目次Contents
▼この記事の要点
- 「波長が合う」とは、気持ちが通じ合っていたり、価値観・考え方が合ったりするという意味。あらゆる人間関係を円満に保つうえで、波長が合うかどうかは大事なポイント
- 「波長が合う」人の特徴は、一緒にいて気楽で、話が弾み、コミュニケーションをとりやすいこと。恋愛においては、波長が合う結果うまれる、心地いい連絡のテンポやほどよい距離感も重要視される
- 人と会う機会を増やし、人脈を広げ、出会いの母数を少しでも増やすことができれば、波長が合う人と出会える可能性もUP! 趣味を通じた出会いや友人からの紹介などを視野に入れると、価値観や性格が似た相手と出会いやすい
「波長が合う」とは?

まずは「波長」という言葉の意味を調べてみましょう。辞書で引いてみると、
互いの気持ちや意思などの通じぐあい(小学館刊・デジタル大辞泉より一部引用)
と書かれています。
「あの人とは波長が合う」なんて言い方をする場合、それは、気持ちが通じ合っていたり、価値観・考え方が似ているという意味になるでしょう。似たような言い方だと、「意気投合する」、「相性がいい」、「馬が合う」などが当てはまります。
これらはみな人付き合い全般に用いられる言い回しですが、恋愛や結婚においても、「波長が合う人のほうが付き合いやすい」「結婚するなら、波長が合う相手がいいな」と考えている人はいるでしょう。
波長には物のような形こそないとはいえ、〝目には見えないけれど、心地よく人付き合いをするうえで大切な要素のひとつ〟と考えられそうです。
【女性100人に聞いた】「波長が合う」人ってどんな人?

※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名(未回答含む)。
実際に、「波長が合う」と感じる人の特徴について、20~30代女性100人へのアンケート結果をまとめました。一緒にいて居心地の良さを感じさせる、雰囲気や性格についての意見が多く集まっています。
◆一緒にいると落ちつく・イライラしない
「一緒にいて落ちつく」(30代・神奈川県)
「一緒にいてくつろげる人」(30代・東京都)
「居心地がいい人」(20代・千葉県)
「一緒にいてくれる人」(30代・埼玉県)
「一緒にいて楽」(20代・滋賀県)
「一緒にいて楽な人」(30代・愛知県)
「一緒にいて疲れない人」(30代・千葉県)
「気疲れしない人」(20代・青森県)
「気が楽」(20代・山梨県)
「気を遣わなくていい人」(20代・長崎県)
「疲れない」(30代・東京都)
「疲れない」(30代・愛知県)
「気を使わないで何時間でもいられる」(30代・大阪府)
波長が合う人とは、「一緒にいて気疲れせずに済む」という声が多いようです。
緊張して肩に力が入ってしまったり、相手の発言がなにかと気に障ったり…という、〝絡みにくい相手〟とは真逆ですね。波長が合う人となら一緒に仕事もしやすいでしょうし、プライベートにおいても、友人・知人・恋人として、円満な関係を築くことができるかも。
◆話しやすくコミュニケーションをとりやすい
「話しがはずむ」(30代・茨城県)
「話していて楽な人」(30代・和歌山県)
「話してて面白い人」(20代・兵庫県)
「話すスピード、トーンが合う」(30代・福島県)
「話のテンポやテンションが合うこと」(30代・東京都)
「自分の欲しい回答やツッコミをくれる人」(20代・広島県)
「話の割合」(30代・岡山県)
「話の雰囲気が近い人」(20代・埼玉県)
「会話がすらすら出てくる」(30代・東京都)
「なにげない会話で笑い合える人」(30代・大阪府)
「話題が尽きない」(20代・宮城県)
「なんでも話せる人」(20代・京都府)
「この人とは何時間でも話せてしまう」「今度会ったらあれも話したいし、このことも話したいな…」そんなふうに感じる相手とは、会話の相性がよく、波長が合っているといえそうです。
会話は、お互いを理解するための大切なコミュニケーション。話す内容やタイミング、スピードなどを心地よく感じるかどうかで、相手と波長が合うものなのかを見極められるでしょう。
◆無言が気まずくない
