極端な人とは?
「極端な人」とは、「考え方や捉え方が一方にはなはだしく偏っている人」のこと。皆さんのまわりには極端な人はいますか?
極端な人は、いわゆる普通の程度から大きく外れた考え方をしている人も多いです。そのため、周囲の人との折り合いが合わずにトラブルに発展してしまうことも多いのだとか。そんな理由から、敬遠されてしまうことも。
なかには、自分が極端な傾向があると悩んでいる人もいらっしゃるかもしれませんね。そこで、本記事では極端な人の特徴や極端な人の抱えやすい問題、極端な人への対処法を紹介します。
極端な人の性格とは? 特徴を紹介
それではさっそく、極端な人の性格について紹介します。当てはまる特徴や言われたことのある人は、極端な傾向があるのかもしれません。ぜひチェックしてみてくださいね!
1:情緒が不安定
極端な傾向にある人のなかには、情緒が不安定になりがちな人も多いです。例えば、恋愛においては「メンヘラ」気味な傾向があるかもしれませんね。自分の相手をしてくれない恋人に対して「仕事と私、どちらが大切なの!?」と怒ったり、数分連絡が返って来なかったら「もう私のこと好きじゃないんでしょ!」と泣いてしまったりすることも。
2:完璧主義の傾向がある
完璧主義の傾向がある人も極端な人だと言われます。完璧主義ということは、物事を0か100かで捉えるということです。やるならやる、やらないならやらないというように両極端の選択肢しか頭にありません。
3:こだわりが強い
完璧主義の傾向と重なりますが、やると決めたらこだわり続けることも極端な人の性格といえるかもしれませんね。
4:人と意見が合わない
0か100かの考え方をしがちな極端な人は、他の人との意見が合わない場合があります。他の人は0か100以外の選択肢も持っているからかもしれませんね。
極端な人が抱えやすい問題とは?
極端な人の特徴として、人と意見が合わないことを紹介しました。極端な人は、このようなことから人間関係においてトラブルを抱えやすいようです。
そこで、ここでは具体的にどんな問題を抱えやすいのか、一緒に見ていきましょう。
1:恋人との喧嘩が絶えない
極端な人は情緒が安定しなかったり、相手との意見が合わない場合でも自分の意見を譲れないことが多いです。そのため、恋人とは喧嘩してしまいがちな傾向があります。
2:人と協力する仕事が苦手
極端な人は、考え方や捉え方が一方にはなはだしく偏っているため、人と協力する仕事が苦手な傾向にあります。また、極端な人の意見は偏っているため、マイノリティである場合が多いです。
仕事においては、マジョリティの意見が優先されたり取り入れたりすることが多いといえるでしょう。そのため、マイノリティな極端な人の意見は採用されない可能性が高いです。
しかし、考え方が0か100かの極端な人はその分こだわりも強く、譲れない人が多いことも。そのため、人と協力することが苦手で、一匹狼になってしまうことがあります。
3:孤独を感じやすい
極端な人の考え方は、周りの人の考え方と異なる部分が多いです。そのため、周りからは風変わりな人だと思われやすい可能性があります。変わり者だと思われながらのコミュニケーションとなるため、そこにはどこか他人行儀な空気が漂うでしょう。
極端な人の良いところとは?
ここまで、極端な人の特徴や抱えやすい問題について紹介してきました。なんだかネガティブな要素が多いなと感じた人もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、それだけではありません。極端な人には長所もあります。そこでここでは、極端な人の良いところを見ていきましょう。
1:中途半端なことはしない
極端な人は、白黒はっきりつけたいという気持ちが強いです。そのため、一度決めたら物事を途中で投げ出したりはしません。また、良くないことは「だめだよ」と指摘できる人が多いようです。自分の軸をしっかり持っているということなのではないでしょうか。
2:自己実現力が高い
極端な人は、一度決めたらやり遂げる実行力を持っている人が多いです。そのため、ときにはストイックになりがち。ですから、自分の目指す目標に向かって努力することができます。
3:自分の個性を持っている
人に馴染めずに悩みを抱えることも多い極端な人。しかしそれは、反対にいえば自分の譲れない個性を持っているということでもあるのではないでしょうか。没個性にならない自分の信念がある人は、周りからとても魅力的に思われます。
極端な人への対処法とは?
ポジティブな面もネガティブな面も表裏一体です。しかし、なかには融通が利かない極端な人に振り回されて苦労している人もいらっしゃるかもしれませんね。
そこで、最後に極端な人との上手な付き合い方について一緒に考えていきましょう。
1:考え方・捉え方がそもそも違うことを理解する
どんなに言葉を尽くしても、意見が並行してしまうときはあるものです。ヒートアップして、言葉遣いがあらくなってしまうこともあるかもしれません。
そんなときに意識したいのは、考え方や捉え方は千差万別で必ず分かり合えるものではないということ。
自分には理解できない考えがあるように、相手にも受け入れられない考え方はあるはずです。そのことを忘れずに相手と向き合うように心がけましょう。
2:距離を置く
意見の合わない極端な考え方の持ち主とは、思い切って距離を置くことも対処法の一つだといえるでしょう。しかし、事情があって距離を置きたくてもできないこともありますよね。そんなときは、一時的にでも構いません。しばらく時間を置くことで、改めて冷静に考えられるようになります。
3:「違う」ということをポジティブに受け止める
誰もが同じ意見だったら、意見をまとめる手間がなく楽かもしれませんね。しかし、それでは世界にさまざまな人や文化がある意味も無くなってしまうのではないでしょうか。
ひとりひとり違うからこそ、この世界は面白いのです。その違いを楽しんでみるのも有意義な時間なのではないでしょうか。
最後に
本記事では、極端な人の特徴や抱えやすい問題、対処法などを紹介しました。一見ネガティブな要素が多いように思われがちな極端な人ですが、実はユニークでポジティブな一面も持っているのが特徴です。
人と違う意見、ユニークな考え方を持っている人の話はおもしろいですよ。ぜひ、いろんな方との対話を楽しんでみてくださいね!
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