人生の大きな節目「妊娠」
お腹に赤ちゃんができたことがわかったら…? 人生の中でもっともうれしいことのひとつですね。一刻も早く周囲に伝えたくなるかもしれませんが、少し待って。妊娠の影響その人との間柄によってさまざまです。報告する相手によって、伝えるタイミングが変わってくるのです。
妊娠報告のタイミングの目安と伝え方を相手別に紹介
では、報告相手別に伝えるタイミングをお伝えしますね。
パートナー
ほとんどの場合、妊娠を最初に報告するのは赤ちゃんのパパになる夫かパートナーでしょう。生理が来ないという段階で、「妊娠したかも」と伝えても構いません。
もし慎重派の2人なら妊娠検査薬で陽性を確かめてから、または産婦人科で診てもらってからでもいいと思います。
ちなみに妊娠検査薬による検査は正しいことが多いのですが、子宮外妊娠などの異常妊娠にも反応することもあるようです。また妊娠初期はおよそ15%程度の割合で流産する可能性もあるそう。妊娠に問題がないかどうかを知るには、やはり産婦人科の診察が必須となります。産婦人科で正確な妊娠の診断ができるのは、妊娠6週目以降です。
両親
両親には妊娠が確実になってから伝えるという人が多いようです。「生理が来ない」という状況で伝えて、もし妊娠していなかったらガッカリさせてしまうからというのが大きな理由なのだとか。
親に伝えるのは何だか気恥ずかしいという人も妊娠はやはり一大事ですから、SNSだけでなく、電話や直接会いに行くなどして報告してみてはいかがでしょう。特に自分のお母さんやお姑さんには、これからいろいろとアドバイスをもらうかもしれませんから、そのことも合わせてお願いしてもいいですね。
会社の人
仕事を持つ女性にとって、会社への妊娠報告がいちばん悩ましい問題かもしれません。産休や育休、さらにはその後の働き方にまで大きく影響するからです。
妊娠した途端に産休や育休などについて考えるのは、少し難しいことかもしれません。会社の人に伝えるのは、パートナーや親などに伝えて落ち着いてからでもいいでしょう。
とは言うものの、直接いろいろなことを相談することになるであろう直属の上司には、産婦人科による診断を受けたらなるべく早く伝えるのが適当です。まずは妊娠したことを伝えましょう。会社の就業規則などと照らし合わせて、今後のことをゆっくり話し合えるといいですね。
友人
友人とひと言で言ってもさまざまな関係性があるので一概には言えませんが、友人から友人へと伝わっていくことも多いため、やはり安定期に入ってからの報告をお勧めします。
もし、友人の中に先輩ママがいるようなら、もっと早く伝えておくといろいろ相談することができますね。
一方で、友人の中には不妊治療を行っているなど、さまざまな事情がある場合もありますので、タイミングや伝え方には十分な配慮が必要です。
サプライズで妊娠報告を伝えたいときのアイデア集
妊娠報告でサプライズ演出をした人たちは、どのようなサプライズを演出したのでしょうか。参考にしてみてくださいね!
1:夫へのサプライズ
夫が毎日使う場所に妊娠メッセージを隠しておいたという人が多いようです。陽性結果が出た検査薬と「パパになるかも!」といったメッセージを添えたという人や、誕生日プレゼントに見せかけて検査薬を見せたという人などがありました。
突然のことに驚いた後、感動に包まれるようですよ。
2:両親に
何気なく実家に寄ったふりをして、エコー写真を差し出したという人があります。「母は泣いて喜んでくれました」というコメントも。突然の驚きが感動を大きくしてくれるのでしょう。
また、実家にケーキを持っていき、ケーキにのせたプレートで「祝! じいじ&ばあば」とのメッセージを送ったという人も。「最初はよくわからないような顔をしていた両親も、次第にまさか…? という表情になりました」とのこと。その後のいい思い出になりそうですね。
妊娠・妊娠報告を受けたときは?
もし、あなたが部下から妊娠の報告を受けたら、どのように対応すべきでしょうか。部下から妊娠を伝えられたら、上司であるあなたの頭に思い浮かぶのは「仕事をどのように回すか」かもしれません。でも、まずは妊娠を一緒に喜びましょう。その後のことは一緒に相談していけばいいのです。
1:出産予定日と産休開始時期について聞いておく
産婦人科で妊娠していることが分かると、多くの場合、出産予定日が告げられます。部下より妊娠の報告があったら「差し支えなければ、予定日を教えてくれる?」と気遣いを見せながら確認をしておきましょう。
法律で定められた産休や育休の申請なども、出産予定日から算出することができます。
2:現在の体調はどうなのか
妊娠初期の女性は、心身ともに不安定になりがちです。これといった不調がなかったとしても妊娠継続にとってとても大切な時期ですから無理は禁物ですし、さらにつわりがひどいなどのマイナートラブルがある場合には、仕事上の配慮も必要となります。
3:産後の思いを聞いておく
妊娠報告を受けてすぐでなくてもよいのですが、産後、どのように働きたいのかという希望を聞いておくことも大切です。
産休が終わったらすぐにでも復帰したいという人もあれば、育休までしっかり取ってから復帰したい人、あるいは産後は退職を考えている人もいるかもしれません。
あくまでも本人の希望を尊重しながらも、少し長期的な話を聞いておくことで、上司としてやるべきことが見えてくるはずです。
最後に
相手別の妊娠報告についてお伝えしました。特別な間柄でないかぎり安定期に入ってからと思っている人も多いようなのですが、働く女性に限ってみれば、妊娠2ヶ月以内に上司に報告した人が多いそう。
妊娠は個人的なこととはいえ、影響が大きい人には早めに伝えた方がベターかもしれませんね。
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