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LIFESTYLE

2025.02.16

宮田俊哉「僕にとっての青春は“キスマイ”です!」|『映画 先輩はおとこのこ あめのち晴れ』インタビュー

Kis-My-Ft2の宮田俊哉さんが宣伝大使&声優を務める『映画 先輩はおとこのこ あめのち晴れ』Specialインタビュー。

“憧れのファッションに挑戦しよう”と踏み出す勇気をもらいました

絶賛公開中の『映画 先輩はおとこのこ あめのち晴れ』の宣伝大使と声優を務めるKis-My-Ft2の宮田俊哉さんにお話を伺いました。本作は、男の子だけどかわいいものが好きで女の子の姿で高校生活を送る“男の娘”花岡まことと、まことに恋をする元気いっぱいの後輩・咲、そしてまことを近くで見守り続けてきた幼馴染の竜二の3人が恋や家族の問題に悩み、前に進む姿を描いた作品。

――まずはどんな作品か教えてください!

この作品は、高校生ならではの弱さと優しさがすごく輝いて見える作品。彼ら、彼女らが成長していく中でいろいろなことが起きるのですが、そのどれもがすごく魅力的なんです。まことは男の子だけどかわいいもの好きで、女の子の格好がしたい子。学校ではちょっと変わっている人扱いをされることもあるけど、「自分はそれが好きなんだ」と言えるところがかっこいいなと思います。本当にストーリーが良くて、実はこの映画を観て2回泣いたんですよ!最後まで観て、サブタイトルの[あめのち晴れ]ってそういうことなんだ、ってわかったときに、自分の涙腺もあめのち晴れでした(笑)。

――ご自身の学生時代と重ねて共感できる部分はありましたか?

高校時代はすでにアイドルをしていたので、 “みんなとは違う”という目で周りから見られていると感じていたこともあり、そういう点で重なった部分もありました。仕方ないことではあるけれどクラスのみんなが学園祭の準備をしている中、自分は仕事で参加できないことが決まっていて孤独を感じたことも。だから、まことには自分でピアスを開けるという行動で寄り添う竜二がいるって温かいなとグッときました。

――宣伝大使と本郷博役に抜擢されたときの感想を教えてください。

この作品に関わることができて本当に光栄です。もしも、宣伝大使に選ばれていなかったとしても「めっちゃいい映画だぞ!」ってみんなに宣伝していたはず。咲ちゃんママの恋人・本郷 博役を演じるにあたっては、自分より明らかにガタイのいい人物をどういうふうに演じればいいだろうと悩みました。行き着いたのは、自分の中にある優しさを込めること。台本を読んで、「上から話すのではなく、高校生の咲ちゃんと対等に話そうとする丁寧な人だなあ」と感じましたし、そういうところを突き詰めていくのが楽しかったです。

顔に手を添えて座る宮田俊哉さん

――本郷役を演じる上で特に気を配ったことは?

柳 伸亮監督や原作のぽむ先生と収録現場で話していく中で、キャラクターのイメージを膨らませました。年齢は明かされてはいないけれど、おそらく僕の実年齢よりは上だろうと思うんですよ。だからといって声も渋くすればいいってもんでもないぞと。気持ちがそうなっていれば自然と大人っぽく聞こえると思って演じました。自分で言うのもなんですが、普通にしている声も結構いい声だと思っていて、つくりすぎずに自分の声で役になりきるほうが自然でいいのではないかなと思ったんです。

――ドラマや映画などの映像作品と声優、演じる上でのそれぞれの大変さや違いは?

映像作品で演じるときは、自分そのものが役にならないといけないですが、アニメの場合は絵の表情や動きを見て声を演じなければいけない。アニメの場合は、アニメーターの方も加わって、みんなでひとつの役を演じている感覚があるんです。自分自身でやるか、声の部分だけを担当するか…演じるという本質は変わらないですがどちらも違って面白いです。正直、ドラマや映画ももっと出たいです!

――準備の段階では違いはありますか?

