【目次】
・「呼びタメ」の意味とは?
・「ちゃん呼び」は「呼びタメ」に含まれるの?
・「呼びタメ」の使い方について紹介
・「呼びタメ」が好まれる理由は?
・年下から「呼びタメ」を提案するのは避けるべき?
・「呼びタメ」されたくない… そんなときの断り方は?
・最後に
情報収集や同じ趣味を持つ友達を見つけたいなど、SNSの使い方は人それぞれです。特に、同じ趣味を持つ友達を見つけるのが目的でSNSを利用していると、「呼びタメ」という言葉を見かけることも多いのではないでしょうか。
この「呼びタメ」は、好む人もいれば好まない人もいる言葉です。一体、どんな意味を持っているのか、一緒に確認してみましょう。
「呼びタメ」の意味とは?
初めに、「呼びタメ」の意味について確認です。また、SNSで人気の「呼びタメ」はいつから使われるようになったのでしょうか?
「呼びタメ」の意味
「呼びタメ」は、「呼び捨て」と「タメ口」を組み合わせてできた言葉です。つまり、「呼び捨て」の「呼び」は、相手の名前を「さん付け」しないこと。そして、「タメ」は相手が年上でも構わず、同級生や仲のいい友達と話すときのように、「タメ口」を使うことを表していますよ。
「呼びタメ」はいつから使われだしたの?
SNSで使われることの多い「呼びタメ」ですが、いつから使われるようになったのかは明確になっていません。ただ、2000年代初めごろには、ネット掲示板で気軽な交流をするために「呼びタメ」が使われていました。
「ちゃん呼び」は「呼びタメ」に含まれるの?
「呼びタメ」には、「名前を呼び捨てにする」という意味が含まれていますが、名前の後ろに「ちゃん」をつける、「ちゃん呼び」は「呼びタメ」になるのでしょうか?
元々は、「同級生(タメ)のように親しくする」ために、「呼び捨て」や「タメ口」を使います。そのため、同級生同士でも使われる「ちゃん呼び」は、「呼びタメ」だといえますよ。
「呼びタメ」の使い方について紹介
それでは、実際にどのように「呼びタメ」を使うのか、チェックしてみましょう。
1:「誰でも呼びタメ大歓迎です」
SNSのように個人でアカウントを持てるサービスでは、「呼びタメ歓迎」や「呼びタメOK」といった表現で使うことが多いですよ。同じ趣味を持つ人と仲良くなりたい、というときに使われます。
2:「#呼びタメOK」
SNSでは、何かを投稿するときに「ハッシュタグ」を使うことが多いです。ハッシュタグの場合は、直接誰かに対して、「呼びタメOK」と伝えるのではなく、友達を募集する投稿などをするときに使います。「ハッシュタグ」をつけておくことで、「この人はフレンドリーに話しかけてもいいんだな」と見た人に印象付けることができますよ。
3:「私の家では、親も呼びタメしてるよ」
「呼びタメ」は、SNSで使われることが多いですが、もちろん日常生活でも使うことが可能です。この例の場合は、「私」が親のことを「お母さん、お父さん」といった呼び方ではなく、呼び捨てにしていたり、タメ口を使ったりしていることを指しています。
「呼びタメ」が好まれる理由は?
昔は使われなかった「呼びタメ」が、現在、若者の間で大流行している理由には一体どんなものがあるのでしょうか?
1:敬語だと堅苦しい感じがする
「呼びタメ」が好まれる理由の中でも大きいものが、「敬語が堅苦しく感じて苦手」というものです。
親しい間柄でも敬語を使う人もいますが、どうしても敬語はビジネス上で使うもの、というイメージがあります。そのため、敬語は堅苦しいと考える若者が多いですよ。
2:仲良くなりたいから
敬語には堅苦しいというイメージに加え、心の距離があるように感じる人も多いです。敬語同士の距離感がちょうどいい、という人は問題がないのですが、若者の中には、もっとフランクに接したいと考える人もいます。
そういったことから「プライベートでの息抜きくらい、気軽に周りの人と仲良くなりたい」と、「呼びタメ」を使う人も少なくありません。
3:人によって話し方を変えるのが面倒くさい
SNS上での友達が多い人の中には、この理由で「呼びタメ」を好んでいる人もいますよ。SNSでは1対1で話す場合もあれば、“Twitter”のようにTL機能を使って、何人もの人と同時に話す場合もあります。
その際、「投稿した人が“呼びタメ”じゃないから、この人の投稿に反応するときだけ敬語」と、人によって対応を変えるのは、やや面倒くさく感じますよね。そういった状況を防ぐために、誰に対しても「呼びタメ」をする、という人もいます。
年下から「呼びタメ」を提案するのは避けるべき?
現実での立場は関係のないSNSですが、相手の方が年上だとわかっている状態で、「呼びタメ」を提案するのは良いのでしょうか?
年下から「呼びタメ」を提案するのは問題ないですが、出会っていきなり提案をすることは絶対に避けましょう。いきなり提案をすると、年上の方は嫌悪感を抱く可能性も少なくありません。場合によっては相手を怒らせたり嫌われたりすることも…。どうしても、年下から「呼びタメ」を提案する場合は、仲良くなって親しく話せるようになってからするようにしましょう。
ある程度親しくなると、年上の方から「呼びタメ」を提案してくれることもあります。自分がもう十分親しいと思っていても、相手はそう思っていない可能性もあるので、基本的には年上の方から提案されるのを待つのがオススメです。
「呼びタメ」されたくない… そんなときの断り方は?
「呼びタメ」が好まれているといっても、「呼びタメ」されたくないという人ももちろんいます。そんなときはどのように対処をすればいいのでしょうか?
簡単にできる対処としては、プロフィールに、「呼びタメ」苦手と書いておくことと、普段から敬語で投稿をするようにすることです。そうすると「真面目で堅い人なんだな」と思われて、「呼びタメ」を提案されなくなる可能性が高くなりますよ。
ただ、中には間接的な表現に気づかず、「呼びタメ」を提案してくる人もいます。プロフィールや投稿内容を敬語にしても「呼びタメ」をしてくる人には、はっきり「呼びタメ」が苦手なことを伝えたり、初めの挨拶などで、普段から敬語を使っていることを伝えておくと良いですよ。
最後に
SNSで人気の「呼びタメ」。「呼びタメ」が好まれる理由は様々ですが、「あなたともっと仲良くなりたい」という意識から、「呼びタメ」を提案する人も多いです。
日本ではあまり馴染みがないですが、実は海外では、「呼びタメ」が当たり前という地域がたくさんあります。ただ、どうしても「呼びタメ」されるのが苦手な人もいるため、提案はしても強制はしないようにすることがオススメです。
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