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2023.03.12

学生結婚は後悔する? メリット・デメリットや必要な手続きを解説!

学生結婚とは、高校生や大学生、大学院生など、学生のうちに結婚すること。若いうちから大好きな人と一緒にいられるのは幸せなことですが、後悔したという人もいます。当記事では、学生結婚のメリット・デメリットや、必要な手続きを紹介。

学生結婚とは?

高校生や大学生、大学院生など、学生のうちに結婚することを学生結婚といいます。

これまでの法律では、男性が結婚できる年齢は18歳、女性は16歳でした。しかし、2022年4月より成人年齢が20歳から18歳に引き下げられるのと同時に、男女ともに結婚できる年齢は18歳に統一。これにより、高校生のうちに結婚する人は少なくなるかもしれませんね。

なお、学生時代に結婚するケースは様々で、子どもができたことをきっかけに結婚する「でき婚」「授かり婚」や、純粋に「これからもずっと一緒にいたい」という気持ちから、など。離婚率の割合が高いといわれていますが、もちろん学生結婚をして長く添い遂げるカップルもいます。

手をつないで歩く男女の後ろ姿
(c)Shutterstock.com

学生結婚のメリットは?

学生結婚を考えている人は、学生結婚にどのようなメリットがあるのか気になる方も多いでしょう。ここでは、学生時代のうちに結婚することの良い点をいくつか紹介します。

1:パートナーと長く一緒にいられる

社会人になってから結婚するのに比べて、学生時代に結婚をすると、それだけパートナーと一緒にいられる時間が長くなります。仮に80歳まで生きることを想定すると、60年ほどの時間を共に過ごせるという計算に。「大好きな人と少しでも長くいたい」という人には、大きなメリットです。

2:人生のプランを早くから考えられる

結婚をすると、将来どのような家に住むのか、子どもは何人つくるのか、生計を立てるための仕事はどうするのかといったことを自ずと考えるでしょう。社会人になってから結婚するよりも、将来について考え、実際の行動に移すのがそれだけ早くなります。そのため、早くから現実的な考えが身についたり、安定した生活基盤を築けるという側面もあるでしょう。

3:体力があるうちに出産や子育てができる

もちろん全てのカップルが子どもが欲しいと思っているわけではないですが、もし子どもが欲しい場合は、体力が十分にあるうちに出産・育児を経験できるのはメリットの一つでしょう。出産・育児はかなりの体力が必要になります。若くて体力がある時であれば、身体的な負担も少なくなるでしょう。特に子どもがたくさん欲しいというカップルにとっては、大きなメリットになります。

ソファで赤ちゃんを抱っこする夫婦
(c)Shutterstock.com

学生結婚のデメリットは?

学生結婚をすると、大好きなパートナーと長く一緒にいられたり、出産・育児における身体的負担も少なかったりと、いくつかのメリットがあることがわかりましたね。しかしもちろん、学生結婚にはデメリットもあります。後悔しないよう、デメリットもしっかり把握しておきましょう。

1:遊ぶ時間が少なくなりやすい

20歳前後は、気力も体力も有り余っている時で、友達と旅行に行ったり、飲み会に参加したりと、遊びまわることが多いですよね。しかし学生結婚をすると、バイトや家事などの時間が増える一方で、遊びに費やす時間は減ってしまいます。

また、子どもができた場合は育児をすることになるため、さらに自分に使える時間が減るでしょう。若い時こそ「遊びに行きたい」と思うものですが、学生結婚をした場合は遊ぶことを我慢しなければなりません。

2:経済的な苦しさがある

学生結婚をすると、学校に通いながら空いた時間でバイトに行くしかないため、十分なお金を稼ぐのは難しいでしょう。もちろん、親のサポートを受けられたり、人によっては退学をして就職をするケースもあるかもしれません。しかし、社会人としての経験が浅い20歳前後では、やはり収入は低くなることが多いでしょう。

3:就職に不利になる場合もある

学生結婚をすると、就職活動で不利になることもあるようです。就職活動をする際、履歴書に配偶者の有無を記載する欄があったり、面接などで配偶者の有無を聞かれることもあります。もちろん採用担当者によりますが、中には学生結婚に良いイメージを持っていない人もいるようです。

しかし、価値観が多様化している現代では、様々なライフスタイルに理解のある企業も増えているよう。面接などで学生結婚について話す機会があれば、結婚に至った経緯や将来設計をしっかり伝えるようにするといいでしょう。

学生結婚で必要な手続きは?

いざ学生結婚をすると決めた場合、必要な手続きについて紹介します。法律的な手続きのほか、学校への申請も必要になりますので、忘れずに手続きをしましょう。

結婚指輪を重ねて証明をする
(c)Shutterstock.com

1:役所に婚姻届を提出する

結婚を決めたら、届出人の本籍地もしくは所在地の市役所、区役所などに婚姻届を提出しましょう。婚姻届の紙は、市役所や区役所などでもらえます。また、婚姻届には、証人2名の署名が必要ですので、あらかじめ依頼する人を考えておくといいでしょう。

2:大学に改姓の申請をする

婚姻をして、戸籍上の姓が変わった場合は、大学に「改姓届(※大学により名称が異なります)」を提出します。その際は、戸籍抄本や住民票など、改姓が確認できる公的書類が必要なケースがほとんど。ですので、あらかじめ学校に確認しておくといいでしょう。

ただし旧姓をそのまま使用できることもありますので、卒業間近で変更手続きが面倒といった場合には、学校に相談してみることをおすすめします。また、経済的に学費を払うのが難しいなどの場合は、学費免除や減額してもらえる可能性もありますので、必要な方は検討してみてください。

3:扶養の手続きをする

学生結婚をした場合、健康保険や税金の扶養についても考えなければなりません。「学生結婚をすると扶養から外れるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。結論からいうと、収入が一定額を超えなければ、引き続きそれぞれの親の扶養でいることは可能です。自分の収入や、親の所得などによって、扶養でいるべきか・外れるべきかが変わりますので、家族と話し合いをしてどのようにするか決めましょう。

最後に

学生時代に結婚をすることは、幸せなこともあれば、大変なこともあります。結婚はタイミングも重要ですが、それぞれをしっかりと理解した上で、決断するようにしてくださいね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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