徳島さんに空前の「相撲ブーム」到来!
2023年上半期のマイブームは?と聞かれたら、私は「相撲です!」と即答します。
きっかけは今年の1月、初場所にお誘いいただいたことでした。
力士の方が番組のゲストに来てくださったり、スポーツニュース担当時代に相撲部屋へ取材に行ったりしたことはありましたが、観戦ははじめて。どんな雰囲気なのだろうか、楽しめるかな…、なんて想像していましたが、その不安は一瞬で吹き飛び、魅了され、すぐ「大相撲公式ファンクラブ」に入会し、五月場所も国技館に足を運ぶほどになりました。
今話題の大相撲をテーマにしたネットドラマもすぐに見て、また改めて相撲の奥深さ、恐ろしさに思いをはせながら、九月場所もチケットが取れますように…と、日々、祈っています。
生で見る相撲の迫力は桁違い!
相撲はぜひ一度、国技館など会場で見ることをおすすめします!
まず、ルールが明快です。体が土俵から出たり、地面についたりしたら負け。取り組みによっては一瞬で勝敗が決まってしまうので、テンポが良く、次々と、様々な力士が登場してあっという間に数時間経ってしまいます。
そして、力士は究極のアスリート。極限まで鍛えられた体つきは、生で見ると迫力が桁違いです。
これまで出会ったことのない体の大きさ、重厚感…そんな体で四股を踏むとぴーんと足が高く上がり、一切体幹がブレません。たゆまぬ訓練の賜物に圧倒されます。
また、ひと回りもふた回りも体の小さい力士がフェイントをきかせたり、素早く体を動かしたりして、大きな力士のバランスを崩して勝つと、思わずおおっと声が出てしまいます。
さらに、生で見る相撲というのは、なんといっても、音がすごい!
立ち合いで力士同士の体がぶつかる瞬間、骨と骨があたる衝撃音は事故が起きたのではないかと、ハラハラしてしまうほどです。まわしを叩く音、つっぱりの音、「呼出」や「行司」の声など、どれも会場で聞くと、響きが格別です。
推しの力士のタオルを持って応援!
大相撲観戦は推し活のような部分もあります。
応援している力士の取り組み前はタオルを掲げ、名前を読んでエールを送ります(力士の名前が書かれたタオルが会場で売られています)。ちなみに国技館内の売店では、元力士で今は相撲協会で働いている方が接客してくださることがあるのですが、おつりをくれる元力士の方の手の分厚さにびっくり、なんてこともありました。
さらに、横綱土俵入りや、すべての取り組みが終わった後に行われる弓取式など、相撲が日本の歴史であり文化であることも感じられます。大相撲協会のHPによると、土俵入りは江戸時代と変わらぬ姿なんだそうです。場の空気が引き締まるようで、背筋が伸び、厳かな気持ちになります。
ドラマよりも先にハマった、と言いたい気持ちも(笑)
いま相撲好き、というとネットドラマの影響でしょ、と流行にのっているだけと捉えられてしまいそうで、ドラマより早くハマっていたんです、と言いたい気持ちも少しありますが(笑)。
とはいえ今話題になっているものについて少し知っていて、話せる、というのは、思わぬ人とのコミュニケーションのきっかけにもなります。せっかく出会った新しい世界、楽しく勉強していこうと思います!
日本テレビアナウンサー 徳島えりか
1988年9月生まれ、東京都出身。O型。慶応義塾大学 法学部政治学科卒業後の2011年4月、日本テレビに入社。現在は、『シューイチ』『news every.』を担当。
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