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【100人に聞いた】「結婚したのは失敗だったな」と思った経験がある?
※アンケート20~39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
20~30代の女性100人に「結婚したのは失敗だったな」と思った経験がある? と質問したところ、はい… 45.2% いいえ… 54.8%という結果に。
今回のアンケートでは、「はい」よりも「いいえ」と回答した女性の方が若干投票数が多い結果となりました。「今の結婚に満足している」という人もいれば、「時を戻せるのならばもう一度やり直したい」という考えの人も一定数いる様子。
「結婚したのは失敗だった」と思ったのはどんなとき?
お互い大好きな気持ちで結婚したはずなのに、いつの間にか一緒にいる時間が苦痛になり「本当にこれでよかったのか…」と思ってしまうこともあるかと思います。ここでは、「結婚したのは失敗だった」と感じたのはどんなときだったのか紹介していきます。
【1】金銭感覚が違う
夫婦になるということは、お財布を共有することも多くなります。金銭感覚で大きなズレがあると夫婦関係もなかなか上手くいかなくなる可能性も。
具体的には、趣味へ過剰に投資していたり、度が過ぎる節約思考があったり、多額の借金を抱えていたり…。そのようなパートナーに不満を感じて、結婚を後悔する女性も多いのです。
「お金がない」(30代・長崎県)
「金遣いが荒いときが多い」(30代・東京都)
「金銭感覚が違う。他人に対する沸点が低いので、時と場所を考えず他人に文句を言う行動が理解できない。モラルの感覚が違う」(30代・東京都)
「金銭問題」(30代・兵庫県)
「お金にだらしないこと、束縛が激しい」(30代・青森県)
【2】親族との関係が上手くいかないとき
結婚をするということは、配偶者の親とも家族になることを意味します。特に世間では、嫁姑問題で悩むケースも多く「同居のストレスがしんどい」「息子離れができていない義母にイライラする」などの不満で溢れています。
配偶者がきちんと問題に向き合ってくれればよいのですが、そうもいかずに悪戦苦闘する話もチラホラ。
「義家族と仲良くない」(30代・三重県)
「自分達だけでなく親族とも関わりを持つので、それがしんどくなったとき」(30代・東京都)
「当初より嫌な面が増えてきたとき。義両親の問題が多いとき」(30代・岐阜県)
「義親」(30代・三重県)
「姑の味方しかしない」(30代・新潟県)
【3】自由がなくなったと感じたとき
結婚をすれば、基本的に独身時代のような自由な時間は少なくなります。
家族との時間を優先することが多くなったり、妻としてやるべきことが増えることが理由です。ひとりでゆっくりできる時間が少なくストレスに感じることから、結婚へのマイナスな気持ちが生まれてしまうのでしょう。
「好きな時間にご飯を食べたり、お風呂に入ることが難しくなった」(30代・北海道)
「自由な時間がなくなる」(30代・京都府)
「自由な時間が少なくなったとき」(30代・京都府)
「相手のための時間が多くなった」(30代・長崎県)
【4】嫌なことをされたとき
結婚前は優しいと思っていたのに、結婚後に態度が急変して物理的な暴力や言葉の暴力で精神的に追い詰めてくるような男性もいるよう。近年ではDV・モラハラなどと呼ばれている行為であり、「結婚したのは失敗だった」と思ってしまう行動のひとつです。
「私に隠れて婚活パーティーに行っていた」(30代・大阪府)
「束縛が悪化したとき」(30代・北海道)
「暴力を振るわれたとき」(30代・山形県)
「束縛が激しくなった」(20代・広島県)
【5】「合わない」と思うことが増えたとき
結婚当初は「合わないことなどない」と思っていても、環境が変化するにつれ、考え方が合わないと感じるタイミングも増えてくるでしょう。
たとえば、子育てや教育方針、家事のペースなどは子どもを授かってからでないと分からない部分でもあるので、最初から見極めるのは難しいもの。
「意見が合わないとき」(30代・愛知県)
「自分中心の考え方が直らなかったとき」(30代・兵庫県)
「意見が合わない時。お金の問題で喧嘩したとき」(30代・茨城県)
「価値観が大きく違うと思ったとき」(30代・埼玉県)
結婚を失敗しないために事前にすべきこととは?
