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2024.03.18

実録【34歳の卵子凍結 #4】正直、逃げたくなった(涙) 初挑戦のシリンジ注射に苦戦した日

「34歳で卵子凍結を実施! 実際にやってみた私の一部始終をお届けします。第4回目は、初挑戦のシリンジ自己注射をレポート」〈Oggi専属読者モデル オッジェンヌ・下田 悠さん〉

オッジェンヌ 下田 悠

34歳10ヶ月、ずっと気になっていた卵子凍結を実施【34歳の卵子凍結 #4】

働くアラサー、アラフォーの女性たちで集まった時、よく話題に上がるひとつのテーマが「卵子凍結」。

キャリアを築く中で、結婚や子供のことなど理想や計画は悶々と考えるもの。でも実際には子供がほしいと思ったタイミングでなかなか恵まれなかったり、不妊治療に苦労をして仕事との両立が難しかったり。

そんな中、私が気になったのは卵子凍結。卵子凍結は20代後半頃から長らく興味があったものの、なかなか行動を起こせず…。ですが今年、34歳10ヶ月でついに卵子凍結に進みました!

前回の記事では、治療の様子や初めてのペン型自己注射についてお届けしました。今回は、初挑戦のシリンジ自己注射の様子をレポートしていきます。

〈1月23日〉受診3回目、初のシリンジ自己注射が激痛…!

注射器
(c)Adobe Stock

初めての自己注射を無事に乗り越え、指定の4日後に外来を受診しました。

予約の30分前に来院し、まずは血液検査を行います。ちなみに、私は採血くらいの痛みは全然大丈夫。

その後、エコー検査へ。専門家ではないのでわからないけれど、先生と看護師の方の会話から卵胞はいくつかありそうな予感…。「お疲れ様でした〜」と終了を告げられ、診察に移ります。

血液検査で調べられるのは、F2、FSH、LHの3つの値。

FSHとは、脳の下垂体から分泌されて卵巣を刺激し、卵胞の発育を促すホルモン。エコー検査では卵胞が見えていて、FSHの数値が上がってきているので、引き続き刺激を続けていきたいとのこと。

もし卵胞の個数が見込めない場合は刺激をしても意味がないので、強い刺激をしないこともあるそうですが、私は卵胞の個数が見込めたためしっかりと刺激をしていくことになりました。

1月23日の血液検査はこのような結果に。
E2:283pg/ml
FSH:12.5mIU/ml
LH:1.1mIU/ml

次回からは注射の薬剤を変えると告げられ、前回の「ゴナールエフ」から「HMGあすか」と「ゴナトロピン1000」というものへ変更に。こちらも看護師から自己注射の方法をレクチャーいただきました。

この「HMGあすか」は、まだペン型が日本で発売されていないということで、シリンジ型(一般的な注射器)の自己注射に挑戦したのですが…、

これがめちゃくちゃ痛い‼︎ 逃げたいくらい痛い‼︎‼︎

外来で打つ分(1月23日)と、3日分(1月24日〜26日)の、注射器4つを渡されました。ペン型よりもなんだかリアル感があってちょっと怖い…。そしてペン型よりも針が太い…。

前回のペン型との違いは、必要数量までメモリを合わせる必要がないこと。注射器の中にすでに薬液が入っていて、針の部分が覆われているカバーを取ってそのまま使用します。

ペン型同様、刺す位置をアルコールで消毒し、下腹部あたりの皮膚をつまみ、シリンジを垂直に刺します。針の半分くらいまで刺したところで結構な痛みが… ついつい手が止まります。

痛いけど頑張ろう! と、進めていくと手元にプツッと少し抵抗を感じ、その後スーッと刺さっていきました。完全に針が見えなくなるくらいまで刺し終えたら、シリンジ内の薬剤を押し入れていきます。

