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ミスは誰にでもあるものだけど…
ミスは誰もがしてしまうものですが、防げたはずのミスをしてしまうのはなるべく避けたいですよね。普段はしない忘れ物や文章の誤字・脱字、スケジュールの確認ミスなど、小さなミスの積み重ねが、思いもよらぬ大きなミスに繋がってしまったり、周りからの信頼を失うことに繋がってしまったりするものです。
本記事では、そんなケアレスミスについて、迫っていきましょう。ケアレスミスが起きる原因やケアレスミスを減らす方法などを押されば、ケアレスミスを減らしていくことができますよ!
そもそも「ケアレスミス」とは?
まずは、「ケアレスミス」という言葉の意味から見ていきましょう。「ミス」とは何が違うのでしょうか?
「ケアレスミス」の意味
「ケアレスミス」とは、「不注意によって引き起こされるまちがい」や「軽率な失敗」のこと。自身の不注意や軽率な言動によって引き起こされた失敗というところが、普通の「ミス」とは違うところと言えるでしょう。注意していれば防げたはずの失敗を「ケアレスミス」と言うのです。
ちなみに、日本語では一般的に「ケアレスミス」と言いますが、実はこれは略称。英語では、「careless mistake」と言います。
ケアレスミスが多いのは、どんな人? 特徴を紹介
みなさんは、自分自身をケアレスミスが多いタイプだと思われますか? ケアレスミスは、注意すれば防ぐことができるミスです。ですから、自分がケアレスミスをしやすいタイプだと意識するだけでも、ある程度の効果が期待できます。
そこで、ここではケアレスミスをしやすい人の特徴について紹介していきますよ。
1:せっかち
せっかちな人は、ケアレスミスをしやすい傾向にあります。「早くしないと!」という気持ちが前に出てしまうため、細部を整えたり、確認をすることを怠りがちです。
2:時間にルーズ
余裕がなくなると、ケアレスミスは生じやすくなります。そうした意味で、時間にルーズな人はケアレスミスを犯しやすいと言えるでしょう。締め切り直前までやるべきことに手を付けず、焦って取り組み始めたとしても、丁寧に仕事をこなすというのはなかなか難しいもの。締め切りに間に合わせることが目的となってしまうと、仕事が雑になり、ケアレスミスを連発してしまうことがあります。
3:思い込みが強い
「間違っていない」と思い込みやすい人は、確認作業をしないことが多いため、ケアレスミスが多くなる傾向にあります。また、「大丈夫」だと思い込んでいるため、確認したとしてもミスに気付かず、スルーしてしまうことも多いようです。
ケアレスミスが起こる原因とは?
そもそも、どうしてケアレスミスは発生してしまうのでしょうか? その原因について具体的に例を挙げながら、考えていきます。
1:マルチタスクをしている
複数のやるべきことを同時進行していると、頭の中が整理できずに、ひとつひとつのタスクが雑になってしまうことがあります。
いくつものタスクをこなすことができれば、効率よく仕事が進められるかもしれません。しかし、どれもミスだらけの仕上がりになってしまったとしたら、マルチタスクをする意味がないですよね。
「ケアレスミスが多い」と自覚のある方は、マルチタスクは避けた方がベター。一つ一つの仕事に集中して、終わらせていきましょう。その方がよっぽど効率がいいですよ!
2:集中していない
目の前の取り組むべきことに集中していないと、ケアレスミスが増える傾向にあります。
たとえば、テレビを観ながら資格の勉強をすることを例に挙げて考えてみましょう。資格の勉強をしているつもりが、実はテレビの内容に意識が向いてしまい、結局何も覚えられなかった… なんて経験をした方も少なくないのでは?
学ぶときは学ぶ、リラックスするときはリラックスをするなどというように、メリハリのある行動を心がけると、ケアレスミスも減らせるのではないでしょうか。
3:慣れ
ある程度、仕事や作業内容に慣れてくると心に余裕が生まれますよね。その余裕が、「私、わかっているし! こんなところで、ミスなんてしない」という慢心に繋がってしまう場合もあります。
仕事に慣れてきた時こそ、心の緩みを退治しましょう。
ケアレスミスを減らす方法とは?
それでは、ケアレスミスを減らすにはどうしたら良いのでしょうか? 「ケアレスミスをしない!」と意識することはもちろん大切ですが、気持ちや根性だけで改善するのは難しいもの。ケアレスミスを減らす、具体的な方法を紹介します。
1:一つ一つの仕事に集中する
人間、体は一つしかないので、さまざまな業務を一気に終わらせるのは難しいものです。そうであるならば、一つ一つの仕事に集中して着実に終わらせていきましょう。その際、抱えているタスクをすべて書き出して、優先順位を明確にしておくと、仕事が“見える化”され、落ち着いて仕事が進められますよ。
2:時間をあけて再確認をする
仕事を終えたら、時間をおいて再確認してみましょう。冷静で客観的な視点から仕事内容を確認・精査することができますよ。その仕事に取り掛かっていた時には気付かなったケアレスミスも、見つけられたりします。
再確認をするためには時間の余裕が必要です。ですから、早め早めの行動を心がけることも大切ですね。
3:生活習慣を正す
集中力は、体調によって左右されることが多分にあります。体調が悪いとケアレスミスが増えますので、食生活や睡眠時間は大切にしたいですね。
最後に
本記事ではケアレスミスについて掘り下げて考えていきましたが、ケアレスミスをしてしまう原因は見えてきましたか? ケアレスミスは、不注意や軽率な言動に起因します。そうした行動を減らしていけば、自ずとケアレスミスも減らしていけると思いますよ。
TOP画像/(c) Adobe Stock