34歳10ヶ月、ずっと気になっていた卵子凍結を実施【34歳の卵子凍結 #5】
働くアラサー、アラフォーの女性たちで集まった時、よく話題に上がるひとつのテーマが「卵子凍結」。
キャリアを築く中で、結婚や子供のことなど理想や計画は悶々と考えるもの。でも実際には子供がほしいと思ったタイミングでなかなか恵まれなかったり、不妊治療に苦労をして仕事との両立が難しかったり。
そんな中、私が気になったのは卵子凍結。卵子凍結は20代後半頃から長らく興味があったものの、なかなか行動を起こせず…。ですが今年、34歳10ヶ月でついに卵子凍結に進みました!
前回の記事では、初挑戦のシリンジ自己注射についてお届けしました。今回は、採卵日確定〜その後の準備の様子をレポートしていきます。
〈1月30日〉受診5回目! 採卵日確定
受診も5回目。そろそろ採卵日が決まるかな? と思いながら扉を開けます。いつもと同じく血液検査をし、エコー検査を終え、先生の説明を受けに診察室へ。
「お腹が張ってる感じがしてきましたか?」
言われればなんとなく? でしたが、正直そこまで張っている感じはありませんでした。
卵胞が順調に育ってきていて、記憶が曖昧なのですが、左10個、右3個ほどだったと思います。大きさも十分育っているということで、以前計画していた日よりも1日早い2月2日が採卵日となりました。
予定日よりも早まり日程調整の必要が出ましたが、違和感があるのし、自己注射も終わらせたいし(1日でも早く採卵、凍結まで進み終わらせたい…)という気持ちでした。
ただ、先生からここで衝撃の一言が!
「今日から採卵後2日(2月4日)まで、お酒は飲まないでください」
食事制限は必要ないと聞いていて、お酒の制限もなかったと記憶していたのですが…。ワインに携わる職業柄、状態を確認するためにワインを飲んだりするし、なんなら制限がないと思っていたので、会食を入れてしまっていて…。
ただ、こちらのクリニックには複数の先生がいて、別日の外来時にアルコール摂取のことや体への影響などを聞いてみたところ、アルコール摂取はそこまで制限しなくても大丈夫とおっしゃる先生もいました。クリニック内でもそれぞれ異なる意見を持つ先生がいるので、この辺りの制限は医師の方の考えによって違ってくるのかも知れません。
その後、看護師の方から卵胞と卵子の違いの説明を受け、採れる卵胞の数=採れる卵子の数ではないということを学びました。
今エコーでは卵胞が見えていて、卵子として採取できる可能性があるけれど、卵胞は卵子を包んでいる袋のようなものなので、実際に卵胞を採取して卵子の状態を見てみないと、成熟して凍結ができる卵子かどうかはわからないとのこと。
いくつかある中、ちゃんと育ってくれてるといいな… と願いながら説明を受けました。
採卵日までの3日間… やることがたくさん!
説明の後はいつも通りの自己注射! その日の注射はクリニックの個室をお借りして打ちました。この日も卵巣を刺激をするための1本と、排卵しないようにするための2本… クリニックでなかったら痛いーー! と叫びたい(涙)。
ただ、嬉しいお知らせが。採卵前日と翌日は注射不要とのこと! なので、自宅に持って帰るのは、明日1月31日分1本のみ! やっと自己注射卒業! 嬉しい!!
注射と入れ替わるようにして、この日から経口投薬が始まりました。
まず、帰宅後すぐに飲んだのがボルタレンSRカプセル。小粒を1錠だけなので問題なく飲めました。翌日(1月31日)から採卵日(2月2日)まで、このボルタレンSRカプセルを1日2錠飲み続けます。こちらは採卵前の排卵抑制をしてくれます。
採卵前々日(1月31日)には排卵誘発剤として、点鼻薬があります。22:00と23:00に、左右2回ずつとの指示です。そんなにピンポイントに!? と思い、忘れそうでいくつもアラームをつけました。点鼻薬は独特な味や香りがしますが、不快感はありませんでした。この点鼻薬を忘れると、採卵の日程が変わってしまうかもしれないという程大事なお薬とのこと。今までの努力を実らせるためにも、必ず忘れないように注意をしました!
採卵前日(2月1日)からは、1日3回計3錠、感染を防ぐためのケフレックスカプセルを飲みます。これは採卵翌日(2月3日)まで服用します。これも小さいお薬で安全です。
たくさんの種類の薬剤とそれぞれのルールがあり混乱しそう…。全てカレンダーに入力して忘れないように管理しました。
〈この日のお会計金額=0円〉
採卵2日前には徐々に違和感を感じるように…
内診の際には下腹部に張りがあるかと聞かれてもピンときていなかったのですが、内診翌日の採卵前々日あたりから、張りや違和感を感じてきました。座っていて前のめりになると、左下腹部に気持ちの悪い圧迫感を感じます。
先生にエコー検査をしていただいた様子だと、左の方が卵胞の数が多く、大きく育っていたので、本当に私のお腹の中で診ていただいていることが起きているのだなと実感しました。
ただ、日常生活は普通に続けられていましたし、ちょうど起業したばかりでPCに向かう仕事も多かったので、少し辛かった出来事のひとつです…。2月2日の採卵日を待ち遠しく思いながら、日々をやり過ごした感じです。
いよいよ次回は採卵当日! やっと解放されます!
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オッジェンヌ 下田 悠
東京都出身。ワインエキスパートの資格保持。営業職を経たのち、ワインに携わる事業を手がけたいと起業。現在は、ワインバー展開のほか、ミスワイン運営本部代表を務める。
インスタグラム:@haruka.01.01