合わないと感じることが多くなると、すれ違いやストレスも増えていって、どんどんマイナスな雰囲気に。ですが、ちょっと意識を変えてみることで夫婦関係が修復される可能性も考えられます。「結婚を失敗しないために事前にすべきこと」6つをピックアップしてみました。
【1】お互いのことを知る
結婚する際は、盲目状態で盛り上がってしまい、相手の良いところしか見えないのでこの先の心配などは感じないと思います。
ですが、これからともに過ごしていくパートナーになるので、お互いの良い面も悪い面も隠さず、真の姿を知ることが大切です。
「お互いの事をきちんと分かってからの方が良い。生活態度や貯金額まで分かっていたほうがいい」(30代・愛知県)
「お互い良い面も悪い面も隠さずさらけ出す」(30代・大阪府)
「相手に尊敬できるところがあるのか考えること」(30代・愛知県)
「信頼関係を築くこと」(30代・神奈川県)
「相手の素を知る」(30代・福島県)
【2】生活スタイルや価値観について話し合う
結婚しても「自分の生活スタイルを変えたくない」と考える人もいるでしょう。お金の使い方、家事のやり方、家でのルールなど、自分の当たり前が相手の当たり前ではないこともあります。
気になる部分は結婚前に話し合っておくと、こんなはずじゃなかった… ということも減りそう。
「お金で揉めると思うからお金関係の管理を話し合う。あと親のこととか」(20代・大阪府)
「暮らしの考え方を話しておく。お金の価値観を合わせる」(20代・千葉県)
「相手の性格、金銭感覚をしっかり把握すること。結婚に求めること、相手に求めることを話し合っておく」(30代・北海道)
「事前にいろいろな物事について話し合うこと」(30代・大阪府)
「どういう人生をおくりたいか話し合う」(30代・神奈川県)
【3】妥協するべきところはする
すべての人間に必ず欠点はあります。理想と現実は違うので、完璧を求めすぎるてしまうのはNG!
短所よりも長所を愛することができているのならば「妥協はアリ」。おそらく彼も同じように妥協してくれていることもあるはずなので、結局はお互い様です。
「絶対条件は妥協しないこと、あとは目をつぶる。自分にも欠点はある」(30代・京都府)
「自分と価値観が合うかを確認する。自分にとって致命的な欠点がない人を選ぶ」(30代・埼玉県)
「相手への思いやりを忘れないこと。完璧を求めないこと」(30代・大阪府)
「最初から諦める」(30代・兵庫県)
「期待しない」(20代・東京都)
「他人と結婚するから性格が合わない、違う人間だと言うことを覚悟しておく」(30代・千葉県)
【4】意見を言える関係を築いておく
自分の気持ちを我慢せずに言い合える関係を築いておくと、不満やストレスも溜まりづらくなるもの。
パートナーにある程度気を遣って生活することも大切ですが、お互いの本心を知ることで「今後はこうしてあげよう」と気持ちに寄り添ったアクションが起こせるのでおすすめです。
「嫌なことは言う」(20代・静岡県)
「とにかくお互いに話し合うこと」(30代・鳥取県)
「結婚前から我慢や無理をしすぎない」(30代・東京都)
「言いたいことも言える関係でいないとだめ」(30代・福岡県)
【5】同棲する
既婚者に同棲生活について質問すると、多くの人から「結婚前の同棲は必要」という意見が返ってきます。恋人と一緒に過ごすことで、一緒に生活しないと分からない癖や行動を早めに見つけることができるからです。
同棲中に「この人とは合わない」と気づけたなら別れればいいだけですし、結婚に向けて話を進める前に判断できるというメリットもあります。
「ある程度一緒に住んでみて、それぞれの生活の違いを知っておくこと」(30代・神奈川県)
「一度同棲して、相手がどのような生活行動をしているか知るべき」(30代・福岡県)
「結婚する前にある程度の期間同棲をする」(20代・東京都)
「同棲。相手の生活リズムや性格、(特にお酒を飲んだとき豹変するか)など知っておいたほうがいいから」(30代・東京都)
「少しでいいから同棲する」(30代・東京都)
【6】義理の親とのコミュニケーション
結婚前に彼の親について、情報を得ておくこともとても重要なこと。彼からどんな性格でどんなことが好きなのか、息子に対してどのような接し方をしているのかなどを聞いておくとGOOD!