「話さなくても気まずくならない」(20代・北海道)
「話さなくても落ちつくこと」(30代・千葉県)
「一緒にいて落ち着く。無言でも気まずくない」(30代・東京都)
「言わずとも言いたいことがわかる」(30代・埼玉県)
「お互いに沈黙になる時間が苦にならず、むしろ心地よいと思える人」(30代・千葉県)
「一緒にいるときに無言でも気にならない」(30代・茨城県)
「沈黙が苦にならない人」(30代・新潟県)
「自分と喋っていて間だったり、喋らなくてもきまづくならない関係の人」(30代・愛知県)
「沈黙でも苦ではない人」(30代・兵庫県)
「黙っていても気を使わない人」(30代・滋賀県)
「無言でも焦らない」(30代・東京都)
「無言の空気が居心地良い」(20代・京都府)
「無理に話をしなくてもいい人」(30代・福岡県)
「テキパキしすぎていない人で、お互い黙っていても心がザワザワしない人」(20代・北海道)
「会話がなくても気まずくない」(30代・青森県)
いつもドキドキさせてくれる刺激的な雰囲気や、笑いあいジョークが飛び交うような会話の盛りあげも大切といえど、居心地のよさや安心感を異性に求めている人も多いもの。会話が途切れても気まずい雰囲気にならず、沈黙すら心地よく感じられるような相手とは、波長が合うといえるでしょう。
◆性格が似ている
「自分と性格が似ている人」(30代・千葉県)
「考え方が一緒」(30代・新潟県)
「似てる人」(30代・新潟県)
波長が合う人とは、お互いの価値観や考え方が似ていることもあります。意見が合わず言い争いをしたり、お互いに嫌いあったりせずに済む相手となら、居心地のいい関係性を築きやすくなるはず。
つまりは性格が似たもの同士の場合、波長も合う可能性が上がると考えられます。なかには「自分にないものをもっている人に惹かれる」「自分とは真逆のタイプが好み」という人もいるかもしれませんが、波長が合うかどうかで考えると、自分と似た人のほうが合いやすいかもしれません。
◆価値観が合う
「価値観が合う」(30代・東京都)
「価値観が合う人」(30代・兵庫県)
「価値観が合う人」(30代・北海道)
「価値観が似ている人」(30代・神奈川県)
ことに恋愛においては、価値観が合うかどうかを重要視して相手を選ぶ人は多いもの。価値観が合う人にたいして、波長が合い居心地がいいと感じる人もまた多いでしょう。
「価値観」とはそもそも、それぞれの人が大切にしている、〝考え方や物事の優先度など、その人なりの判断基準〟を意味します。価値観の不一致が別れの原因となるケースは珍しくなく、「別れの理由ランキング」においても、価値観の不一致は第一位に。
なにか相談すべき事柄がでてきたときや、問題が起きたときなどに、価値観が一致していると話し合いもスムーズです。
◆テンションが同じ
「ノリが合う人」(20代・千葉県)
「笑いと苛立ちが同じ人」(30代・三重県)
「笑いのツボが同じ」(30代・岡山県)
「笑いのツボが合う」(30代・広島県)
「笑い合えたり、無言でも気まずくないこと」(20代・神奈川県)
「笑うや怒るが同じタイミング」(30代・神奈川県)
「笑ったり、怒るタイミングが一緒」(30代・岩手県)
「楽しいと思える人」(30代・福岡県)
「楽しい人」(30代・京都府)
「無表情なのにぶっとんだ面白い行動をとるような人」(30代・東京都)
「行きたいところ、やりたいことが同じ」(30代・神奈川県)
価値観や性格が一致した結果でしょうか、笑いのツボや怒りを感じるポイントなど、お互いのテンションが噛み合うケースもあります。そのような相手とは、波長が合っているように思えるという意見がありました。
あるいは…〝お互い性格は真逆なのに、なぜか笑えるポイントは同じ〟、〝合わないと思う場面も多いけれど、なんだかんだ気が合って楽しい〟と思える相手に、相性のよさを感じる人もいるでしょうか。
波長が目には見えないものだからこそ、同じく目には見えない感情や思考・性格などの影響により、合う、合わないが決まるのかもしれません。
◆共通点の趣味がある
「趣味が合う」(30代・岐阜県)
「趣味が合う」(30代・東京都)
