【目次】
・「アオハル」の意味や元ネタは?
・カップヌードルのCM「アオハルかよ」で話題に
・「アオハル」の使い方は? 例文でチェック
・「アオハル」の類語にはどのようなものがある?
・最後に
「アオハル」の意味や元ネタは?
「アオハル」と聞くと、どんなイメージを持ちますか? CMなどで耳にしたことはあるけど、意味までは知らないという人もいるかもしれません。今回はそんな「アオハル」について詳しくご紹介していきます。
◆「アオハル」の意味
「アオハル」とは、「青春」のことです。「青春(セイシュン)」を訓読みしたものが「アオハル」。元々「青春」は「夢や希望に満ち、活力のみなぎる若い時代を人生の春にたとえたもの」という意味ですが、「アオハル」だとより初々しい感じや思春期というニュアンスが強くなります。
例えば、中高生などが恋愛をしたり、友達と時間と共にする瞬間に「アオハル」という言葉が連想されます。主に10代後半~20代前半の、就職が決まる前の夢いっぱいな時期が「青春」と呼ばれますよね。
近年では、テレビ番組名やプリクラ機の名前、アイドル「なにわ男子」の曲名などにも使われています。若者だけでなく、一般的にも広く知られた言葉になっていますね。
◆「アオハル」の元ネタ
「アオハル」という言葉はどのようにして生まれたのでしょうか? 元ネタとして考えられているのは、『アオハライド』という少女マンガだと言われています。
「アオハル+ライド(ride)」の意味が込められたこの作品は、集英社の『別冊マーガレット』にて連載されました。アニメ化、実写映画化もした人気作です。当時多くの女子中高生に大きな影響を与えていたことから、“アオハル”の原点だと考えられています。
また、2010年には同じく集英社の青年漫画雑誌『アオハル』が創刊されています。雑誌のテーマが『青春とヒロイン』で、雑誌名が「アオハル」なので、「青春」=「アオハル」という図式を作ったきっかけとも言われています。しかし、この雑誌は2013年には休刊となっているため、今のブームに直接関係するかは不明です。
カップヌードルのCM「アオハルかよ」で話題に
「アオハル」の知名度をぐんと上げたCMがあります。それが、日清カップヌードルのCM『HUNGRY DAYS』です。CM中の「アオハルかよ」というキャッチコピーが話題になったことは記憶に新しいかもしれません。
CMには国民的アニメ『ONE PIECE』や、ジブリ映画『魔女の宅急便』のキャラクターが現代の高校生として登場。パラレルワールドのような形で描かれる、新しい青春群像劇が注目を集めました。
「アオハル」の使い方は? 例文でチェック
「アオハル」はどのように使うのでしょうか? 例文とともに見ていきましょう。
1:「この前撮った写真、アオハル感ハンパない」
「アオハル感」とは、「The青春という感じ」のことです。文化祭の打ち上げや、体育祭のリレー、桜咲く卒業式など、学校生活の大切な1ページを切り取った写真には、特別な雰囲気が漂っていますよね。「アオハル」という言葉からは、そういった「若さ」ゆえの「未熟」「エネルギッシュ」などのイメージがより強く連想されます。
2:「ユニバでアオハルしよ~」
「アオハルしよ」と、動詞のように「アオハル」を使う場合もあります。例文の場合は、ユニバ(=「ユニバーサルスタジオ」の略)などの遊園地で遊ぶことを指しています。制服で遊園地を回ることが人気なのは、限られた期間しか楽しめない特別な時間だからかもしれませんね。
3:「初めて彼氏とデートした」「アオハルかよ」
「アオハル」は恋愛との結びつきが強いです。ラブレター、告白、デート… そんな甘酸っぱい思春期特有の雰囲気が、「アオハル」のイメージにぴったり。「アオハルかよ」という言葉には、基本的に「青春と言うのは恥ずかしい」という思いが隠れています。「アオハル」と言うことで、「青春」という言葉の重さを軽くしています。
「アオハル」の類語にはどのようなものがある?
続いて、「アオハル」の類語をチェックしていきましょう。
1:「青春」
「青春」は、「人生の春にあたる時期」のこと。「アオハル」の元となった言葉ですので、当然、類語でもあります。「青春」とはっきり言うのは恥ずかしいけど、青春っぽい… そういったある種の照れ隠しから「アオハル」という言葉が広がったとも言われています。
2:「ハイティーン」
「ハイティーン」は、「13~19歳までの10代後半」を指す言い方です。teenager は英語で13歳(thirteen)から19歳(nineteen)までの年齢層のこと。「アオハル」と表現される中学生から高校生の年代が、「ハイティーン」なのです。
3:「ヤングマン」
「ヤングマン」とは「若い人、若者」を指す言葉です。英語のYoung manから来ています。「ハイティーン」同様、「アオハル」真っ盛りの若者がこの「ヤングマン」だと言えるでしょう。
最後に
いかがだったでしょうか? 「アオハル」の意味や元ネタ、使い方などをご紹介していきました。「青春」という言葉の堅苦しさを取り払って、よりフレッシュにした言葉でした。ただ、「アオハル」という言葉にどこか嫌悪感を抱く人もいるので、使う際にはある程度の注意が必要です。
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