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2023.08.30

頭打ちとはどういう意味?使われるシーンや使う際の注意点、類義語・対義語を解説

頭打ちとは、それまで上昇していたことが上限に達して、これ以上は伸びる見込みがない状態を指す言葉です。もともとは証券用語で、ビジネスシーンでよく使われます。今回は頭打ちの意味や注意点、使い方を解説します。類義語・対義語もご紹介しますので、参考にしてください。

頭打ちとはどういう意味?

頭打ちは、「あたまうち」と読みます。これまで上昇していたことが上限に行きつき、さらに伸びる見込みがない状態を意味する言葉です。一定水準に達したあと、伸び悩んでいる状態を指します。

もともとは相場で使われていた言葉ですが、現在は主にビジネスシーンで幅広く使われています。

頭打ちの意味について、詳しくみていきましょう。

本来は相場用語

頭打ちは、本来、株式市場の相場用語として使われていた言葉です。上昇が続いた株価の勢いが落ち、伸び悩んでいる状態を指します。

頭打ちには、相場が天井に達してこれ以上の上昇が期待できない場合と、上昇トレンドの途中の持ち合い状態の場合の2つのパターンがあります。後者の場合、新しい材料が出れば再び上昇する場合があり、見極めが難しいといえるでしょう。

ビジネスシーンでよく使われる

今日、頭打ちという言葉は相場で使われるだけでなく、ビジネスシーンで幅広く使われています。主に、売上高や市場でのニーズ、生産量などの数値が上限に達し、伸び悩んでいる状態を表す場合があげられます。

数値の分析だけでなく、商品の品質や人の能力について「これ以上は伸びない」という意味で使われることも少なくありません。

頭打ちを使うときの注意点

頭打ちは情報分析をする際、数値が限界に達しているときに用いる言葉です。それ以外の場面で人に対して使う場合には注意が必要です。「これ以上伸びない」「成長できない」という意味合いになり、ネガティブな印象を与えます。例えば、「御社の業績は頭打ちの状態だ」という発言は、その会社がこれ以上成長しないという意味になり、失礼にあたります。

頭打ちという言葉はあくまでも客観的な分析に使用し、人に対しては違う表現を選ぶようにしましょう。

仕事をする男性
(c)Adobe Stock

頭打ちの例文

頭打ちという言葉をより深く理解するためには、例文を読むことをおすすめします。ここでは、頭打ちを使った例文をいくつかご紹介します。

・売上が頭打ちの状態にあるため、今後の戦略を改めて練り直す必要がある

・新商品の販売数が頭打ちになっており、大々的に広告を打つなどの対策が必要だ

・市場のニーズが頭打ちになっており、他社と差別化する新商品の開発が求められている

・景気の落ち込みが株価に影響し、頭打ちの状態が続いている

頭打ちの類義語

横ばいのイメージ
(c)Adobe Stock

頭打ちにはよく似た言葉があります。数値が変動しない状態を表す「横ばい」や、物事が進展しない様子を表す「足踏み」などがあげられます。「行き詰まり(いきづまり)」「飽和状態(ほうわじょうたい)」なども類義語といえるでしょう。

これらの類義語を一緒に覚えておけば、適したシーンごとに使い分けることができます。

ここでは、頭打ちの類義語を2つ解説します。

横ばい

横ばい(よこばい)とは、数値の変動がなく、一定水準のまま推移している状態を指します。カニが横に這う動きに例えた言葉です。

頭打ちはこれまで上昇傾向にあったものが伸び悩み、停滞していることを表しますが、横ばいはそのような状況に限定されません。幅広く、変化のない状態が続く様子について使われます。

(横ばいの例文)

・我が国の物価は長く横ばいで推移してきたが、最近は上がりつつあるようだ

・給与がずっと横ばいの状態で昇給の見込みがないため、転職を考えている

足踏み

足踏み(あしぶみ)とは、物事の進行が止まり、同じような状態が続くことです。立ち止まったその場で歩く動作をすることを例えています。

足踏みは、停滞と表現することもでき、物事がうまくいかない場合などに幅広く使われる表現です。

(足踏みの例文)

・予算が削減されてしまい、プロジェクトの進行は足踏み状態だ

・天気が悪い日が続き、建築工事は足踏みの状態が続いている

頭打ちの対義語

急上昇のイメージ
(c)Adobe Stock

頭打ちの対義語は、上昇気流が続くという意味になります。そのような意味を持つ言葉として、勢いづくという意味の「弾み(はずみ)がつく」や、とどまることなく上昇することを表す「うなぎのぼり」「青天井」といった対義語があげられます。

対義語も合わせて覚えておけば、表現に幅ができるでしょう。

ここでは、頭打ちの対義語を2つご紹介します。

うなぎのぼり

うなぎのぼりとは、物事が急激に好調になり、勢いよく上昇する様子を表す言葉です。株価や人気についてよく使われます。

うなぎのぼりは、うなぎが川をまっすぐにのぼり、上流に向かって勢いよく泳ぐ様子から生まれたというのが語源です。そのほか、うなぎをつかもうとすると手からすべり落ちる特性からきているという説もあります。

(うなぎのぼりの例文)

・戦略を変えてから会社の業績が上がりはじめ、株価もうなぎのぼりに上昇している

・バラエティー番組に出演したことをきっかけに、彼の人気はうなぎのぼりに上昇した

青天井

青天井(あおてんじょう)とは、青い空を天井に見立て、どこまでも上昇し続けることを指します。「天井知らず」という表現をすることもあります。

主に株価を指す証券用語として使われていますが、それ以外にも、数値が際限なく上昇している場合について広く使われる言葉です。

(青天井の例文)

・提出された企画案の内容をすべてかなえていたら、予算が青天井になってしまう

・新商品の評判が消費者の口コミで広がり、売上が青天井の状態になっている

頭打ちを使うシーンに気をつけよう

頭打ちとは、上昇を続けていた物事が上限に達し、伸び悩んでいる状態を指します。主にビジネスシーンで、売上高などの数値を分析する際に使われます。あくまで客観的な判断に使う言葉で、人に対して使うのは失礼にあたる場合もあるため注意しましょう。

頭打ちには類義語・対義語もあり、一緒に覚えておけばシーンごとに適した表現ができます。記事の例文も参考に、頭打ちを正しく理解しましょう。

TOP画像/(c)Adobe Stock

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