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2023.10.15

ペットの供養はどうすればいい? 今と昔とは違う? 選択肢を紹介〈仏事・終活プロ監修〉

大切なペットを亡くしてしまったら、家族同様に丁寧に供養してあげたいとお考えの方も多いはず。最近ではペットの火葬場やペット霊園への埋葬、合同埋葬などさまざまな選択肢があります。今回はそれぞれの方法を解説します。「メモリアルアートの大野屋」の終活・仏事アドバイザー・川島敦郎さんによるコラム。

終活・仏事アドバイザー 川島敦郎

ペット供養の種類は?

墓参りをする人
(c)Adobe Stock

ペット供養の選択肢は近年、大きく変化しています。ペットが亡くなると法律上は廃棄物の扱いとなってしまいますが、現在では人間と同様に火葬してお墓への埋葬などを行い供養したいというニーズが高まっており、さまざまな選択肢が生まれています。

ご自身の供養したい思いに合った方法を選択しましょう。

◆ペットの火葬・葬儀

ペットを人間の家族同様に供養したい方は火葬をする選択肢があります。

近年は自治体の対応も変わってきており、ペットの遺体は従来の廃棄物の処理ではなく火葬して遺骨を返却してくれたり、合同供養を行ったりするところも出てきています。例えば、ある自治体では市民を対象に、動物専用の炉でペットを火葬し、遺骨を慰霊碑に合同埋葬をする対応をしています。

また、民間事業者もペットの火葬を受けているところが多くあり、中には人間と同じような立派な火葬炉でペットを火葬し、お骨拾いができるところもあります。

また人間と同様、葬儀も合わせて執り行ってくれるサービスもあります。

◆ペット霊園への埋葬

火葬後に、ペットの遺骨をお墓に埋葬する方法です。人間のお墓がある霊園の一部の区画にペットの埋葬ができるようにしているところもあれば、ペット霊園といって霊園すべてがペットのみのお墓にしているところもあります。

二十年前から、先祖代々の遺族が眠っている人間のお墓の中にペットも埋葬したいというニーズが出てきたことから、ペットの埋葬を受け付ける霊園が増えてきました。

◆ペットの永代供養墓(合同埋葬)

新たにお墓を用意したり、ご先祖様のお墓に埋葬したりするのがむずかしい場合には、ペットの永代供養墓を選ぶこともできます。

永代供養墓とは、霊園や墓地の管理者が遺族に代わって供養・管理をしてくれるお墓のこと。一般的に他の遺骨と一緒に合同埋葬されます。お墓の管理をする必要がないところが利点です。

◆ペットの納骨堂へ納骨

ペット専用の納骨堂も増えています。納骨堂とは、骨壺に入れた遺骨を安置しておく建物のことで、ロッカーのようなところに骨壺を一つずつ入れて納骨します。

火葬した後、入れられるお墓が見つからないという場合には選択肢の一つとなります。

◆自宅の庭に埋葬

ペットの遺体や遺骨を自宅の庭に埋める方法です。昔から長く行われてきました。

◆手元供養

骨壺や写真立ての裏に遺骨を入れて、自宅のリビングや寝室に置いて供養する手元供養という選択肢もあります。

ペット供養の方法を選ぶときに気をつけたいこと

ペット供養は提供している霊園や寺院、民間事業者などによって細かいルールが異なるため、利用前によく確認するのをおすすめします。

◆専門業者選びは慎重に

ペットの火葬や葬儀を行う専門業者は多いため、よくサービス内容を確認し、信頼のおける業者を選びましょう。かかりつけの動物病院に紹介してもらったり、利用した知人からの口コミをもとに検討すれば安心です。

◆ペットのお墓は名の彫刻やお墓参りルールを確認する

ペットが入ることができるお墓には、ペットの名前を墓石に彫刻しても良いところと、控えなければならないところがあります。中にはペットの名前だけでなく、生前の絵を彫刻できるケースもありますので、希望に合うかどうかをよく確認しましょう。

また、お墓参りに訪れたときに、墓地にペットを連れて入っても良いかも事前に確認しておくと良いでしょう。ペットは墓地に入れず、入り口でつないでおく必要がある墓地もあれば、ペットをカートに入れれば墓地に入っても良いというところもあります。

* * *

ペット供養の主な種類をご紹介しました。家族の一員である、大切なペットの供養方法については、生前から少しずつでも考えておくと良いのではないでしょうか。

メモリアルアートの大野屋には、「一緒に暮らしたペットとともに眠りたい」という声から生まれた、ご家族のお墓にもペットも埋葬できるお墓「Withペット」というお墓があります。ペット専用墓地や納骨堂とは異なり、家族のお墓に“共に生きたペットも一緒に埋葬したい”と願う方へ向けた、永代使用権付きの新しいタイプのお墓です。

こちらも合わせて検討されてみてはいかがでしょうか。

TOP画像/(c)Adobe Stock

メモリアルアートの大野屋 終活・仏事アドバイザー 川島敦郎

1956年東京都出身。大学卒業後ブライダル会社に勤務。企画やプランナー育成に携わり、業界資格の試験官も務めたエキスパート。ブライダルの世界から2005年にメモリアルアートの大野屋に入社。葬儀ディレクター、生前相談アドバイザー、セミナー講師としても活躍し、現在「大野屋テレホンセンター」で仏事アドバイザーとして年間5000件以上の相談に答える。

大野屋テレホンセンター著「もう悩まない! 葬儀仏事お墓ズバリ! 解決アンサー」(二見書房)、監修「小さな葬儀とお墓選び・墓じまい」(自由国民社)

お電話窓口:0120-02-8888

メモリアルアートの大野屋

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