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2024.11.17

「藪をつついて蛇を出す」とは? 意味・使い方・失敗しないためのコツを紹介

「藪をつついて蛇を出す」とは、余計なことをしてトラブルを招く比喩表現です。この記事では、「藪をつついて蛇を出す」の意味や活用法を紹介します。

何気ない一言や行動が、意図せぬ結果を招くことがあります。たとえば、ちょっとした好奇心で手を出したことが、大きな問題に発展した経験はありませんか…? そんな場面を表すのが、「藪(やぶ)をつついて蛇を出す」ということわざです。

意味を深く知ることで、日常生活や仕事にどう生かせるのかを一緒に探ってみましょう。

「藪をつついて蛇を出す」とは? ことわざの意味と使い方を解説

思わぬ問題を引き寄せないために、このことわざが示す教訓を知っておきませんか? 何気ない行動の背後に潜むリスクに迫ります。

藪
(c) Adobe Stock

「藪をつついて蛇を出す」の意味

「藪をつついて蛇を出す」とは、余計なことをしてトラブルを招くことをたとえています。今は「藪蛇(やぶへび)」とか「藪蛇になる」といった使い方をされることが多いでしょう。

大きな災いだけでなく、風向きが変わったり、不都合な状況になったときなどにも使われます。

このことわざの使い方|具体的な例文で紹介

「藪をつついて蛇を出す」の使い方を例文とともに紹介しましょう。

(例文)軽い気持ちで提案したら、新しい仕事が追加されてしまった。藪をつついて蛇を出す結果になった。

小さな提案が原因で、思わぬ責任や仕事を負わされてしまった場面を表しています。

(例文)ミスを指摘したら、自分まで叱られた。藪をつついて蛇を出すとは、このことだ。

ミスを指摘した結果、自分も責任を負わされてしまったことを表しています。

(例文)隣人のトラブルを仲裁しようとしたら、こちらまで巻き込まれてしまった。藪をつついて蛇を出してしまったようだ…。

他人のトラブルに関わったことで、かえって自分にも悪影響が出たケースです。

「藪をつついて蛇を出す」の類義語と対義語

類義語や対義語を知ることで、このことわざの意味をさらに深く知ることができます。

類語 ブロック
(c) Adobe Stock

類義語:寝た子を起こす

「寝た子を起こす」は、すでに解決したり落ち着いた物事に余計な手を出して、問題を起こすことのたとえとして使われます。「藪をつついて蛇を出す」と同様に、不要な行動がかえって悪影響を招くという教訓が含まれています。

類義語:雉(きじ)も鳴かずば打たれまい

「雉も鳴かずば打たれまい」とは、自ら余計な行動を取らなければ災難に遭わずに済んだだろう、というたとえです。余計な発言や行動が原因で、自らトラブルを招くことがあるという戒めの意味が込められています。

対義語:君子危うきに近寄らず

「君子危うきに近寄らず」とは、賢明な人は危険やリスクのある状況には近づかない、という意味です。危険を察知したらあえて関与せず距離を置く姿勢を勧めることわざで、慎重な態度を重視する考え方を表しています。

「藪をつついて蛇を出す」が無用な行動が問題を引き起こすことがあると教えているのに対し、「君子危うきに近寄らず」はそもそもリスクを取らない選択そのものが賢いとしています。

現代での「藪をつついて蛇を出す」シーンは?

職場や日常生活にも潜む「藪をつついて蛇を出す」の教訓。どのようなシーンで役立つのか、具体例を見ていきましょう。

ビジネスシーンに潜む「藪をつついて蛇を出す」場面とは?

ビジネスシーンでは意外なところで、このことわざが生きてきます。余計な行動が思わぬ問題を引き起こすこと、ありませんか?

職場では、不要な問題提起や過剰な分析が思わぬトラブルにつながることがあります。例えば、取引先の意図を過度に深読みして要らぬ確認をしたことで、案件がなかったことになってしまう… など。行動を起こす前に、そのリスクを考慮することが必要です。

日常生活に潜む「藪をつついて蛇を出す」場面とは?

日常の場面でも、このことわざが当てはまる場面があります。例えば、家族や友人の悩みやトラブルに深く立ち入ることで、いつの間にか自分との関係が悪化することもありますよね。親切心で他人のトラブルに首を突っ込んだことで、反対に迷惑をかけるケースなどが典型的です。

「藪をつついて蛇を出す」を避けるためのリスク管理法

「藪をつついて蛇を出す」を教訓に、リスクを避けるための方法を学びましょう。どんな対策が有効なのか、具体的なポイントを紹介します。

リスク ブロック
(c) Adobe Stock

リスクを避けるためのポイント

まず、自分に直接関係のない問題には深入りしないことが大切です。リスクを判断する際は、状況や関係性を冷静に見極め、関与する必要があるかどうかを考えます。また、事前に周囲の意見を聞くなど、客観的な視点を取り入れれば、さらにリスクを減らせるでしょう。

問題を未然に防ぐための考え方

リスクを予防するためには、行動に移す前の情報収集と計画が不可欠です。特にビジネスやプライベートで影響が広がりそうな場面では、慎重な判断が求められます。周囲の意見を尊重し、事前にリスク要因を整理することで、不用意な「藪つつき」を避けることができます。

最後に

「藪をつついて蛇を出す」ということわざは、私たちに日常での慎重さと判断力の大切さを教えてくれます。軽率な行動が予想外の問題を招くことも少なくありません。大切なのは、行動を起こす前にリスクをしっかりと見極め、思いやりや冷静さを持って物事に対処することです。このことわざを心に留め、日々の選択に生かしてみてはいかがでしょうか?

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