両家顔合わせ食事会の成功の鍵！ 「しおり」の内容や注意点を紹介【専門家監修】

両家顔合わせのしおりとは

婚約する二人がお互いの家族を紹介し合う場である、「顔合わせ食事会」。最近では、食事会の会話のきっかけとして、「両家顔合わせのしおり」を作成する人が増えています。ほとんどの人にとっては、お互いの家族が初めて対面する場になるので「会話が弾むかな…？」などと不安になりますよね。「しおり」を作成しておくと、会話が盛り上がるきっかけを与えてくれますよ。

そこで役に立つのが、「両家顔合わせのしおり」。「両家顔合わせのしおり」とは婚約する二人が、両家の家族を紹介するための食事会で用意する「しおり」のこと。しおりの内容に関して、特に決まりはありませんが、顔合わせ食事会の進行や、二人のエピソード、それぞれの家族の簡単なプロフィールなど書かれていることが多いです。

中には「昔からお互いの家族が知り合いだった」というパターンもありますが、ほとんどの人にとって「顔合わせ食事会」が初めて対面する場になります。しおりがあれば、会話のきっかけにもなりますし、場が和んでお互いのことをより知ることができますよ。「案外、共通点があった」なんてこともあるかもしれませんね。

この記事では、顔合わせのしおりの内容や作成方法などについて紹介していきます。

「顔合わせのしおり」の中身は？

人によって顔合わせ食事会の内容が様々なように、顔合わせのしおりの中身も特に決まりはありません。ここでは、一般的な内容を紹介しますので、しおりを作成する際は是非参考にしてみてくださいね。

食事会の詳細

当日の会場、日時を記載します。それに加えて、コース料理の予定で事前に内容を把握している場合は、メニューも載せておくと食事のことで、会話の糸口がつかめるかもしれませんよ。

二人から両家に向けての挨拶

「本日はご多用のところ　私たち二人のためにお集まりいただきありがとうございます　結婚するにあたり両家の親睦が深まればと思い　本日食事の場を設けさせていただきました　本日はどうぞよろしくお願いいたします」といった挨拶文が一般的です。

このとき、「お祝い事には終止符を打たない」との理由から、句読点は使わない方がいいですよ。

当日の流れ

単に食事をするだけでなく、婚約記念品の披露や婚姻届の記入など、予定がある場合は、簡単なタイムスケジュールを載せておきましょう。

タイムスケジュールがあることで、楽しみながらも進行を意識したメリハリのある食事会となります。

二人のプロフィール

生年月日や、趣味、出身地、仕事、ペット、好きな食べ物など、自分のことを相手に知ってもらうのはもちろん、会話のきっかけになりそうなものについて書いておくといいでしょう。趣味に関しては、事前に相手の親の趣味をリサーチしておくことをおすすめします。共通の趣味があれば、強調しておくと親しくなるきっかけになるかもしれませんよ。意気投合するきっかけにもなります。

「二人のなれそめ」や「相手の好きなところ」なども盛り込んでおくと、会話が盛り上がっていいですね！

それぞれの家族の紹介

兄弟姉妹や祖母、祖父も顔合わせ食事会に参加しているケースもありますが、大抵参加するのは本人たちとお互いの両親だけでしょう。その場合は、参加していない家族に関しても載せておくと、紹介ができて安心できますね。

イラストが得意な人はイラストで家族の顔を書いたり、写真を入れるなどして家族の紹介をしましょう。もちろん名前と、間柄だけの簡単な紹介でもOKです。

結婚に関連する今後の予定

今後の予定には、新婚旅行や写真撮影、新居の予定、婚姻届提出や結婚式の会場など、決まっていることを書きます。

まだ正式に決まってない場合は、細かく書く必要はありません。「自分たちだけで勝手に決めている」印象を持たれる可能性もあるので、まだ決まっていない重要なことは「今後相談させてください」というように記載しておくといいですよ。

しおりの作成方法

顔合わせ食事会のしおりは、簡単に手作りできます！ もちろん、業者に頼んでオーダーメードで作ってもらうことも可能ですが、渡すのはそれぞれの親だけなので、自分たちで作成する方が多い印象です。

インターネットで検索すれば、たくさんの顔合わせ食事会のしおりのテンプレートが有料・無料問わず、たくさん出てきます。有料のものは、印刷付きのサービスがある場合も。無料のものはフリー素材を探して、自分たちで印刷します。

注意点

しおりを作成するにあたって、全ての情報を事細かに記載することは控えたほうがベターです。なぜなら、しおりはあくまで「会話のきっかけ」作りのものだから。会話が盛り上がりそうな「きっかけの種まき」のイメージ内容で仕上げるのがおすすめです。

あまり長々と書いてしまうと、書いてあることを尋ねる形になってしまうため、質問しにくくなります。また情報量が多すぎると、読むのにも時間がかかりますね。

また、しおりの最後には、両家の連絡先を記入しておきましょう。今後何かあった時のためにも、お互いに知っておくと安心です。

最後に

顔合わせ食事会は、当事者はもちろん、それぞれの両親も緊張するものです。しおりが会話のきっかけとなり、食事会が和やかなものになるといいですね。

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