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2023.03.19

結婚式の参列時、服装や髪型のマナーはある? 当日の持ち物も紹介

「参列」とは、結婚式に参加すること。「列席」ともいいますが、「結婚式に出席する」という意味では同じです。結婚式に招待されたら、服装やヘアスタイルなど悩みませんか。ここでは、参列時の服装や持ち物のマナーなどを解説していきます。

結婚式の参列とは

「結婚式に参加する」という意味の「参列」。「列席する」とも聞きますが、違いはあるのでしょうか。「出席する」という大きな括りでは同じですが、一般的に「参列」は招待されたゲスト、「列席」は主催者側(新郎新婦)の出席者を指します。両親や親族、受付や司会を頼んだゲストがこちらの呼び名となります。

結婚式に参列するとき、服装は着物で行くのか、ドレスであれば、どんなドレスで行くのか悩みますよね。自分で購入するのか、レンタルするかによって予算も大きく変わってきます。ここでは、結婚式参列時の服装やヘアスタイルのマナー、当日の持ち物について紹介しますね。

結婚式参列時の女性の服装

女性の場合は着物かドレスにするか、またヘアスタイルはどんな風にしようか、ワクワクする反面、悩みますよね。結婚式が行われる時期も考慮して、服装を選びましょう。

着物の場合

日常生活で普段着ることのない着物を、結婚式参列を機に着用したいと考える人は多いのではないでしょうか。梅雨時や、真夏の結婚式の場合は、湿気や暑さで大変ですが、気候のいい時期の結婚式の場合は、着物を着る良い機会ですね。

立場により、結婚式で着る着物の種類は異なります。新郎新婦の親の場合は、第一礼装である黒留袖。既婚の姉妹や親族などは色留袖、もしくは訪問着を着ることが多く、未婚である場合は振袖を着ることが多いです。

友人などの立場で参列する場合は、既婚者であれば訪問着で、未婚の場合は振袖を着ます。未婚であるけれども、振袖が似合う年齢が過ぎてしまった場合は、訪問着がおすすめです。

着物を着付けする
(c)Shutterstock.com

式場にもよりますが、式場の提携している衣装室で、着物をレンタルすることも可能です。最近では、ネットで受け付けている着物レンタル店も存在します。店舗にもよりますが、価格もお手軽な上に、直接式場の着付け室に、郵送できるサービスがあるところがほとんど。手ぶらで当日行くことができるので、和装希望の方は、そのようなサービスも利用されてみてはいかがでしょうか。

着物の場合は歩き方や、お手洗いの仕方が普段とは異なります。また、もし途中で苦しくなった場合はどうしたら良いかなど、当日着付師にそれぞれ確認しておくと良いでしょう。

ドレスの場合

着物と違って、手軽さが魅力のドレス。実際には、ドレスで参加するゲストの方が多い印象です。中には結婚式に参列する度に、ドレスを購入する方もいると思いますが、最近では、ネットでもレンタルドレスショップが多くあるので、気軽に利用できますね。

最近は以前のような、膝丈ワンピースなどに肩からショールをかける「いかにも結婚式に参列します」のようなスタイルではなく、日常生活でも使えるようなシックな黒のロングワンピースやセットアップで参列する人も増えています。その場合はイヤリングや、リングなどのアクセサリー類や、靴を華やかにするといいですね。

結婚式参列時のドレスの色は、特に決まりはありませんが、ウエディングドレスと同じ白は避けたほうが良いでしょう。

髪型

次は髪型についてです。

髪の毛をセットしてもらう女性
(c)Shutterstock.com

ロングヘアの場合は、アップスタイルや編みおろしなど、様々なヘアスタイルを楽しむことができます。最近では新婦のヘアメイクと同じように、髪に金箔を貼り付けたり、ドライフラワーなどを混ぜて、編みおろしのヘアスタイルで参列する人も。

ただし、気を付けたいのが派手にしすぎると、新婦と似たようなヘアスタイルになる恐れも。結婚式の主役はあくまで新婦なので、参列する場合は、派手すぎるヘアアクセサリーは避けたほうが無難です。

ショートヘアやボブヘアの場合は、お洒落なヘアピンをつけたり、ヘアオイルやジェル等で少しウェットにまとめて、普段と差をつけることもおすすめです。美容室に行かずに、自分で手軽にできるのもポイントですね。

結婚式参列時の男性の服装

結婚式参列時の男性の服装は、新郎新婦の父親の場合は、和装であれば「紋付き袴」、洋装であれば「モーニング」が第一礼装です。礼服で代用してもかまいませんが、その場合は両家であわせておく必要があります。どちらかがモーニングで、片方が礼服の場合は格差が出てしまうので、事前に話し合って決めておきましょう。

立場のある方や、年配のゲスト、親族の場合は礼服を着るのがマナーとされています。友人などのゲストの場合は、フォーマルなスーツにお洒落なネクタイやシャツ、チーフを合わせたり、蝶ネクタイで参列するゲストも時折見られますよ。

ネクタイをしめる男性
(c)Shutterstock.com

スーツの色は自由ですが、ネイビーやダークブラウン、黒が主流です。白や、明るすぎる色は新郎と被る恐れがあるので、避けたほうが無難でしょう。

蝶ネクタイやチーフなどの小物は、会場によっては、当日に併設されている衣装室でレンタルできる場合もあります。しかし、当日にバタバタせずに済むように、事前にネットや洋服屋で購入しておく方が望ましいでしょう。

結婚式参列時の持ち物

当日の持ち物を紹介します。忘れ物をして、会場で慌てないためにも、事前に確認しておきましょう。

1:ご祝儀

お札は、銀行などで新札に交換しておくのがマナーです。挙式当日、ブライダルサロンなどでも新札の準備があるところは多いですが、数に限りもありますし、当日に会場でバタバタと準備するのは、スマートではありません。事前に準備しておきましょう。

2:袱紗(ふくさ)

祝儀袋をいれておく布です。剥き出しではなく、袱紗(ふくさ)に包んでいくのがマナーとされています。袱紗(ふくさ)がない場合は、ハンカチ等で代用もできますよ。

3:招待状

招待状は必須ではありませんが、会場までの行き方や開始時間など記載されているので持っていくほうが良いでしょう。

4:予備のストッキング(ドレスの場合)

何かと破れやすいストッキング。予備を忍ばせておくと安心です。

5:絆創膏

ヒールや草履で足が痛くなった時に役立ちます。

6:折りたためるエコバック

女性であれば、お開き後に会場の装花をブーケにしてもらうことがあります。プチギフトやお花を入れるために、一つ折りたためる、コンパクトなエコバックを鞄にいれておくと安心です。

7:ハンカチやティッシュ、財布、携帯電話等

これらはいろいろなシーンで役に立ちます。

最後に

結婚式参列時のマナーはありますが、最低限のマナーを守れば、あまり細かいことに囚われすぎるのもよくありません。心からの祝福と共に、美味しい食事に華やかな会場の、非日常空間を思いっきり楽しみましょう。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

執筆/吉川沙織(よしかわさおり)さん

結婚式場内の衣装室や路面店にて衣装スタイリストとして勤務。挙式当日の着付けや、前撮り撮影などに携わる。趣味はピクニック。海外・国内ウエディングの流行チェックも好きです。

ライター所属:京都メディアライン

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