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2023.04.16

「うれしみ」って何? うれしみを使った表現や類似表現について解説

「うれしみ」とは、「うれしい」という形容詞をアレンジした若者言葉。意味は「うれしい」と同じなのですが、「うれしみ」とすることで可愛らしさが増したり、名詞として使うことができるように。本記事では、「うれしみ」の使い方や「うれしみが深い」の意味について解説していきます。

若者の間で使われている「うれしみ」って何?

「うれしみ」という言葉を、耳にしたことはありますか? いわゆる若者言葉として使われている表現です。SNS上で、ユーザーが「今とてもうれしみが深い」などと使っているのを見かけたことがあるかもしれませんね。「うまみ」「深み」はわかるけど、「うれしみ」は何? と思う人がいるかも。

まずは、意味や由来から詳しく解説していきましょう。

笑顔で指をさす女性
(c)Shutterstock.com

「うれしみ」の意味は「うれしい」と全く同じです。面と向かって会話している時に使うこともありますが、どちらかというとTwitterやSNSなどの文面で使われることが多いでしょう。若者の間で使われはじめた表現ですが、なぜ「うれしみ」というように語尾に「み」をつけるのか気になりますよね。理由の一つはシンプルに可愛いからです。

「うれしい」という表現に比べて、語尾に「み」をつけたほうがなんだか抜け感がありますよね。この感じが可愛いという若者ならではの発想で「うれしみ」という言葉が使われるようになったそう。「こんな可愛いプレゼントをくれるなんてうれしみ〜」というように使います。他にも「やばい」を「やばみ」と表現することもあるようです。

語尾に「み」をつけるもう一つの理由は、名詞化できるからです。「温かみ」や「面白み」のように、形容詞に「み」をつけて名詞として使うのと同じで、「うれしみ」も名詞として使われることがあります。「うれしみを感じる」「うれしみが深い」というように使う人が多いでしょう。

「うれしみが深い」ってどういう意味?

さて、先ほど紹介した「うれしみが深い」という表現ですが、この言葉の意味を皆さんは理解できるでしょうか? この機会に意味や使い方を確認しておきましょう。

3世代が重ねる両手の中に赤いハート
(c)Shutterstock.com

「うれしみが深い」とは、うれしい気持ちが強いという意味です。とてもうれしい時、うれしさをしみじみと感じている時に使います。「深い」という形容詞は元来、底や奥までの距離が長いという意味に加えて、感情や思慮、情緒の程度が大きいという意味でも使用されていました。解説している「うれしみが深い」の「深い」は後者の意味で捉えると理解しやすいでしょう。

「久々に親友に会えてうれしみが深い」「推しのライブに当選してうれしみが深い」というように、口語・文面ともに使えます。

「うれしみ」を使った他の言葉にはどんなものがある?

ここからは「うれしみが深い」のように「うれしみ」を使った表現をいくつか紹介していきます。もしかしたら聞いたことのある表現も出てくるかもしれませんね。それでは早速見ていきましょう。

携帯電話を操作する女性
(c)Shutterstock.com

1:うれしみの舞

このように、「うれしみ」の後ろに「舞」をつけて使われることもあります。「舞」と言うと、手足を動かして踊る光景を思い浮かべますよね。ここで使われる「舞」も似たようなニュアンスで、踊り出しそうなほどうれしい気持ちを抱いた時に「うれしみの舞」と表現したりします。「こんなに美味しいものを食べれるなんてうれしみの舞」というように使うことができるでしょう。

最近のYouTubeでは、「○○の舞」というテロップを見かけることが多くなりました。「うれしみの舞」の他にも「勝利の舞」「喜びの舞」など、「舞」は様々な言葉の後ろにつなげて使われています。口語というよりは、文面で表すのが一般的。「開封の舞」などと、一つの動作と「舞」を組み合わせて使うこともありますが、これは言葉のリズムを楽しんで使われるものであり、意味合いは「開封」と特に変わりません。

2:うれしみの極み

「うれしい限り」というようなニュアンスです。意味は「うれしみが深い」や「うれしみの舞」などと同じで、とてもうれしいということ。「極」という漢字には、物事の最高点、この上ない程度という意味が込められています。この意味を用いて、この上なくうれしい気持ちを「うれしみの極み」と表現するようですよ。

似ている若者言葉をいくつか紹介!

さて、ここまで「うれしみ」について解説してきましたが、皆さん理解は深められましたか? ここからは「うれしみ」と同じく語尾に「み」がつく他の言葉や、似ている表現を紹介していきます。ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。

1:わかりみ

「わかる」をアレンジしたものが「わかりみ」です。「うれしみが深い」と同じように「わかりみが深い」というように使います。

「ほんとそれわかりみ」というように「わかりみ」だけで使うこともあれば、「まじでわかりみが深い」というように使うことも。特に、共感の気持ちが強い時に「わかりみが深い」の方を使って表現することが多いでしょう。

2:やばみ

「やばい」という若者言葉をアレンジしたもの。「やばい」と言うより「やばみ」とした方が可愛らしいことから、語尾に「み」がつけられるようになりました。焦った時や興奮した時に使えます。「まだ課題おわってなくてやばみ」というように使うことができますよ。

「えぐい」という言葉も同じようなニュアンスで使われており、「えぐみ」と表現する人もいるそうです。

3:バブみ

バブみというのは、赤ちゃんを表す「バブバブ」という擬音語から産まれた言葉です。男性の場合、ある女性に対して母性を感じ、自分が赤ちゃんになったような気分になるという意味で「あの女性はバブみがある」と使います。

一方、女性の場合は、対象の相手に赤ちゃんのような幼い可愛さを感じ、自身の中に母性を抱いた時にこの表現を使います。程度の強さを表す時は「うれしみが深い」と違って、「バブみが強い」と表現するのが一般的でしょう。

また、「バブみ」とセットで「オギャる」という言葉が使われることもあります。「オギャる」とは、赤ちゃんが泣く時の「オギャー」という音から生まれた言葉で、自分が赤ちゃんのように甘えたい時に使う表現。例えば、「バブみが強いあの子にオギャりたい」という文章を簡単に言い換えると、「母性があるあの子に甘えたい」となるのです。

最後に

いつの世も、若者ならではの発想やセンスでどんどんと新しい言葉が誕生するものです。SNSのある現代は、それが特に盛んだと言えるかもしれませんね。本記事を参考に「うれしみ」をはじめとした若者言葉を楽しく使っていただけたら、嬉しいです。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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