「趣味や話が合うこと」(30代・東京都)
共通の趣味があると、お互いに話が盛りあがりやすく、なにかと会話のきっかけもつくりやすくなります。
サークルや部活の仲間と意気投合する人がいることからもわかるように、〝お互いに同じものを好きな仲間〟にたいして、「波長が合う」のは自然でしょう。
なかには、趣味をつうじて出会った相手と意気投合し、そのまま結婚するようなカップルもいるようです。同じ趣味に没頭できる人とは、好みや性格が似ていることも多く、夫婦になれるほどの信頼関係を築きやすいのかもしれません。
◆連絡の頻度がちょうどいい
「連絡のテンポが同じ。笑うタイミングが同じ。気遣いするポイントが同じ」(30代・大阪府)
〝恋愛にはタイミングが重要〟だと言われることがあります。スマホで気軽に連絡を取りあえる時代になったからこそ、連絡のテンポや返信タイミングのよし悪しによって、相手の好感度や印象ががらりと変わることも。
たとえば「ロミオとジュリエット」のように、どれだけ相性がよくても、お互いに好き合っていたとしても、タイミングが悪ければ想いが成就しない可能性もあります。反対に、タイミングのよさが功を奏して、思いがけない相手と結ばれている人もいるでしょう。
LINEや電話にかぎらず、さまざまな場面でお互いのテンポが合うように感じられる人とは、波長が合うといえそうですね。
◆寛容になれる
「女性を本当に大事にしてくれる人」(20代・群馬県)
「こちらを尊重してくれる人」(20代・東京都)
「嫌いな食べ物が同じ人。 好きな物はお互いに譲り合えるが、嫌いな物で譲り合えたら波長が合うのだと思う」(30代・神奈川県)
お互いのミスや失敗にいら立つことなく、おおらかに受け止めあえる関係性の相手とは、波長が合うと感じるようです。
「他の人がやったら腹が立つけれど、この人相手だとなぜか許してしまう」と思えたり、逆に「この人の前でなら、肩の力を抜いてリラックスできる。失敗をおそれずに自分らしくいられる」と思えたり…相手にたいして〝器が大きい人になれる〟と、隣にいて居心地のよさを感じられるでしょう。
◆距離感がほどよい
「私に構わず、ほっといてくれる人 無理強いしないで、個々の時間を大切に出来る人」(20代・長野県)
恋愛対象であれ、友人・知人であれ、円満な関係を築くうえで、ほどよい距離感を保つことは大事なポイントです。
とくに恋愛の場合は、共依存状態に陥らないためにも、ほどよい距離感は大切でしょう。いくら大好きな恋人が相手だとしても、四六時中相手と連絡をとり続け、休みとみれば必ずデートの約束をし、いつなんどきも彼氏・彼女のことを考える生活では、疲れやストレスを溜めてしまう人もいます。
長続きしているカップルの多くが、ほどよい距離感を意識しているというアンケート結果もありますね。自然と適切な距離感を保てる相手に、「波長が合う」と感じるのも納得です。
【女性100人に聞いた】「波長が合う」人と出会う方法とは?

※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名(未回答含む)。
それでは次に、波長が合う人と出会うための方法をチェック。まずは、出会いの母数を増やすための行動を心がけている人が多いようです。
◆人との出会いを増やす
「いろんな人と雑談をする機会を増やす」(30代・新潟県)
「たくさんの人と接する」(20代・千葉県)
「いろんな人に会う」(20代・京都府)
「とにかくいろんな人と関わる」(30代・大阪府)
「とにかくたくさんの人と出会う」(30代・東京都)
「いろんな人に会ってみる」(30代・福岡県)
「出かける」(30代・東京都)
「自分が心地よい空間(お店など)に行く」(30代・福島県)
「出会いの場に行く」(30代・岡山県)
「積極的に出会いの場に行く」(30代・東京都)
「さまざまなイベントに参加する」(20代・長崎県)
「いろいろと出かけて、たくさんの人達と出会う」(30代・神奈川県)
「出会いの場を増やす」(30代・東京都)
「出会いを探す」(30代・東京都)