針も太いのですが、ペン型とは比べものにならないくらい、薬剤を入れる時に痛いのです…! 冷や汗が出ます。半分くらいで「あ〜、もうやめたい、痛い…」と思いましたが、看護師の方も見ていて、大人だし… と頑張って残り半分をゆっくりゆっくり入れながら打ち終わりました。

少しですが、ペン型よりも出血が見られました。専用の絆創膏のような物を貼って終了です。本当に痛かったのでだだをこねたいところですが…、日本にはシリンジ型しかないので我慢して打つしかないです…。

と、ここで更に残念なお知らせが。内診室で話を終えたはずの先生が部屋に入ってきて、看護師さんとなにやらお話をしています…。嫌な予感は的中し「今の値だと育てた卵子が排卵してしまう可能性があるので、それを防ぐ薬も入れておきますね」とのこと。8日目の1月26日にシリンジをもう一本追加し、計2本打つ日が増えました。

涼しい顔で「わかりました」と答えましたが(えーーー、まじですか… 痛いよう… 嫌だなぁ)と思ってしまいました。

追加されたのは「セトロタイド」で、排卵を予防するもの。痛い自己注射をして、凍結しようと思った卵子が排卵してしまっては、せっかくの努力が水の泡です。痛い注射の1本なのですが、とっても大事な1本だと思い、自分を納得させました。

〈この日のお会計金額=0円〉

自宅に帰って初めてのシリンジ注射! やっぱり痛い〜

リビング
(c)Adobe Stock

ペン型よりも刺す前の行程が少ないのは楽なのですが、刺すとやっぱり痛いです…。レクチャー時同様、一旦スッと入った後、抵抗があり止まって、その後更に進めていきます。

この抵抗があるところからグッと針を入れていくのが特に痛いんですよね。薬液を入れていくのも、ゆっくりゆっくり、時間をかけるものの、痛くて辛くてひと苦労です。毎日冷や汗をかきながら打ちました。

このあたりから、日常生活の中でフラフラとしてきたり、少し気持ち悪くなってきたり…。事前に説明があった副作用の症状が現れてきました。ただ、仕事に支障がある程ではありませんでした。

前回の外来で「4日後に来てください」と言われたので、1月27日に予約をし、外来を受診しました。

〈1月27日〉4回目の受診で無事卵胞が見えてきました!

エコー検査
(c)Adobe Stock

1月27日、もうクリニックに来るのは4回目。注射… なくなるといいなぁ… と思いながらクリニックに向かいます。いつも通り30分前に来院し、血液検査を終え、エコー検査を待ちます。

いつもの動く診察台。やっぱり体の中に機械を入れるのは痛い…「痛っ」とつい声が漏れてしまいました。担当の先生に聞こえたようで「痛かったですか〜、ごめんなさいね〜、ゆっくり進めていきますね〜」と声をかけていただきました。

エコーをゆっくり操作してもらうことで、幾分痛みは楽に… 痛い時はきちんと伝えた方がいいのですね(笑)。エコーでは、毎回卵胞のサイズも測っています。私も先生の操作が見られるので、毎回きちんと育っていることを確認できます。

診察室で先生から現状の説明を受け、卵胞は順調に大きくなって個数も見込めそうとのこと。次は3日後に来てくださいと告げられます。

先生の内診が終わり、看護師さんから自己注射の説明を受けます。必要な注射は、1月27日… 1本、1月28日… 2本、1月29日… 1本でした。引き続き卵巣を刺激しつつ、2本の日には排卵予防の注射も打ちます。

(今回も2本の日がある… 本当に嫌だ…)という気持ちをぐっと抑え、お礼を伝えて受け取り、帰宅。次回は1月30日です。

〈この日のお会計金額=0円〉

これまでの記事はこちら

TOP画像/(c)Adobe Stock

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オッジェンヌ 下田 悠

東京都出身。ワインエキスパートの資格保持。営業職を経たのち、ワインに携わる事業を手がけたいと起業。現在は、ワインバー展開のほか、ミスワイン運営本部代表を務める。
インスタグラム:@haruka.01.01


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