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2023.04.02

略式結納とは? 結納の流れや服装、準備するものを紹介【専門家監修】

「略式結納」とは、両家の間で正式な婚約の場となる「結納」を簡略化したものです。年々減少傾向にある結納ですが、行われる場合は「略式結納」を取り入れる方が主流になってきています。ここでは略式結納の場の流れや服装、用意するものなどを紹介。

略式結納とは

「略式結納」とは、正式な婚約の儀式である、従来の「正式結納」を簡略化したものです。年々減少傾向にある結納ですが、行なう場合は「正式結納」を簡略化した「略式結納」のスタイルが増えてきました。

略式結納にも、パターンは様々です。金品のやり取りなしで食事会だけの「顔合わせ食事会」、指輪や時計などを交換する「婚約の記念品の交換」、婚約パーティーや婚約通知書を出すことも略式結納に含まれます。

金品のやり取りを行う「略式結納」は、ホテルや料亭、女性宅などに両家が集い、結納品や受書のやりとりをします。「正式結納」と同じく「仲人を立てる場合」と、「仲人なしの両家の親主体で進行する場合」の2種類があります。現在の主流は、仲人なしの場合がほとんどなので、ここでは仲人なしの略式結納の場合を紹介していきます。

結納の流れ

結納を行う時期は、挙式をする場合なら、3カ月~半年前を目安に行われることが多いです。会場はホテルやレストラン、料亭、女性宅などで行われます。

日取りは、現在ではお互いの予定をあわせやすい土日や、祝日に行われることが多いです。時間帯は、夜は避けて午前中に行われることが多く、遠方からの場合であれば、午後でも早い時間帯からであれば問題ありません。

結納当日の流れを紹介します。

・両家の挨拶

・進行役である、男性側の父親のあいさつ

・男性側の母親が、結納品を女性側へ渡す

・女性本人が、目録(もくろく)に目を通す

・結納品を飾り女性側の受書を、女性側の母親が、男性本人の前に置く。女性側に結納品がある場合はそれを渡す

・男性本人が、目録に目を通す

・進行役の締めくくりの口上

・女性側の父親の、返礼の挨拶

一同礼し、この後記念撮影や、食事会を行うことが多いです。略式結納の儀式の注意点として、最中は、口上以外は会話を慎みましょう。また、儀式後の会食では「切れる」「別れる」などの縁起の悪い言葉の使用は避けて下さい。

湯呑に入った桜
(c)Shutterstock.com

祝い膳でのおもてなしをする場合、お茶は「お茶を濁す」という意味合いがあるといわれていることから、初めには出さないようにし、かわりに桜湯や昆布茶を出すようにしましょう。

略式結納時の服装

略式結納時の服装は、一般的には、略礼装で行います。最も大切なことは、両家のバランスに気を付けることです。「女性側の母親は正装の着物で、男性側の母親は洋服だった」など、アンバランスになり両家の格差がでないよう、事前に確認しておくことが望ましいでしょう。

お辞儀する家族
(c)Shutterstock.com

両家のバランスだけでなく、親と子どものバランスも、気を付けて下さい。例えば、親は正装で、子どもは略礼服というのは不適切なので、親子で話し合って、当日の服装を決めましょう。

男性の服装

父親の場合は、ダークスーツ、和装の場合は色紋服です。子どもの場合は、ブラックかダークな色味のスーツが良いでしょう。派手すぎる柄や、色のものは避けたほうが無難です。

女性の服装

母親の場合は、着物であれば鮫小紋(さめこもん)、洋装の場合は、華美すぎない、落ち着いたトーンのフォーマルな膝丈か長めのワンピースがおすすめです。母親は子どもより一歩引き、目立たないように気を付けます。

子どもは「最後の機会だから」と振袖を着る方が多い傾向にあります。洋装の場合は、上品で華やかなワンピースが主流です。露出の多いデザインは避け、長さは膝丈程度がベター。

結納品の準備

「結納品」とは、正式に婚約をするにあたって、相手への誠意として準備する「結納の品々」のことです。日本で多い、女性が男性側の名字を名乗る一般的な「嫁取り婚」の場合は、男性側の親が、結納品を準備します。

男性が女性側の名字を名乗る「婿入り婚」の場合は、女性側が結納品を準備。関東ではお返しの品物を返すのに対して、関西では返さない場合がほとんどなど、地域により準備する品物は様々です。

用意する品は地域性を考慮したうえで、お互いの経済状況や住宅事情を考慮しましょう。贈る相手が、都会の住まいで、品物を飾るスペースがないにもかかわらず、形式にこだわるあまり品数を増やすと迷惑に思われる場合もあるので、気を付けてください。

最近ではコンパクトな「結納セット」も結納専門店や百貨店、ネットショップでも用意されているので、気軽に利用できます。

略式結納の3品目セット

本来は、略式結納の場合は、結納品を5品用意しますが、更に簡略化したい方や、結納金だけのやり取りを考えている方は、3品目を準備します。内容は、熨斗(のし)、末広(すえひろ)、結納料(ゆいのうりょう)です。3品目は、「略式の結納セット」として販売もされていますよ。

結納金のみでも大丈夫?

最近では、結納はどんどんカジュアル化されています。「品物なしの結納金のみ」または「腕時計やスーツ、婚約指輪などの婚約記念品の交換のみ」、「食事会の顔合わせのみ」のように様々なスタイルが存在しており、結納金のみのやり取りでも、問題はありません。

男性側から女性側へ贈る結納金は「小袖料(こそでりょう)」や「御帯料(おんおびりょう)」と呼ばれます。一般的な金額相場は「男性の給料の2~3か月分」が目安です。

以前は、結納の金額で家の裕福さや、格式を示す傾向がありましたが、現在は身の丈に合った、それぞれの家庭に合わせた、無理のない範囲の金額を準備します。

女性側もお返しは必要?

「関東式」ではお返しの品物を返すのに対して、「関西式」では返さない場合がほとんど。このように、地域により準備する品物やしきたりは様々です。

ポケットに手を入れるサラリーマンの腕時計
(c)Shutterstock.com

女性が結納金のお返しをする場合は「御袴料(おんはかまりょう)」を用意します。金額は、結納金の半額が目安といわれていますが、地域によっては1~3割程度のところも。また、最初から結納金の半額を渡し、結納返しをしないというケースもあるようです。

婚約の記念として、何か品物を贈るのも良いですね。腕時計やスーツが主流ですが、本人が欲しいものを聞いてあげるのが一番です。

最後に

最近は、結納を執り行うカップルは減少傾向にありますが、地域によって、またその家の考えによっては「必須」と考える家庭も様々です。

略式結納にも、様々なスタイルがあります。もちろん、2人の意向が一番ですが、両家が納得できる形で、互いの家族の絆が結納を機に、深まると良いですね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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