会えるタイミングがあるのなら、積極的に交流を持ちましょう。
「義親に会う」(30代・三重県)
「相手と親を見極める」(30代・長崎県)
「両親に会っておく。貯金しているか聞く」(30代・三重県)
「相手の親や、親の教育方針を知ること」(20代・東京都)
「結婚を失敗」しやすい人の特徴とは?
結婚すると、良いこともあれば悪いこともあります。なかには「本気で離婚したい」と考えたことのある人もいるのでは? 3組に1組が離婚しているとも言われている現代の日本。ここでは、「結婚を失敗」しやすい人の特徴をまとめてみました。
◆離婚しやすいのは何年目?
こちらの記事では、2022年の人口動態調査を参考に、離婚年次別の離婚件数を調査。
結果、離婚総数193253件に対し、婚姻期間「5年未満」の離婚件数が最も多い58,846件。続いて、「5〜10年未満」が36,572件、「10〜15年未満」が25,557件と、徐々に減少していく傾向にありました。
この結果から、5年未満の夫婦が最も離婚しやすいといえます。
また、「5年未満」の離婚件数を1年ごとに追ってみると、「1年未満」が10,973件、「1〜2年未満」が13,400件、「2〜3年未満」が12,588件、「3〜4年未満」が11,627件、「4〜5年未満」が10,258件と、さほど大きな差はありませんでした。
◆離婚しやすい夫婦の特徴
【1】普段から会話がない
離婚する夫婦の特徴の一つに「会話がない」が挙げられます。会話は人間同士のコミュニケーションの最たるもの。毎日顔を合わせていても、会話がないとだんだんと心の溝が広がってしまいます。
また、子どもの話や親の介護の話、仕事の話など必要に駆られた会話はコミュニケーションが取れているとは言い難いものです。
【2】感謝の気持ちを伝えない
「ありがとう」や「ごめんね」など、感謝の気持ちや思いやりの言葉を伝え合っていない夫婦も、離婚しやすいといえるかもしれません。
一緒に暮らしていると、「言わなくてもわかるだろう」や「今言わなくてもいいか」などと、言葉で伝えることをついつい後回しにしがち。しかし、言葉に出さないと相手には伝わりません。感謝の言葉や思いやりの言葉がないと、お互いの気持ちがすれ違ってしまうのです。
【3】将来のビジョンが一致していない
価値観の違い、ともいえるかもしれませんが、子どものこと、親のこと、マイホームを持つタイミングや転職、独立など、将来のビジョンが夫婦で一致していないと、どこかで意見が衝突し、離婚に発展してしまうかもしれません。
とくに子どもを持つか、いつ頃持つかという問題ですれ違う夫婦は多いものです。
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最後に
産まれた場所も育った環境も違う人間同士なので、性格が合わないと感じることがあるのも当然のこと。
それに対して妥協ができたり「あの人の性格だから」と理解できればよいのですが、自分の気持ちに余裕がないと「この結婚は失敗だったな」と感じてしまうこともあるでしょう。
「結婚に失敗した」と後悔しないためには、常日頃のコミュニケーションや相手への感謝の気持ちを忘れることなく毎日過ごすことをおすすめします。結婚当初の愛する気持ちを思い出して初心に帰ってみること。
「親しき中にも礼儀あり」という言葉もあるように、相手に甘えすぎずに、ちょうど良い距離感を保つのも長続きの秘訣です。
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