トークショーの裏側でド緊張したワケとは？ 青森放送のお祭りに参加して感じたこと｜徳島えりか連載vol.39

日本テレビと日テレ系各局の関係性って？

今回は日本テレビ系のテレビ局である青森放送（RAB）さんの「RABまつり」というイベントに参加した模様をお伝えします！

そもそも系列局とは、子会社や支社のようなものではなく、ネットワークで繋がった全国にある仲間の局のことです。

日本テレビ系でいうと、日本テレビは関東を拠点としていますが、北海道の札幌テレビから鹿児島の鹿児島読売テレビまで30局、各地域に根づいたテレビ局があります。

朝は『ZIP!』、夕方は『news every.』、夜は『news zero』といった大枠のタイムテーブルは同じところが多いですが、間に各局独自の番組があり、その地域の特色が出ています。

日本テレビと日テレ系各局とは、番組やニュース映像のやりとりだけでなく、自然災害などの際には協力して取材を行います。

アナウンサーにとっても、同じ年に入社すると「系列新人合同研修」が数日間あり、その後も合同研修などがあります。また、大きなスポーツイベントの中継では各局のアナウンサーが集結して業務にあたるなど、顔を合わせる機会も多いので、ともに切磋琢磨していきます。

各局の同期がこんな仕事をしている！というのは常に刺激を受けます。

日本テレビの仲間、青森放送のお祭りに参加！

日テレ系各局の方たちと一緒に行う仕事は様々ですが、今回は私の担当する『シューイチ』のPRという任務のもと、青森放送さんの「RABまつり」というイベントにお邪魔することになりました。

「RABまつり」は日本中の美味しいものの屋台が立ち並び、芸人さんやアイドルの方々のステージなどが分刻みに行われる、長年愛されている盛りだくさんのイベントです。しかもコロナ禍を経て、4年ぶりに従来の規模で行えるので地元の皆さんも本当に楽しみにしていると聞いている中で、当日のタイムスケジュールに『徳島えりか スペシャルトークショー』という文字を見つけたときは、「何か特別なおもしろい話をしなくては…！」とドキドキしてしまいました（笑）。

イベントの前日に青森入りし、ラジオの生放送、夕方の情報番組に参加させていただき、イベントのPRや5年前に水卜（麻美）アナウンサーと青森旅行をした思い出をお話しました。

夜はマグロやホヤなどの海産物やとうもろこしなど青森の美味しいものをお腹いっぱいいただき、いざイベント当日！

朝からどんよりした曇り空だったのですが（私は雨女なので、実はお天気を一番心配していました…）、トークショーが始まる頃にはすっかり晴れて、ギラギラとした日差しが暑いくらいでした。

肝心のトークショーは、というと…ウロウロと直前も会場を動き回ってしまい「落ち着きないね」と心配されるくらい、緊張しました。

いつもはアナウンサーとして、お話を伺う側。どう質問しよう、どう話を広げよう、と考えますが、今回は聞かれる側なので私が話をしないと何も始まりません…。

『シューイチ』は私自身も居心地よく過ごせる大好きな番組で、見てくださっている方々にもその雰囲気を感じていただきたいと常々思っています。より番組に親しみを感じてもらえるよう、画面に映っていない部分での何気ないエピソードをたくさんお話しできるよう努めました。

どれだけその思いが届いたかは、私の話術不足もあり定かではありませんが、会場に来てくださった皆さんが本当にあたたかくリアクションしてくださったり、『シューイチ』と書いたパネルを持ってきてくださっている方もいたりと、緊張もあっという間に消え去り、ついついしゃべりすぎてしまった気がするくらいです（笑）。

普段会えない番組視聴者さんの声を聞いて、気持ちも新たに

なんと私の誕生日が近かったので、ステージ上でお祝いもしていただきました。

こうしたイベントで、普段テレビを見てくださる方の反応を直接感じられるのは貴重な機会です。『シューイチ』のあのコーナーが好きです、なんてお話も聞くことができて、感動しきりでした。そして楽しいだけでなく、“伝える”ということについて勉強になる時間でもあります。

カメラの向こう側にいる方々を思い浮かべながら、日々の放送を大切にしていこうと思いを新たにする一日でした。

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日本テレビアナウンサー 徳島えりか

1988年9月生まれ、東京都出身。O型。慶応義塾大学 法学部政治学科卒業後の2011年4月、日本テレビに入社。現在は、『シューイチ』『news every.』を担当。
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