テレビの現場でも、さまざまなシーンでSDGsな動きが
日本テレビでは今日まで、「Good For The Planetウィーク(グップラ)」と題し、地球のため、未来のためにできることを考える全社的キャンペーンが行われています。「SDGs:持続可能な開発目標」のもと、「こどもたちの未来のためにいいこと」を考えよう!というものです。
番組内容はもちろん、社食でフードロス削減メニューを出してみたり、海の環境保全に関する活動を行ってみたり、また身近なところではペーパーレス、DX化が進んでいます。
最近はカンペも電子化されています!
番組の流れやセリフが出されるカンペは、皆さんスケッチブックに大きな字で書いてあるものをイメージされるかと思います。もちろん今も存在していますし、若手のテレビマンが手早くめくるのを練習している姿は今もよく見かけるものです。
『シューイチ』ではトーク部分はその場の流れ次第なので特に何も表示されないのですが、台本にある挨拶や、VTRフリは電子カンペで出されるようになりました。
▲『シューイチ』の放送の冒頭部分。カンペが電子化されています。
もうひとつ、テレビ番組で紙を多く消費するのが映像の内容、ナレーションが書いてある原稿です。
VTRは放送までに複数人が何度も途中経過をチェックします。以前は決まった時間に何人かリアルに集まって、そのたびに、その時点での原稿を印刷し人数分配っていたのが、今は途中段階のVTRと原稿を随時クラウド上で共有するので、出社していなくても、それぞれのタイミングでオンラインでチェックできるようになりました。
また、ペーパーレスはお正月の箱根駅伝でも
箱根駅伝では、全選手1人ずつに話を聞くことを大切にしていて、取材した内容をA4、1枚にまとめて駅伝担当アナウンサー全員で共有します。
まとめた内容をアナウンサー約20人分コピーし配ると、それはおそろしい紙の束になっていましたが、今はクラウドで共有し、必要なもの、必要な部分だけをそれぞれが印刷することで、作業自体も効率化することができました。
徳島さんが実践する日々のSDGs
ということで、続いて、ちょっとした私のSDGsもご紹介します。
・ジャー
毎日お弁当を作って持って行くのは大変、でも毎日ランチを外食していると経済的にもカロリー的にも心配…ということで、ジャーに炊き込みご飯などお米を詰めて行くようになりました。スープやサラダをコンビニで買い足すだけで満足感が上がります。
・着なくなった洋服をリユース
ロケは私服のことが多いので、どうしても毎シーズン洋服を買い足すことになります。デザインが年齢的に合わなくなってきたもの、何回もロケで着てしまったものなどは、リユースへ。最近は宅配を利用して、家でも買い取りに出せるのでありがたいです。
・24時間テレビTシャツを部屋着に
夏に放送する24時間テレビのTシャツは一度着たら終わりではなく、期間中何回か放送で着用した後、持ち帰って部屋着にしています。毎年増えていくので、おかげで部屋着は買わずに済んでいます。実は生地も割としっかりしているので、10年もののTシャツもあります。
▲こちらは一昨年のデザインです。
・祖母の形見のリングをリフォーム
おととし亡くなった祖母から形見として受け継いだリングをリフォームしてもらいました!元々はゴージャスなリングでなかなか着けていく場がなかったので、思い切って、普段使いしたくなるデザインに変えてもらうことにしました。地金の素材、石のセッティングの仕方など、様々な実例も見ながらじっくり相談したので、大満足の出来に。祖母の存在を感じられる、お守りのような存在にもなりました。
▲左のものが元々のデザイン。薬指につけているリングがリフォーム後のもの。
小さなことでも、未来につながると願って、引き続き取り組んでいきたいと思います。
日本テレビアナウンサー 徳島えりか
1988年9月生まれ、東京都出身。O型。慶応義塾大学 法学部政治学科卒業後の2011年4月、日本テレビに入社。現在は、『シューイチ』『news every.』を担当。
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