stock

「いつもありがとうございます」は、単なる挨拶ではなく、関係性に対して感謝を表す言葉です。

ただ形式的に伝えるのではなく、気持ちを込めたバリエーションを加えると、あなたの「ありがとう」は格段に伝わりやすく、ビジネスでの関係もよりスムーズに進むはず。

TOP画像/(c) Adobe Stock

コマツマヨ

WEBサイトライティングをメインに、インタビュー、コラムニスト、WEBディレクション、都内広報誌編集、文章セミナー講師など幅広く活動。

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