ドラマの台本を読んだときは共演の俳優さんの顔を思い浮かべて、「こういう声だろうな」「こういう感じで話すだろう」と頭の中で想像するんです。台本の文字からどれだけイマジネーションを膨らませられるか、という作業が僕の中で必要なんです。アニメの場合は、まだ絵コンテの状態で完成していない絵を見ながらやらなきゃいけないこともある。そこからどれだけ細かいところまで動きを拾えるかが勝負。やっぱり上手い人って本当に細かいところまで見ているなと感じるので、自分もできるようになろうと今、頑張っています。かける時間で言うとどちらもそう変わらないですね。セリフは意外とすぐ覚えられちゃうんですよ、僕。やればできちゃうんだよなあ〜(笑)。

――Oggiの読者は宮田さんと同世代の働く30代の女性です。どんなポイントに注目したらより本作を楽しめますか?

きっと最初は主軸の3人に共感することが多いと思うのですが、本郷さんや本郷さんとの出会いで変われた咲ちゃんママなど、この作品の「大人」に注目してほしいです。あとはマニアックですが、目から上が切れて顔の下半分だけのアングルになるシーンが結構あるんですよ。僕はちょっと心がザワザワしている、少し傷ついているときに目が隠れるのかなって思いながら観ていたのですが、皆さんにもどういう感情なんだろうと考えながら観ていただきたいです。

――特に注目してほしいシーンは?

まことが女装している姿について、「似合ってない」と人から言われたときに、「似合ってるよ」と答えるシーンがあるんですよ。僕もおしゃれが好きで、アクセサリーや時計にも好みがある。“じゃあ、それが似合っているかどうかってだれが決めるの?あぁ、僕が決めればいいんだ”とすごく納得したんですよね。周囲の目から見て似合っているのか不安になるより、自分が身につけたいものこそ一番似合っているんだ!と思えました。この映画を観たら、きっと、いつもとは違うファッションに挑戦してみたいと思っている人が一歩踏み出せる勇気を与えてもらえるんじゃないかな。

――宮田さんはこれから挑戦してみたいファッションはありますか?

“オニツカタイガー”のシグネチャーでもあるイエローのスニーカーを履いてみたいんです。実はすでに購入済みなのですが、「何と合わせればいいんだ!?」と迷ってしまって…(苦笑)。ワイドパンツにイエローのスニーカーを合わせるような海外セレブファッションに憧れがあるんですよ。まだ勇気が出なくて履けていなかったけれど、このシーンを観て挑戦してみようと思えました。

――では近々、宮田さんのInstagramに登場する日が来るかもしれないですね。

いっちゃうかもしれないですね!さっき同世代で仲のいい(中間)淳太がOggiでファッションの連載をしていると聞いたのですが、彼はまったく違う系統なんですよね。淳太は割と柄やロゴが入った華やかな服を着ている印象です。僕はバッグにアニメのキーホルダーをつけたり、アニメTシャツにブランドのパンツを合わせたり。僕はオタク=クールジャパンだと思っているので、好きな作品の要素をファッションにも取り入れるのが好きなんです。ブランドとアニメのコラボTシャツを買おうと決めて、値段を見ずにレジに持って行ったら、予想を超える値段で目ん玉が飛び出たこともありましたが、それもいい経験です(笑)。淳太も好きなキャラとのコラボの服をよく着ているし、そういう意味では共通点があるかもしれませんね!

階段に座る宮田俊哉さん

――映画では、咲が父に会うためにハワイを訪れますが、宮田さんが今行きたい海外は?

