「Who is it?」ってどんな意味?
こんにちは。英語講師のmachiです。
今回は、使い分けに少し注意が必要な英語の表現をお届け。
突然ですが、「Who is it?」とはどのような意味でしょうか?
前回の記事はこちら>>これは間違える… 「Do you have the time?」と聞かれたら… どう答える?【連載 大人の英語塾】
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正解は?
そもそも、人に対して“it”を使って大丈夫なのかと疑問に思う方もいるはず。ですが、ここではむしろ“it”は適切なのです!
普通、「Who is it?」は、主に玄関口に訪ねてきた姿の見えない相手に名前を聞くときに使います。
A:「Who is it?」(どなたですか?)
B:「It’s me.」(私ですよ。)
似たような表現で真っ先に思い浮かべるのは、「Who are you?」ではないでしょうか。
では、「Who are you?」はいつ使うのかというと、目の前にいる相手に対して「あなたは誰ですか?」と尋ねるときに使えるといえば使えますが、失礼になり兼ねないので注意が必要。
「May I ask your name, please?」や「May I have your name please?」などの表現を使ったほうが無難です。これらは「名前を伺ってもよろしいですか?」という丁寧なニュアンスを持ちます。
ちなみに前述の通り、「Who is it?」が玄関先での場合ですが、電話で「どちらさまですか?」と聞く場合は「Who is this, please?」が使えます。
“this”は「(電話で)こちらは、そちらは」という意味。イギリス英語では「そちらは」は“this”ではなく“that”になることも。
A:「Who is this, please?」(どちらさまですか?)
B:「This is Sato (speaking).」(佐藤です。)
A:「Is this Mr.Sato?」(佐藤さんですか?)
B:「Yes, this is he.」(私ですが。)
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machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。