社会人になると、学生時代より出会いが少なくなっている人も多いでしょう。自宅と職場の往復で平日が終わってしまい、休みの日も寝ていることが多い…という生活では、誰かと恋愛へ発展する機会も少なくなってしまいます。
もしも出会いが欲しいのならば、とにかく行動の幅を広げることを意識してみるとGOOD。お気に入りの飲食店でも、出会いを目的としたお見合いパーティでも、趣味の集まりでもなんでも…とにかく人が多く集まりそうな場所に足を運べば、そのぶん波長が合う人と出会う機会を増やせます。
社会人の出会いの場所を女性にアンケートしてみたところ、バーや居酒屋、街コンや合コンなどのほかに、趣味の集まりが出会えるという意見もありました。気になる人は、こちらの記事をチェックしてみてください。
◆趣味を楽しむ
「趣味の話をしてみる」(30代・茨城県)
「趣味活動の中で探す」(30代・岡山県)
趣味嗜好の価値観が近い人とは、波長も合いやすいでしょう。そのおかげか、趣味の場で出会ったカップルは、その後もいい関係を築きやすいようです。
趣味を通じて出会った場合は、事前に相手の好きなことや趣味の概要がわかるため、会話も盛りあがりやすく好印象に。お付き合いが始まり恋人同士になったときでも、お互いの趣味を理解できるよきパートナーになれるかも。
◆コミュニケーションを活発にとる
「とにかく話す」(30代・神奈川県)
「対話」(30代・東京都)
「話すこと」(30代・神奈川県)
「たくさんの人と出会う」(20代・神奈川県)
「いろいろな人と会話を楽しむ」(30代・和歌山県)
「色々な人と話す」(20代・兵庫県)
「色々な話をする」(20代・北海道)
「たくさん出かける」(30代・神奈川県)
「酒飲む」(30代・三重県)
世の中は、いろいろな価値観をもった人で溢れています。自分から相手を知ろうと思い行動を起こさなければ、相手との距離もなかなか縮まりません。波長が合う人なのかどうかすらもわからない、ということもあるでしょう。
積極的にコミュニケーションをとり、多種多様な価値観を知ることで、自分と波長の合う素敵な出会いを見つけることができるのです。新しく知り合った人について、会話のなかで積極的に掘り下げたり、旧知の間柄でもあえてじっくり対話をしてみたりすると、意外な相手が恋愛対象に浮上することも…?!
◆人脈を活用する
「人脈を使う」(30代・北海道)
「紹介」(30代・京都府)
信頼できる友人から紹介された人のことなら、早いうちから信頼しやすくなります。
紹介する側も双方のことを知ったうえで、「このふたりは合いそうだな」と思うからこそ紹介してくれるはず。そのためミスマッチが起こりにくく、まったく波長が合わない人との出会いを避けることができます。
何か困ったことがあっても、紹介してくれた友人に相談し、アドバイスを貰いやすい点も◎! とくに異性の友人からの紹介であれば、今までにないタイプの出会いを掴みやすいようです。
◆自分らしさを大切にする
「自然でいること」(20代・神奈川県)
「自分の素をある程度出していって、一緒にいて楽な人とどんどん仲よくなるのと、友達の友達とも仲よくなってみる」(20代・大阪府)
「着飾らずにいること」(20代・滋賀県)
「自分らしくいる」(20代・青森県)
「自分をよく見せたりせずに、等身大で飾らずに向き合うこと」(30代・千葉県)
「自分が素でいる」(30代・東京都)
「いつも素直な自分で振る舞うこと。つくり込んだり計算をしない」(30代・大阪府)
「『好き』を諦めないで行動する。 冷笑せず物事を素直にとらえる」(30代・神奈川県)
「自分の思いに素直でいること」(30代・神奈川県)
「無理をしない」(30代・滋賀県)
自分の考え方や価値観を知ってもらうには、背伸びをしたり嘘をついたりせず、自然体で接することが大事です。
先述のアンケートでは、「波長が合う人には寛容になれる」という意見もありました。多少のわがままをいっても受け入れてくれるような人には、相性のよさを期待できそうです。お互いのありのままを受け入れられる関係って理想的ですよね。
◆出会いたいという気持ちを忘れない
「恋活」(30代・兵庫県)
波長が合う人と出会うためには、出会いを諦めない気持ちをもつことも重要でしょう。