N.Y.にどっぷり染まりに行きたいです!「N.Y.に染まってねえよ」とカッコつけるのではなく、僕は「染まりに行く!」と宣言してから行きたいです。好きなブランドの本店にも訪れてみたいし、N.Y.が舞台の作品の聖地を巡るのもいいなと思います。実際に行ってみたら思っていたのと違うこともあるだろうけど、それでもいいんですよ。それも含めていろんな体験をしたい。

――“ぱいのこ”は、青春を感じられる作品。では、宮田さんにとっての「まさに青春!」という思い出を教えてください。

僕は“ぱいのこ”のような輝かしい青春は送れなかったんです。というのも高校生のときにKis-My-Ft2というグループができて、ローラースケートの練習で怪我をして、毎日いろんな先輩の曲の振り付けを覚えて、という忙しない日々を過ごしていたので。だから、僕にとっての青春は“キスマイ”かな!今も青春真っ只中です!(現場で湧き上がる拍手)

――咲やまことが進路について迷う模様が描かれていますが、宮田さんが芸能界の仕事に覚悟を決めた瞬間は?

まさに高校生のころ、周りが大学に行くのか、就職するのかと進路を決めていく中で、「じゃあ、僕はどうするんだろう。このままでいいのかな」と悩んで、“やっぱりこの仕事が好きだ”と覚悟を決めました。もともとは親が(堂本)光一くんのファンでこの事務所に入ったのですが、次第に親の夢と自分の夢が重なってきたんですよ。自分の夢としてはっきり意識したのは高校3年生のとき。

学校の友達には相談できない話でもあったから、自分と向き合って決めていった部分が大きいかな。グループでは真ん中で年上組がいたので、正直言うと上を見て「まだ平気だろう」という気持ちもちょっとありました(笑)。自分が年上だったらもっと迷っていたかもしれません。だから、いてくれてよかったなと思います。

――高校生の時点でデビュー前とはいえ、すでにすごく人気でしたもんね。

そうなんですよね〜。(渾身のドヤ顔で)大人気だったんですよね、自分ら(笑)。(底抜けに明るいポジティブ発言に笑いながら拍手する編集部を見て満足そうな表情の宮田さん)

――高校生の日常を描く作品ですが、ここ最近のT M I(あえていうほどでもない情報という意味)を教えてください。

3日連続で外食してしまうとすぐに太っちゃうタイプなのですが、友達に誘われてごはんに行ってたら、正月太りで2キロ増えたんです。いっぱい食べた分、抜かないとやっぱり戻らないからストイックに頑張ってしっかり戻したんです。そして今…リバウンドしてます!(笑)。あの時間は一体なんだったんだろうって思っています。

【取材memo】
・取材前にご挨拶をすると、「結構長い歴史のある雑誌ですよね?子どものころにうちの母ちゃんが読んでたっす!家に置いてあった記憶がすごくあります。Oggiに出るよ!って母ちゃんに言っておきます」と素敵なエピソードを教えてくださりました。
・宮田さんの推しキャラは竜二。魅力ポイントを尋ねると、「咲ちゃんをがっつりイジるんだけど、そこがモテると思うんですよ。僕は高校生のころ、女の子をイジるなんて絶対できなかったし、“女の子には優しくしなさい”と言われて育ったのでモテないタイプでした…(笑)。だから真逆のタイプの竜二に憧れるのかなあ」とお話しくださいました。
・撮影中は編集部のリクエストに応えてクールに、インタビュー中はとても気さくにとさまざまな表情を見せてくださった宮田さん。取材ラッシュの1日にも関わらず疲れたそぶりも見せず、神対応で取材に向き合ってくださいました。

撮影/高木亜麗 スタイリスト/柴田 圭 構成/佐々木怜菜、岡野亜紀子

『映画 先輩はおとこのこ あめのち晴れ』
2月14日(金)全国公開
まことと咲と竜二、3人が出会ってからもうすぐ一年。それぞれが悩みに向き合い少しずつ変化する中、学校は春休みを迎える。まことが咲を意識し始める一方で、咲は父・裕司に会いにハワイを訪れる。親子水入らずの時間を過ごし、ハワイを満喫する咲。そんな中ふいに、裕司に「こっちで一緒に住むか?」と聞かれて……。父を選ぶか、母を選ぶのか。自分を「特別」に思っている人は誰なのか。「特別」とは何なのか。咲が思いを巡らせる一方で、三年生になったまことや竜二もまた、進路に向けた選択をしていく。3人が決める答えとはーー。

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