「恋愛とかどうでもいいや」「出会いを自分から探しにいくなんて恥ずかしい」という気持ちが強いと、出会うものも出会えなくなる可能性が。新しい出会いが欲しいと感じたのなら、その気持ちを糧に行動を起こしてこそです。
とあるアンケートによれば、居心地のよさ…つまりは、波長が合う人を〝運命の人〟だと感じている人も多いのだそう。懸命に出会いを探して行動したり、婚活に力を入れたりすることで、そんな相手に出会えるチャンスを増やせるはず。
◆自己分析をする
「自分をみつめなおす」(30代・大阪府)
「自分で自分を見つめ直す機会をもつ」(30代・兵庫県)
就職活動や転職活動をする際には、まずは自己分析をして、己の強みや弱みと向き合う人が多いのではないでしょうか。
恋愛をする際にも、自分という人間をかぎりなく掘りさげることにより、好みのタイプや譲れないポイントがより明確になるでしょう。出会い、結ばれ、愛し合う…いわゆる〝恋愛の本番〟に入る前の準備として自己分析を行うと、恋愛対象の幅が広がったり、波長が合わない人との不毛な出会いを避けたりすることができるかも。
◆マッチングアプリを始めてみる
「マチアプ、婚活」(20代・長野県)
「ネットとかで自分と合いそうな人を探す」(30代・愛知県)
世は、マッチングアプリ戦国時代。かつての出会い系サイトや掲示板とは異なり、真剣な恋愛や結婚を視野に入れた出会いを探せるツールとして、多くの男女がアプリを利用しているのだそう。
プロフィールをみれば性格や趣味などもあるていどわかるので、波長の合う人を見つけやすい点が◎。わざわざ家から出なくても出会いを探せるだけでなく、たとえうまくいかなかったとしても、後腐れなく離れやすいというメリットも。
とくに重視したい〝波長が合うポイント〟は?真剣恋愛・結婚を目指す人へのQ&A

「好きだけどこの人とは合わない気がする…」と感じてしまったり、両想いで付き合ったはずなのに、一緒にいてイライラすることが多かったり。そんな経験に、心当たりはありませんか?
波長が合わない相手とは、愛情や好意だけではどうにもならない、相性のよし悪しが生じることがあります。恋愛を長続きさせ、いずれ結婚までステップアップしたい人の場合はとくに、「好きな気持ちさえあれば相性は気にしなくていい!」というわけにもいかないでしょう。
ここではQ&A形式で、恋人同士になるにあたり、合っておいたほうがいい部分をご紹介します。
- Q.「顔が好き」という理由だけで付き合っている彼氏とケンカが絶えず、別れを考えています。しかしなにより彼の顔が好きなので、どんなに嫌なことをされても許してしまい、合わないなぁと思いつつダラダラと一緒にいる日々です。もとより内面より外見! 派のため、別れるふんぎりもつかず…いつかは結婚したいのに、彼が相手ではそれも無理そう。波長が合うことって、そんなに大事ですか? 顔重視では結婚できませんか?
- Q.婚活がうまくいかずストレスを感じています。出会いを求めて婚活パーティへ行ったり、暇さえあればマッチングアプリをチェックしたり、頑張ってはいるのですがなかなかいい人に出会えません。ちょっといいかも…と思える相手に出会っても、一回デートをしたらその後がありません。波長が合う・合わないをジャッジするまでいかないのが実情です
A.「波長」という言葉を、「相性」や「価値観」、「考え方」などに置きかえると、円満な関係を築くうえでの大切さがよくわかるのではないでしょうか。幸せな恋愛をするために、ルックスを重視すること自体はなにも悪くありません。ですが、別れを考えるほどの状況にあるのなら、彼以上に波長が合いつつ、ルックスも好みの人を探そうと動くのもひとつの手です
あなたは彼の顔がとても好き…ということで、〝こんなに好みの外見の人とはもう付き合えないかもしれない!〟と思っているのかもしれませんね。
しかし、 2024年時点で、世界の人口は81億人以上いるのだそうです。うち半数を男性と仮定した場合、世界には40億人を超える男性がいるはず。この世界には、まだまだあなたの知らないイケメンがたくさんいるような気がしてきませんか?
あなたの結婚願望がどれくらい強いのかにもよりますが、別れを考えうる原因や理由が彼の性格、あるいは波長の合わなさにあるのなら、新たな出会いを探しに行動をおこすのもアリでしょう。波長が合うかどうかという点は、顔の造形だけではどうにもならないこともありますからね。
下記に、より円満で幸せな恋愛をするうえで大切なポイントをまとめました。波長が合う相手を見付けるための指標として、参考にしてみてください。
①笑いのツボが似ている
人と一緒に過ごすうえでは、笑顔でいられる時間が長いほうが幸福度が増します。笑いのツボが似ているかどうかは、相手との相性を確認するうえでとても重要なのです。
同じテレビを観て一緒に笑える、会話中の冗談で笑い合える…喧嘩をしていても、同じものを見て笑うことができる相手。そんな相手となら波長が合い、ベストパートナーになれるかも。ちょっとした会話のなかでも、お互いが笑顔で話せているかどうかを気にかけてみましょう。
②金銭感覚が似ている
同棲や結婚を視野に入れた「波長の合う」パートナーを探すのであれば、金銭感覚が合う人のほうが〇。お互いの生活に直結する部分なので、ここで波長が合わないとトラブルのもとに。
何にお金を費やすか、またどこを節約するかという金銭感覚が似ていると、お金のことで衝突することが少なくなるはず。そのぶんお互いのストレスが減り、関係も長続きしやすいでしょう。付き合う前から、割り勘や奢りへの価値観などをチェックしておくと〇。
③連絡の頻度が合う
LINEや電話の頻度に対する感覚も、あるていど同じのほうが安心です。頻繁に連絡をとりたいタイプの人と、連絡無精でLINE嫌いの人が付き合うと、いくら好きでも気持ちがすれ違ってしまうかも。
付き合っている恋人同士の場合でも、LINEにたいする価値観や重要度は男女差があるようです。連絡がほしいときにちゃんと返信がくる、催促をしない、テンポよくレスがくるなど、自分と同じようなスタンスで連絡をとろうとしてくれたりする人とは波長も合うでしょう。
Q.婚活がうまくいかずストレスを感じています。出会いを求めて婚活パーティへ行ったり、暇さえあればマッチングアプリをチェックしたり、頑張ってはいるのですがなかなかいい人に出会えません。ちょっといいかも…と思える相手に出会っても、一回デートをしたらその後がありません。波長が合う・合わないをジャッジするまでいかないのが実情です
A.マッチングアプリやパーティでは、あなたのように恋愛・結婚を前提とした出会いを求める人も多いです。そのぶん相手を見る目がお互いに厳しくなり、誰と会っても〝もっといい人がいるかも〟という欲が出て、ご縁を逃してしまうこともありえます。波長が合う人に出会えるよう、ときには自分の時間を楽しんだり、趣味を作り新しいコミュニティに飛び込んだりして、別方向からの出会いを探してみるのもアリでしょう
〝自然な出会い方〟を求めるうえで、出会いやすい場所についてアンケートをとってみたところ…、飲食店やイベント、趣味のコミュニティなど、もとより好みが合いやすい人と出会える場所を推す声が多く集まりました。
行きつけのバーやバルなどがあれば、食の好みが似ている人が集まりやすく、出会いのきっかけも得られやすいでしょう。マスターやスタッフと顔見知りになることで、人脈の広がりにも期待できます。
趣味のイベントはいわずもがな、同じ音楽を好きな人同士が集まるフェスや、同じコンテンツを推している人たちのリアルイベントなどは、波長が合う人との出会いの場になりうるはず。SNSを通じて事前に繋がりをもっておき、「当日会いましょう~!」と参加者同士で約束している光景も少なくありません。
これらの出会いはみな、恋愛や結婚を前提とせず、純粋にその人柄や趣味嗜好によって繋がろうというスタンスのもの。マッチングアプリに疲れたのであれば、まずは人脈を広げて友人を増やしつつ、自分の趣味をも楽しむことで、自然に良縁が舞いこむチャンスを待つのもアリでしょう。
同じものを好きだったり、趣味が一緒だったりする人とは、波長が合う可能性も高そうです。少しくらい婚活を休んだからといって、その後の出会いがすべて失われるわけでもないはず。恋愛を楽しむ余裕がなくなったときは、一度恋愛から離れることで、より波長の合う人と出会えるようになるかもしれませんよ。
最後に
恋愛をする場合、「波長が合う」人と付き合うことは、毎日を穏やかに過ごすためにとても重要なポイントです。少なくとも、波長が合わない人よりは、合う人とのほうが恋愛しやすいのは確かでしょう。
「波長が合う」人は、自分と考え方や価値観が似ているので、一緒にいて精神が安定することがメリット。隣にいることで心から笑えるだけでなく、自分らしく自然体でいられることは幸せですよね。
無理して相手に意見を合わせたり、自分の気持ちを隠したりしていると、やがて心の負担が大きくなってしまうかも。あなたがあなたらしく恋愛を楽しめるように、波長が合う人とご縁があるよう願っています。
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ミナ・サントリーニ
ライター・大手占いアプリ所属の恋愛鑑定師。東京都出身。数々の恋愛経験と世界各国を旅した経験を活かし、10年以上、男女問わずあらゆる恋のお悩み相談を受けている。好きなラーメンは家系固麺油マシ。推しはニャンちゅう。



